








★行儀状・初心躾方懐宝[童蒙行儀状] 【作者】徳嵩庄右衛門書
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★行儀状・初心躾方懐宝[童蒙行儀状]
【判型】半紙本1冊。縦248粍。
【作者】徳嵩庄右衛門書。
【年代等】文政6年1月書。
【備考】分類「往来物」。表紙に「万福懐宝読物」と記した手習本で、前半に「童蒙行儀状」、後半に「初心躾方」を収録する。「童蒙行儀状」は、書名の通り子供のための教訓書で、「手習は諸芸之始、修身之元、生々世々随身の宝也。親々の慈悲を以登山仕、難有次第と厚可存。筆墨紙等費無之、仲間貸借停止、鳥目・刃物懐中すべからず…」と書き始めて、起床から就寝までの一日の生活の中での行儀作法全般を記した往来。起床後の身支度や礼拝・挨拶、寺子屋への登校時の挨拶や態度、学習中の心得、学問出精など説き、最後に「寸陰を惜み、無懈怠励、未熟無之様、可抽出精之状、仍如件」と結ぶ。また、後半の「初心躾方」は礼法の心得で、「夫(それ)人は天地之玉物。かるがゆへに仁義礼智信を本とせよ。中にも礼儀は猶重し。其身いやしく持なさず、世の我辱めをとらざるは、是孝の元ぞかし…」で始まるほぼ七五調の文章で、庶民礼法のあらましを説いた往来物。子どもに躾を教えないのは親の誤りであり、身の嗜みとして食礼を始めとする礼法を知らなくては世間に通用しない旨を述べたうえで、膳部(飯・汁・菜・魚・膾の食べ方、膳の向かい方、膳の渡し方、粥・湯漬・吸物・海魚・川魚・引き落とし・向こう付け・精進物・鷹の鳥の食べ方)や酌盃・肴等の作法のほか、祝言の忌み言葉、床の掛物や立花の見方、茶の飲み方、三つ足台の出し方、袴等の着方、手紙の書き方、屏風の立て方、碁盤の出し方、五色の誉め言葉などを順々に述べる。また、人前での言動に関する心得や、正直・孝行その他の人倫に言及するほか、「年寄ての骨折、若き者の骨惜」「若衆の仏法ざた、若き女の見物ずき」など非行の数々を列挙し、「欲をはなれて兎に角に、世をば大事におくるべし」と結ぶ。なお、本書は、信州水内(みのち)郡松代御領分鬼無里(きなさ)上組南牧川村住人・和田礒吉旧蔵書(鬼無里村は現在の長野県上水内郡山村)。作者については未詳。
04教ギョウギジョウ・ショシンシツケガタカイホウ・ドウモウギョウギジョウ★【往来物】57 SE00402
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