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★雲井のかり(宮南耕斎)
¥2,000
★雲井のかり(宮南耕斎) 【判型】大本1冊。縦269粍。 【作者】宮南耕斎作・書。 【年代等】天明8年5月刊。[大阪]浅野弥兵衛ほか板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。『雲井のかり』は、『大阪出版書籍目録』によれば、作者は宮南耕斎、板元は藤屋弥兵衛で、天明7年8月出願。底本の刊記等とほぼ一致しており、底本を本書に比定し得る。巻頭に「はるあきの雲井のかりもとヾまらず、あき風に初かりがねぞきこゆなる、たが玉づさをかけてきつらん、たが玉章の主しの関守」と『新古今和歌集』の紀友則の古歌を引いた一文を掲げ、続いて、並べ書きや散らし書きの女子消息文を掲げた往来物。具体的には、まず、新年祝儀状、如月の風情を伝える文、梅花の盛りを伝える文、弥生祝儀状など、季節折々の書状や、伊勢参宮につき留主を詫びる文や土産物礼状、婚礼祝儀状など種々の用件の手紙など合計15通を掲げ、続けて、『源氏物語』賢木巻・須磨巻からの消息文等、さらに、長文の横文形式で綴った卯の花の季節の手紙(往復文)を掲げた後で、古歌を下敷きにした「おく霜もしづごころなう秋風も…」で始まる季節の文や、草花と和歌の贈り物の礼状など8通を掲げる。SE03416
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★女年中用文章(『女万宝大和文林』改題本・2種)
¥7,400
★女年中用文章(『女万宝大和文林』改題本・2種) 【判型】大本1冊。収録順に縦252・254粍。 【作者】沢井随山作・書。下河辺拾水画。 【年代等】安永4年9月官許。天明7年1月新刻(刊記)。文化10年1月改題・求板。[京都]須原屋平左衛門板。 【備考】分類「往来物」。同板2種を全冊袋綴じ展開収録。うち1本は天明7年の刊記を付すが実際は文化頃の刊行と思われる。『女年中用文章』は、天明7年刊『〈女要躾方・伊勢物語・天明新刻〉女万宝大和文林〈女年中用文大全〉』の本文のみを抜粋した改題本。同書本文の全てを採って新たに目録を付した。「年の始の文」から「歳暮の文」までの86通を収録し、上・中・下の3部に分かち、上之部は四季・五節句の文と吉凶事に伴う文(病気見舞・婚礼祝儀等)から成る47通、中之部は吉凶事およびその他諸事に伴う手紙文9通、さらに、下之部で再び「初春の文」以下30通の四季・五節句、その他諸用件の手紙を掲げる。本文を概ね大字・6行・ほとんど付訓で記す。同一主題の文章を重複して収録するのは、上・中之部を主に上輩・貴人向けの手紙、下之部を同輩・下輩向けの手紙と想定して編んだためであろう。頭書に「伊勢物語」「源氏物語目録」、前付・後付に「女中言葉遣」「女の名つくし」「婚礼の本」「しみ物おとしやう」「七夕の歌」「九九の次第」「知死期繰やうの本」などの記事を載せる。SE03400
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浅間乃記・女消息往来・武家諸法度(天和令)
¥1,000
浅間乃記・女消息往来・武家諸法度(天和令) 【判型】半紙本1冊。縦195粍。 【作者】藤原光広(烏丸光広・黄)作。竜渕堂暘演書(武家諸法度)。 【年代等】天明7年9月、竜渕堂暘演書。天保13年5月書(女消息往来)。 【備考】分類「往来物・香道」。袋綴じ展開収録)。便宜上08社会科往来に分類。本書は、烏丸光広作の紀行文「浅間乃記」と、「女消息往来」「武家諸法度(天和令)」の2つの往来物を合本した写本。「浅間乃記」は「おほよそ香にめづる思をたてゝこのましう侍るは、むかしいまのことなるべし。黄熟紅塵は聖武の御時つたはり、どのゝち十種の香などいひしろひつゝ世にもてあそびし。こなたまた追加して名香六十種ばかりにもやあまりけん…」と起筆し、種々の名香や東山殿(足利義政)御物名香「浅間」の由来などを記した文章で、末尾に詩歌4首を付す。「女消息往来」は、「凡婦人女子の玉章は、一筆文して申上、示しまいらせ候、御書拝見、御消息拝し上、御細々との御文被下、御文の様返々眺入参らせ候…」で始まる文章で、女子消息文に多用する語句などを列記した往来物で、高井蘭山作、文化2年刊『〈七夕歌尽〉女消息往来』の本文とほぼ同内容。「武家諸法度」は、5代将軍綱吉治政の天和3年に発布された武家諸法度(天和令)で、養子及び殉死禁止の条項が追加され、人質追放・死刑の条項が削除されたほか、従来の冒頭「文武弓馬に励む」を「文武忠孝、礼儀正しく」と修正してある。SE03358
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★松花堂明月帖(天明元年)
¥2,000
★松花堂明月帖(天明元年) 【判型】大本1冊。縦269粍。 【作者】松花堂昭乗(惺々坊・惺々翁・滝本坊)・法童坊孝以書。 【年代等】天明元年5月刊。[京都]近江屋七郎兵衛ほか板。 【備考】分類「往来物・書道」。袋綴じ展開収録。『松花堂明月帖』は、松花堂昭乗とその門弟の法童坊孝以の筆蹟を上梓した薄墨の陽刻手本。前半は松花堂昭乗の詩歌、後半は、「立秋」「早秋」「七夕」「秋興」と題した詩歌集。SE03350
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商売往来(江戸中期・半紙本3種)
¥1,300
商売往来(江戸中期・半紙本3種) 【判型】半紙本1冊。縦214・225・225粍。 【作者】堀流水軒作。 【年代等】江戸中期刊。収録順に江戸中期刊[大阪]正本屋小兵衛板、江戸中期刊[大阪]勝尾屋六兵衛板、天明2年以前刊・刊行者不明。 【備考】分類「往来物」。江戸中・後期刊の半紙本『商売往来』3種を全冊袋綴じ展開収録した。『商売往来』は、「凡、商売持扱文字、員数、取遣之日記、証文、注文、請取、質入、算用帳、目録、仕切之覚也…」で始まり「…恐天道之働者、終富貴繁昌、子孫栄花之瑞相也。倍々利潤無疑。仍如件」と結ぶ文章で、商業活動に関する(1)商取引の記録文字等、(2)貨幣名、(3)商品、(4)商人生活の心得の4分野について記した往来。特に(3)商品が占める紙幅が大きく、しかもその殆どを類別の商品名(語彙)の形で掲げるのが特徴。その内訳は、被服73語、食品・食物23語、家財・家具・雑具70語、薬種・香料45語、武具38語、動物(主として魚介)43語、その他4語となり、合計296語を収録。日常に必要な商品名を列挙するため、結果としてこの分野は生活関係語彙集としての役割も果たしたと思われる。最後の商人心得は、勤勉・正直・節倹の諸徳に重点を置いて諭しており、商人のみならず四民に通ずる教訓となっている。本文・付録記事は、収録順に次の通り。 (1)『商売往来』(正本屋板)は、『商売往来』の本文を5行・無訓(例外的に数カ所付訓)で綴り、見返しに「小うたひ諷やう」、裏見返しに「不成就日・願成就日」「十干十二支」「月異名」を収録。(2)『商売往来』(勝尾屋板)は、『商売往来』の本文を4行・無訓(例外的に数カ所付訓)で綴り、見返しに「天子の御言葉」「商売始りの事」、裏見返しに「九々のかず」「不成就日」を収録。(3)『〈寺子みやげ〉商売往来』は、『商売往来』の本文(堀流水軒筆の元禄板に酷似した筆跡)を4行・付訓(例外的に数カ所付訓)で綴り、付録記事なし。SE03306
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★都路記[東海道往来]
¥1,400
★都路記[東海道往来] 【判型】大本1冊。縦276粍。 【作者】百瀬耕元(久継)書。 【年代等】天明7年10月、品川政常(耕冬)跋・刊。[江戸]三崎屋清吉板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。『都路記[東海道往来]』は、流布本『東海道往来』を大字・3行・無訓で認めたもの。跋文に「此文世に多しといへども、いまだ(耕元)先生の書体なし」と記すように、百瀬流手本として初めて上梓された『東海道往来』であった。『東海道往来』は、『宝暦四年書目』に載る岡芳玄作『東海道往来』が初板本と思われるが未発見。また、後世流布本の最初と思われるのが、『江戸出版書目』に載る安永八年頃刊の『東海道往来』(花屋板)である。内容は、「都路は、五十余にみつの宿、時得て咲や江戸のはな、浪静なる品川や、頓(やが)てこえくる河崎の、軒端(のきば)ならふる神奈川は…」で始まる七五調・文字鎖の文章で東海道五三次の宿駅名を列記し、最後に女文形式で「…はなのにしきの九重に、こゝろうきたつみやこそと、君の寿きいわゐたりけり。かしく」と結ぶ。SE03275
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★松山往来(年代不明・3冊本)
¥9,840
★松山往来(年代不明・3冊本) 【判型】大本3巻3冊。収録順に縦267・267・276粍。 【作者】鈴木惣右衛門作(三次本による)。筆者不明。 【年代等】天明6年4月作(三次本による)。書写年不明(江戸後期カ)。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。『松山往来』は、12カ月の往復文、すなわち長短24通の消息文形式で、松山の地理・歴史・産業・文化・風俗等について記した往来物。第1状は「新歳之嘉祥、千里同風、雖事旧候…」で始まり「…頼存候。恐惶謹言/孟春十五日」と終わる文章で、城中新年儀式(元日)のあらましを記す。以下、第2状は正月3日以降の新年諸行事、第3状は息子の手習手本の依頼、第4状は2月以降の諸行事・祝膳、第5状は領内遊覧の勧めと領内の紹介で、以下、領内各地の名所旧跡・名物・歴史・故実・年中行事・風俗・学問・文化・産業・諸職などを織り交ぜながら詳しく述べ、最後の第23・24状で領内の郡名・村名を列挙する。地誌型往来として記述の詳細さや内容の豊富さは注目すべきであろう。また第3状では、世間には『庭訓往来』『江戸往来』『都往来』『風月往来』など種々の手習手本があるが当用でない内容も含まれるので、まずは遠きを求めず手近な事柄を学ばせたいという作者の往来観も垣間見られ興味深い。底本は、以上の本文を大字・4行・無訓で記す。なお『松山往来』の最古本は、寛政11年写本(小泉旧蔵書)である。SE03265
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★〈新板頭書〉万世江戸往来[自遣往来]
¥1,400
★〈新板頭書〉万世江戸往来[自遣往来] 【判型】中本1冊。縦188粍。 【作者】不明。 【年代等】天明4年1月刊。[江戸]西村屋与八(永寿堂)再板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。『〈新板頭書〉万世江戸往来[自遣往来]』は、寛文9年刊『江戸往来』の本文を6行・付訓で記し、前付に「諫鼓苔深鳥不驚」「御代泰平の和歌」の図と「今川了俊故事」を掲げ、頭書び「諸礼指南抄」「隅田川往来」「十二月異名」を載せる。『江戸往来』は、『江戸往来[自遣往来]』は、全編1通の手紙形式で、年始の挨拶、江戸城内における年始の儀式等の様子、諸国より流入する土産・菓肴・衣服・器財・舶来の品々、江戸の広さおよび町々の方角と士庶の住居が密集する様、玉川上水の開削により明暦年間には江戸市中に十分な水が供給されるようになったこと、また、万治年中の両国橋の完成、さらに不忍池遊興の状況を述べて御代の泰平を謳歌して締め括る。SE03255
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太平江戸往来[自遣往来・広楽江都往来](宝暦板系統・7種)
¥3,600
太平江戸往来[自遣往来・広楽江都往来](宝暦板系統・7種) 【判型】中本1冊。収録順に縦185・184・187・180・182・181・182粍。 【作者】不明。⑤⑥⑦は永寿堂序。 【年代等】①②宝暦8年8月開板。明和3年刊[江戸]山本小兵衛(丸屋小兵衛・豊僊堂)板、③宝暦8年8月開板。天明元年8月再刊[江戸]西村屋与八(永寿堂)板、④宝暦8年8月開板。天明元年8月再刊。寛政8年5月改正・再刊[江戸]西村屋与八(永寿堂)板、⑤⑥⑦文化2年2月再刊[江戸]西村屋与八(永寿堂)板。 【備考】分類「往来物」。同板または類書7種を全冊袋綴じ展開収録した(一部、見開きに合成)。題簽題は、①②「〈再板〉太平江戸往来」、③不明、④「〈再板〉太平江戸往来」、⑤⑥⑦「〈文化再板〉太平江戸往来」、見返題「広楽江都往来」。『太平江戸往来[自遣往来]』は、寛文9年刊『江戸往来』の本文に前付や頭書などを加えた中本の往来物(①は本文のみだが、題簽の記載から本来は前付が存したと考えられる)。①②③は、前付に「上野東叡山寛永寺」「諸礼之図抄」を付す。④は、前付に「上野東叡山寛永寺」「諸礼之図抄」、後付に「江戸神社祭礼略記」「所々参詣之記」を付す。⑤⑥⑦は、前付に「鶴亀・松竹梅の図」「始皇帝故事」、頭書に「江都年中行事」「江戸名所いろは寄」「江戸近辺六阿弥陀」「江戸六地蔵巡」を収録する。SE03217
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★〈寺子重宝・名所文絵入〉新撰大和往来[大和名所往来](文化13年)
¥3,400
★〈寺子重宝・名所文絵入〉新撰大和往来[大和名所往来](文化13年) 【判型】大本1冊。縦262粍。 【作者】不存斎白鳥作・書。 【年代等】天明7年初刊。文化13年9月求板。[京都]鉛屋安兵衛板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。『〈寺子重宝・名所文絵入〉新撰大和往来[大和名所往来]』は、大和国の名所旧跡等を記した往来。頭書に多彩な往来を盛り込み一種の合本科往来の趣を持つ。「夫、大和一国中は神武帝より代々の帝所々へ宮居ましませし国なれば、名所・古跡多く、神社仏閣頗多し。其名跡霊跡等具(つぶさ)に書集て其志を達せんとおもはん人々委鋪(くわしく)順覧させん事を願ふ…」で始まる文章で、京都・伏見街道・稲荷明神・藤の森神社から玉井寺・東観音寺・木津川・笠置山・柞杜(ははそのもり)・西大寺・唐招提寺・薬師寺・般若寺・東大寺・春日大社・三笠山・興福寺・三輪大明神・長谷寺・多武峰(とうのみね)・大織冠鎌足公廟・吉野山・法隆寺・竜田川・葛城明神・橘寺・飛鳥・橿原(かしはら)等々を歴覧し、さらに紀州和歌浦・紀三井寺・粉川寺、河内観心寺・叡福寺・道明寺・天王寺・住吉明神・大坂城下を経て京に戻るまでの沿道の名所・古跡の景趣・縁起・古歌・名物・風俗などを紹介する。内容が豊富で、大和一国のみならず周辺諸国にも言及するのが特徴。本文を大字・6行・付訓で記し、主要名所の風景画を頭書に載せる。前付・頭書に「奈良春日図」「和州初瀬景」「十二月之異名」「商売往来」「小野篁歌字尽」「七伊呂波」「廿四孝絵抄」「大日本国尽(郡附)」「書初乃詩歌」「小笠原諸礼之図式」「百官名尽」「東百官」「京町づくし」「〈西山名所〉嵯峨野の秋」を収録する。SE03200
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★〈寺子重宝・名所文絵入〉新撰大和往来[大和名所往来](天明7年)
¥3,600
★〈寺子重宝・名所文絵入〉新撰大和往来[大和名所往来](天明7年) 【判型】大本1冊。縦266粍。 【作者】不存斎白鳥作・書。 【年代等】天明7年刊。[京都]菊屋安兵衛(鹿野安兵衛・菊英館)板。 【備考】分類「往来物」。『〈寺子重宝・名所文絵入〉新撰大和往来[大和名所往来]』は、大和国の名所旧跡等を記した往来。頭書に多彩な往来を盛り込み一種の合本科往来の趣を持つ。「夫、大和一国中は神武帝より代々の帝所々へ宮居ましませし国なれば、名所・古跡多く、神社仏閣頗多し。其名跡霊跡等具(つぶさ)に書集て其志を達せんとおもはん人々委鋪(くわしく)順覧させん事を願ふ…」で始まる文章で、京都・伏見街道・稲荷明神・藤の森神社から玉井寺・東観音寺・木津川・笠置山・柞杜(ははそのもり)・西大寺・唐招提寺・薬師寺・般若寺・東大寺・春日大社・三笠山・興福寺・三輪大明神・長谷寺・多武峰(とうのみね)・大織冠鎌足公廟・吉野山・法隆寺・竜田川・葛城明神・橘寺・飛鳥・橿原(かしはら)等々を歴覧し、さらに紀州和歌浦・紀三井寺・粉川寺、河内観心寺・叡福寺・道明寺・天王寺・住吉明神・大坂城下を経て京に戻るまでの沿道の名所・古跡の景趣・縁起・古歌・名物・風俗などを紹介する。内容が豊富で、大和一国のみならず周辺諸国にも言及するのが特徴。本文を大字・6行・付訓で記し、主要名所の風景画を頭書に載せる。前付・頭書に「奈良春日図」「和州初瀬景」「十二月之異名」「商売往来」「小野篁歌字尽」「七伊呂波」「廿四孝絵抄」「大日本国尽(郡附)」「書初乃詩歌」「小笠原諸礼之図式」「百官名尽」「東百官」「京町づくし」「〈西山名所〉嵯峨野の秋」を収録する。SE03199
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★〈頭書絵入〉国尽倭文章
¥1,400
★〈頭書絵入〉国尽倭文章 【判型】中本1冊。縦179粍。 【作者】不明。 【年代等】天明4年1月刊。[江戸]村田屋治郎兵衛(栄邑堂)板。 【備考】分類「往来物」。安永2年刊『〈御称号・曲輪長歌〉女文国尽し』所収の「女文国つくし」とほぼ同文の往来物。「よし芦原の秋津洲の、千々に別れし浦山を、つたなき筆にて書つゞりまいらせ候。先、我国を大日本千五百秋(チイホアキ)瑞穂の国と申侍るかな…」で始まる七五調の国尽。冒頭から『古事記』の「豊葦原之千秋長五百秋之水穂国」に基づく日本国の美称など日本神話由来の知識や故事来歴に触れながら畿内七道毎に国名を列挙し、最後に「…君しがらみとせきとめぬ、泪とゝもにしらぬ日の、つくしの露と消させ給ふ、御霊は雲井に鳴神の、北野の社に跡垂(アトヲタレ)、筆を守の神と君、実(ゲニ)有難き御代かな」と結ぶ。本文を6行・付訓で記す。見返・前付に「北野天満宮御神託」「『伊勢物語』「時知らぬ山は富士の嶺…」の和歌」を掲げ、頭書に「吉書始詩歌」「七夕の詩歌」「歌書仮名遣」「万折形図式」を載せる。SE03176
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★〈日用文通〉筆家用文世界蔵
¥2,000
★〈日用文通〉筆家用文世界蔵 【判型】大本1冊。縦260粍。 【作者】梅月堂作。井上某書。改編者不明(板元カ)。 【年代等】天明元年5月刊。[京都]菱屋治兵衛板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録(見開き図再掲)。『〈日用文通〉筆家用文世界蔵』は、宝暦7年刊『倭文通錦字箋』のうち、末尾3分の1(例文では「八朔祝儀状」以下18通)を削除した改題本。本文を大字・4行・付訓で記す。収録部分のほとんどが『倭文通錦字箋』と同じだが、収録箇所の最終丁では頭書を「手形証文次第」から「篇冠沓構字尽」に変更し、「八朔祝儀状」の冒頭2行を刊記に改めた。なお、『〈書札大成〉倭文通錦字箋』は「新年祝儀状」から「書状ならびに唐墨の礼状」までの51通を収録した用文章。太々講・参宮の留守見舞に対する礼状や四季の書状を始め、元服祝儀状・知音所望状・家督相続祝儀状・痘瘡見舞礼状・平産祝儀状・診察依頼状・有馬入湯餞別状・留守中世話依頼状・神事見物誘引状・三幅対借用状・饗応礼状・出火見舞状等から成る。本文を大字・4行・付訓で記す。前付に「天満宮由来」「祇園社絵図」「異国人物(大明~長臂国)」「筆道指南大成」「四恩之図説」「王羲之略伝」、頭書等に「書札法式大概」「諸礼法式大概」「立花砂物并生花」「小野篁歌字尽」「七津伊呂波」「手形証文次第」「日本国尽」「百官名字尽」「東百官名字尽」「人の名字づくし」「篇冠構字尽」「小笠原流折形」「年号用字尽」「十干十二支図」などを掲げたもの。SE03083
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★長雄通俗文章(2種)
¥4,240
★長雄通俗文章(2種) 【判型】大本1冊。収録順に縦272・254粍。 【作者】天明板:中村東雲書、寛政板:長雄東雲書。東楽(法道)跋。 【年代等】天明板:天明8年7月書・刊。[江戸]大和田安右衛門板。寛政板:寛政10年1月跋・刊。文化元年5月後印。[江戸]西村屋与八板。 【備考】分類「往来物」。天明板とその増補改編本である寛政板の2種を全冊、袋綴じ展開収録した。寛政板の目録に従えば、天明板は、「(い)貴人え上る年頭状」から「(か)貴人え上る寒気見舞」までの14通と、「(く)寒中見舞状」の1通の合計15通の消息文と、「(こ)奉公人請状之事」と「(こ)年季奉公人請状之事」「(え)家屋敷売渡し証文」の証文例文3通を収録した往来物。消息例文を大字・4行・概ね付訓、証文例文を大字・5行・概ね付訓で記す。長雄流手本での付訓は稀。書名は、柱の「俗」と『江戸出版書目』の記載により推定。また、寛政板は、天明板に消息例文15通と証文文例6通を増補し、「(い)貴人え上る年頭状」から「(ま)金談申訳之手紙」までの30通と、「(け)金子借用証文」から「(き)田畑小作質地証文」までの9通の合計39通を収録する。巻頭に目録を掲げ、各書状に「い・ろ・は…」の丸付き文字を添え、検索の便を図っている。SE03082
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★いろは(猨山周暁・天明5年)
¥2,000
★いろは(猨山周暁・天明5年) 【判型】大本1冊。縦271粍。 【作者】猨山周暁(江戸川周暁・竜池・不言斎・直江周暁)書。 【年代等】天明5年夏書・刊。[江戸]山崎金兵衛(山金堂)板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。猨山周暁書、天明5年刊『いろは』は、「いろは」と「数字(単位)」を大字で綴った陰刻手本。「い」~「す」、「一」~「十・百・千・万・億」までの文字を半丁1行、1行2字大で記す。SE03009
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〈闢邪必読〉五月雨抄[切支丹五月雨抄]
¥1,720
〈闢邪必読〉五月雨抄[切支丹五月雨抄] 【判型】中本4巻附録1巻2冊。縦177粍。 【作者】三浦安貞(梅園・寸武)作・序。柴田花守補(増訂)。鵜殿正親題言。 【年代等】天明4年5月、三浦寸武序。明治5年1月刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。 【備考】分類「キリスト教」。三浦梅園が天明4年に著した草稿を、慶応4年に二子山人が清書して上梓したもの。内容は、我が国における耶蘇教の由来事歴等を記したもので、自序に「五月のふりつゞき訪ひ来る人も稀なるまゝ…」とあることから「五月雨抄」と名付けたのであろう(『国書解題』参照)。 SE02979
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作詩志彀[北山先生作詩志彀]
¥1,940
作詩志彀[北山先生作詩志彀] 【判型】半紙本1巻付録1巻合1冊。縦225粍。 【作者】山本北山(喜六・信有・奚疑主人)作。雨森牙卿(宗真・牛南・麟齋)校。 【年代等】天明2年9月、山田正珍(宗俊)序。天明2年11月、高井邦淑跋。天明3年刊。[江戸]須原屋伊八(青黎閣)板。 【備考】分類「漢詩」。本文47項、付録3項から成り、漢詩の平仄・句法・詩体・押韻・詩趣・用語等について見解を述べる。論議の主眼は、当時詩壇に強い影響を与えていた古文辞派(荻生徂徠の学統)の詩風を批判することにあり、古文辞派の盛唐詩尊重の擬古主義を模擬剽窃ときめつけて、自己の真情を吐露するところに、たとえ拙くとも清新な詩が生まれると説く(「日本古典文学大辞典」参照)。SE02964
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西国順礼歌・西国順礼三十三所御詠歌(刊本3種)
¥1,000
西国順礼歌・西国順礼三十三所御詠歌(刊本3種) 【判型】小本・中本3冊。縦150・156・174粍。 【作者】春曙画(明治9年板)。 【年代等】刊行年順に、天明6年12月刊。[京都]吉野屋甚兵衛板/明治初年刊。[京都]永田調兵衛板/明治9年刊。[京都]大谷甚兵衛板。 【備考】分類「歌謡」。西国三十三所霊場の御詠歌(順礼歌)を載せた小冊子。観音霊場順礼の際の仏教歌謡は江戸中期までは「順礼歌」と呼ばれ、江戸後期に入って「御詠歌」と呼ばれるようになったらしい。 SE02945
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古方便覧
¥1,740
古方便覧 【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。 【作者】六角重任(ロッカクシゲトウ・六角主計カズエ・毅夫)作・書。吉益東洞(ヨシマストウドウ・為則)校・序。 【年代等】天明元年11月、新崎国林(丈庵)序。天明2年9月初刊。文化3年春再刊。[大阪]高橋平助ほか板。 【備考】分類「医学」。『古方便覧』は、江戸時代に医師の間で初心者にも経験者にも、最も普及した書物であり、簡明で理解しやすい書物として古来定評がある。江戸時代に広く読まれた医書。薬の調合法および効能について記されている。方派が使用する処方集。傷寒論など数種類の医書から必要とする処方の抜粋と近似の処方ごとにまとめたもの(国文学研究資料館DB)。SE02913
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こゝろの百首(古々呂能百首・心百首)
¥1,400
こゝろの百首(古々呂能百首・心百首) 【判型】大本1冊。縦269粍。 【作者】久保倉弘政作・序。花鳥軒跋。 【年代等】天明5年12月自序。天明6年1月跋。同年7月刊。[伊勢山田]著者蔵板。 【備考】分類「和歌・教訓」。著者は生没年未詳の伊勢の歌人。神宮禰宜。本姓、橘。 SE02825
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国号考
¥1,060
国号考 【判型】大本1冊。縦257粍。 【作者】本居宣長作。 【年代等】天明7年秋刊。[京都]銭屋理兵衛ほか蔵板。[伊勢]柏屋兵助ほか売出。 【備考】分類「国学」。「大八嶋国(オオヤシマクニ)」「葦原中国(アシハラノナカツクニ)」「夜麻登(ヤマト)」「倭の字」「和の字」「日本」「豊また大てふ称辞(タタエコト)」の7項目にわたり、わが国古来の呼称について、語義や由来を詳細に考証した書。和漢にわたり博引旁証、文献学的学風を発揮し、その考証の過程に見るべきものがある(「日本古典文学大辞典」参照)。SE02806
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国号考
¥1,060
国号考 【判型】大本1冊。縦257粍。 【作者】本居宣長作。 【年代等】天明7年秋刊。[京都]銭屋理兵衛ほか蔵板。[伊勢]柏屋兵助ほか売出。 【備考】分類「国学」。「大八嶋国(オオヤシマクニ)」「葦原中国(アシハラノナカツクニ)」「夜麻登(ヤマト)」「倭の字」「和の字」「日本」「豊また大てふ称辞(タタエコト)」の7項目にわたり、わが国古来の呼称について、語義や由来を詳細に考証した書。和漢にわたり博引旁証、文献学的学風を発揮し、その考証の過程に見るべきものがある(「日本古典文学大辞典」参照)。SE02806
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孔子正学竜園正名録[孔子正学正名録]
¥4,880
孔子正学竜園正名録[孔子正学正名録] 【判型】大本4巻付録1巻5冊。縦265粍。 【作者】座光寺南屏(源為祥タメヨシ・三蔵)作・序。山本定之(南城)・小池益(八華)校。 【年代等】天明5年6月自序。寛政11年5月、山本定之(子正)序。寛政11年6月、小池益(子方)跋。寛政11年6月刊記。寛政12年1月、平紀雄(天竜)序・刊。[甲州八代郡市川]座光寺三蔵蔵板。[江戸]足利屋勘六売出。 【備考】分類「漢学」。袋綴じ展開収録。「正名(名をただすこと。名称を正すこと。大義名分を明らかにすること。孔子が国家を治める手段として君臣父子の名分を正すことを重視したことから、儒学では正名論が盛んであった)」、すなわち、事物の実質を正確に認識する称呼を保持することを重視する立場から儒学上の重要な概念を述べた書。1巻は、「道徳」「仁義」「智」「聖」「孝弟」「忠信」の6項。2巻は、「礼楽」「恕誠」「中庸衷」「公私」「正直」「善良」「恭敬」「謙譲遜不伐」など11項。3巻は、「元亨利貞」「天命」「太極」「妙」の4項。4巻は、「五行」「鬼神」「性情」「才」「心」「志」「意」「思慮」など21項。5巻(付録)は、「名辯」「博辯」「和漢音義東韻二則」の3項。以上、合計45項について述べる。また、本書1巻見返に「此書は学問の大秘密、天帝の法言を、先王文字に制し、孔子の大聖なるも述而不作所の正名に而、後儒の猥に自作して王制の教を不免所の正名に異なれば、読人学問神妙不測に入て、二千年来、和漢の諸大儒の不知聖々その意を知り、或は聖人伝来の説と後世自作の説と不分を分、或は聖言の注疑はしく何れの書にも無之を覚知して知天、知恥、言行不制して慎み至り、君子の儒、万物の霊たるを各自得し給ふべし」と記す。なお、市川南屏は市川の南屏で、市川大門の座光寺南屏をいう。南屏は文政元年に84歳で没した。南屏は、狙彿学派の大学者五味釜川の門人で、「孔子正学古正名学」という前人未発の儒学の体系を立てた。『正名録』『孔子正学竜園論語鑑』等をはじめ八十余種を著述した(北杜市ふるさと歴史文学資料館 山口素堂資料室HP参照)。 SE02743
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孝経小解
¥1,540
孝経小解 【判型】大本2巻2冊。縦255粍。 【作者】熊沢蕃山(了介伯継マサツグ)注。 【年代等】天明8年11月、源定環循仲序。天明8年11月刊([江戸]西村源六ほか板)。明治初年後印。[東京]小林新兵衛再刊。 【備考】分類「漢学」。熊沢蕃山(1619-91)による『孝経』の注釈書。平仮名交じり文で書かれた本書は蕃山晩年の学問的業績のひとつで、師中江藤樹の『孝経啓蒙』から影響を受けているとみられる。天明8年(1788)西村源六らにより刊行されて流布した。『孝経』は儒教経典のひとつで孔子とその門人曽子の問答形式をとって孝道を説いたもの。蕃山は江戸時代前期の卓越した学者であると同時に、岡山藩重臣として民政面でも大きな業績をあげた(国会図書館HP)。SE02721