往来物PDFデータダウンロード販売
-
〈三刻〉刊謬正俗
¥1,400
〈三刻〉刊謬正俗 【判型】大本2巻2冊。縦258粍。 【作者】伊藤東涯(源蔵・長胤)作・序。安原貞平校・跋。 【年代等】元禄3年2月自序。延享3年11月、安原貞平跋。明和6年、伊藤善韶序。寛延元年初刊。明和9年3月再刊。寛政7年三刻。[京都]林権兵衛(文泉堂)板。 【備考】分類「文字」。SE02489
-
観音経和談抄
¥1,080
観音経和談抄 【判型】半紙本3巻合1冊。縦225粍。 【作者】不明。 【年代等】元禄16年1月刊。[江戸カ]村田屋板。 【備考】分類「仏教」。『国書総目録』によれば万治4年初刊で、寛文10年板、天和3年板等がある。 SE02483
-
〈勧化因縁〉観音経鼓吹[観世音普門品影響鈔・普門品鼓吹・普門品影響鈔]
¥7,200
★〈勧化因縁〉観音経鼓吹[観世音普門品影響鈔・普門品鼓吹・普門品影響鈔] 【判型】大本6巻6冊。縦257粍。 【作者】不明。 【年代等】元禄5年3月刊。[京都]武田治右衛門ほか板。 【備考】分類「仏教」。袋綴じ展開収録。「観音経」(『妙法蓮華経観世音普門品第25』)の詳細な注釈書。全6巻。1巻は「普門品大意」「経法有三不可尽事」「法華経大本之事」「説法華経時節之事」「経文翻訳之事」「法華翻訳不同之事」など27項、2巻は「諸経名経家語義事」「爾時料簡事」「妙音与観音東西次第義」「無量意菩薩、付タリ名ノ問答」「華厳経十無尽ノ法門ノ事」「釈僧道ノ伝」など35項、3巻は「第五鬼難下、附大千得名事」「夜叉羅刹ハ鬼ノ名ナル事」「沙門行大法家中ノ追出疫鬼」「真諦以千辟像施行鬼王出国境」「約観解明鬼難事」「訖拏迦羅為五人将一人問答」など24項、4巻は「明邪痴之相事」「愚痴与邪見一類摂属」「離之字訓釈」「煩悩即菩提之義」「即之字々訓」「大威神力事」など24項、5巻は「三業冥益顕益ノ沙汰」「方便之力示意義」「三十三身十九説法」「法報恩三身」「二仏二機了簡」「大小二主機」など30項、6巻は「偈頌有無、並嘱累巳下重訳無之義」「闍那三蔵伝」「弘誓深知海菩薩」「心念不空過ノ義」「火坑変成池ノ義」「不能損一毛ノ義」など31項を収録。 SE02477
-
〈浄土真宗〉感嘆鈔
¥1,400
★〈浄土真宗〉感嘆鈔 【判型】大本1冊。縦257粍。 【作者】恵空(得岸・光遠院)作。 【年代等】元禄元年10月作・刊。刊行者不明。 【備考】分類「真宗」。SE02466
-
〈儒仏雑註〉漢語大和故事
¥2,600
〈儒仏雑註〉漢語大和故事 【判型】半紙本5巻5冊。縦227粍。 【作者】遊燕子(蔀遊燕)作。 【年代等】元禄4年4月刊。[大阪]雁金屋庄兵衛板。 【備考】分類「俚諺」。書名角書は別本の原題簽による。SE02436
-
家礼[朱子家礼・文公家礼]
¥2,240
家礼[朱子家礼・文公家礼] 【判型】大本5巻・附図1巻合3冊。縦251粍。 【作者】浅見絅斎(安正)作・跋。田辺楽斎校注。 【年代等】元禄10年12月自跋・初刊。江戸後期後印。[大阪]河内屋喜兵衛板。 【備考】分類「漢学」。延宝3年初刊本の板木が焼失したために元禄期に複刻したもの。『家礼』は、中国・南宋時代に成立した礼儀作法書で、『朱子家礼』『文公家礼』とも言う。第1冊(1巻「通礼」、2巻「冠礼」、3巻「昏礼」)、第2冊(4巻「喪礼」、5巻「祭礼」)、第3冊(家礼図)から成る。SE02412
-
花譜
¥2,900
花譜 【判型】半紙本3巻3冊。縦225粍。 【作者】貝原益軒(損軒・篤信)編・序。 【年代等】元禄7年7月自序。元禄11年9月刊。[京都]永原屋孫兵衛ほか板。 【備考】分類「植物」。植物についての益軒の著述は寛文12年(1672)に「校正本草綱目」の翻刻がなされたときに、その5巻に「品目」「名物付録」を執筆したのに始まる。この頃から自宅で植物栽培を行ってきたと考えられる。元禄7年(1694)には「花譜」が、宝永元年(1704)には「菜譜」が発行された。「大和本草」の刊行はこれに続く宝永6年(1709)のことである。「花譜」と「菜譜」は「大和本草」とともに、300年前にどのような花が植えられ、どのような野菜が栽培されていたかを示す重要な文献である。益軒は農業に興味を持ち、日本最初の農業書と言われる宮崎安貞(筑前国糸島郡女原村)の「農業全書」(1697)の完成に大きく関わっている(中村学園HP)。SE02387
-
金持重宝記[人鏡論](写本)
¥1,000
金持重宝記[人鏡論](写本) 【判型】大本3巻1冊。縦266粍。【作者】大儒性子ショウシ作、足利義政跋、西園寺公藤キンフジ序(仮託)。【年代等】元禄7年板の精写本。長享元年11月足利義政跋、文亀3年1月西園寺公藤序。【備考】分類「教訓」。書名は外題による。本書は貞享4年刊『金銀万能丸』の改題本で、『人鏡論』と改題された後、さらに元禄7年に『金持重宝記』と改題された。義政晩年の長享元年に、本書の作者で儒者の性子、歌人で神道の達人である萩原中将、また、八宗兼学の僧侶である一如上人の3人の人心論議から始まるが、最終的に「仏の道も孔子の教えも悪しきにはあらねど…、我が神国に生をへて神明の誠を弁えぬは皆、畜類なるべし」との萩原中将の主張に納得し伊勢参宮の旅に出る。3人に同行した道無斎は、道中の物語で「金銀万能主義」を繰り返すが、参宮を果たした夜、4人は同じ夢を見、「今日からは神明の誠に徹せよ」とのお告げに感涙を流す。上京後、この経緯を物語に著すとともに、一如上人・性子・道無斎の3人が東国・西国・北国へと布教に出て、神明の誠に基づく正しい世の中に変わっていったという筋書きである。中国明末の三教(儒・仏・道)一致説は、近世日本では一般に神・儒・仏の三教一致として説かれた。儒・仏・道の一致を説いた仮名草子『百八町記』が寛文4年に刊行され、神・儒・仏の混合主義に立つ『和論語』が寛文9年に刊行されたように、17世紀後半には三教一致説はかなり流布しており、また、道無斎の金銀至上主義も当時の風刺と見られることから、東山殿の時代の話というのは全くの架空で、貞享に近い年代の創作と思われる。 SE02382
-
華夷通商考
¥1,540
華夷通商考 【判型】半紙本2巻合1冊。縦223粍。 【作者】西川如見作。 【年代等】元禄8年3月刊。[京都]古川三郎兵衛ほか板。 【備考】分類「外国地誌」。表紙欠。SE02278
-
改正人国記[日本各国風土図説・六十六州人国記](文化10年)
¥2,980
改正人国記[日本各国風土図説・六十六州人国記](文化10年) 【判型】大本2巻2冊。縦250粍。 【作者】関祖衡(せきそこう)(平祖衡・木斎)編・跋。 【年代等】元禄13年5月自跋。元禄14年2月初刊。文化10年再刊。[大阪]浅野弥兵衛ほか板。 【備考】分類「地誌」。袋綴じ展開収録。『人国記』は、北条時頼作と言い伝えるが作者不明。文亀2年(1502)~天正元年(1573)の成立と考えられる。越前の地誌学者・関祖衡が、戦国時代成立の旧『人国記』(序文・跋文で最明寺(北条時頼)作とするが仮託)を補訂し各国の地図を添えた地誌で、日本人の地域性を総説した最古の地図入り文献。各国の住民の気質・風俗の特徴を、士庶別・男女別・地域別に述べたり、それを自然・気候・風土、あるいは言語との関連(地域性を象徴する俚諺を掲げる場合もある)で略述し、各国の位置や地形、また、主要地名を図解(各国の地形により天地左右の方角が異なる)する。また、説明後半部では字下げし「按(あんずる)に…」と起筆して自説を展開するが、この補足部分を含め各国の記述には精粗が目立つ。収録順序は、上巻が畿内5国(山城・大和・河内・和泉・摂津)、東海道15国(伊賀・伊勢・志摩・尾張・三河・遠江・駿河・甲斐・伊豆・相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸)、東山道8国(近江・美濃・飛騨・信濃・上野・下野・陸奥・出羽)、北陸道7国(若狭・越前・加賀・能登・越中・越後・佐渡)、下巻が山陰道8国(丹波・丹後・但馬・因幡・伯耆・出雲・石見・隠岐)、山陽道8国(播磨・美作・備前・備中・備後・安芸・周防・長門)、南海道6国(紀伊・淡路・阿波・讃岐・伊予・土佐)、西海道9国并2島(筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・大隅・薩摩・壱岐・対馬)。 SE02270
-
改算記大成(元禄13年)
¥2,300
改算記大成(元禄13年) 【判型】半紙本3巻1冊。縦225粍。 【作者】山田正重(彦右衛門尉)作。 【年代等】元禄13年8月刊。[江戸]須藤権兵衛(山口屋権兵衛)板。 【備考】分類「和算」。袋綴じ展開収録。『改算記』は山田正重(彦右衛門尉)作、天和3年初刊で、『塵劫記』と並んで流布した通俗的な絵入り和算書。『塵劫記』の影響を強く受けるが、随所に改編や教育的配慮が見られ、読者の興味や理解に重点を置いて編むのが特徴。天和3年板は中巻に続けて、「三巻(中の三)」を挿んだ4巻本で、この「三巻」は作者の父が三都での「御普請に交て数度多かりし事共なるを刻渡し」たものの概要を記したものという。上巻に「九九」~「桶大小積」の23項、中巻に「正矩術」~「万高下」15項、「三巻」に「屋根坪積并ふき板積」~「石垣組橋之事」4項、下巻に「勾倍延割符」~「自作(楊枝形裁等)」29項を載せる。 SE02263
-
〈小笠原百箇条〉万礼式躾方[小笠原流百箇条・小笠原流躾方百ヶ条]
¥1,040
〈小笠原百箇条〉万礼式躾方[小笠原流百箇条・小笠原流躾方百ヶ条] 【判型】半紙本1冊。収録順に縦215・225・226粍。【作者】不明。【年代等】元禄2年初刊。文化9年3月再刊。[江戸]西村屋与八板。【備考】分類「礼法」。本書に続いて、弘化5年1月求板([江戸]山城屋新兵衛ほか板)の一部と、本書とは異板の天保14年1月再刊本([江戸]椀屋喜兵衛板)の全部を収録した。明和7年刊『〈増補絵入〉小笠原流百箇条』とほぼ同内容の童蒙向け礼法書。刊記によれば元禄2年開板で、以後「追々加増補」されたものという。現存する諸本に文化2年板、文化9年板、天保14年板、刊年不明板など数種ある。明和板と同様に、まず「小笠原流躾方百ヶ条」で奉公人心得を説き、続いて「先第一披露書百ヶ条可嗜次第」で不躾な行為を八九カ条に列記し、さらに「鷹に会時の礼の事」「輿にあひての礼の事」「石を立たる庭を見物仕る事」「鞠を見物する事」「馬屋を見物する事」など92項目にわたって基本礼法を記す。これらのうち再板以降の「追々加増補」の中心部分は末尾2丁の「掟のかきやう」「市町に立制札」「制札に釘を打時」「橋の法度書認やう」「宿はなれに建棒杭の認やう」等の記事と考えられる。天保14年板は、文化9年板とほぼ同内容だが、表紙見返の挿絵を省いて見返題を入れるほか、挿絵にも小異が見られ、全体のレイアウトも大幅に異なる。文化9年板と初板本を同じくすると思われるが、初板本の版式や内容については未詳。文化板以降の諸本では、最終丁の高札の年号に「延享四年」と記載するので、それ以後の改刻であることは確実。SE02183
-
円珠庵雑記(2種)
¥1,540
円珠庵雑記(2種) 【判型】大本1冊。収録順に縦258・261粍。 【作者】契沖(円珠庵)作。賀茂真渕標注。岸本由豆流増注・序。安田躬弦(ミツル)序。 【年代等】元禄12年作。文化9年6月、岸本由豆流(平由豆流)序・刊。[江戸]英平吉(万笈堂)板。 【備考】分類「随筆」。袋綴じ展開収録。別本も抄録した。『円珠庵雑記』は、1冊、随筆、契沖著、単に『雑記』ともいう。『円珠庵雑々記』と合綴されたものも少なくない。自筆本(円珠庵蔵板)は元禄12年成立。文化9年、江戸英平吉ら刊。この版本は、岸本由豆流増注、安田躬弦(ミツル)・岸本由豆流序の1冊本。内容は(1)古語・歌語に関するもの、(2)類語に関するもの(異語同義、同語異義)、(3)語源に関するものなどである。著者晩年の作だけに、平安朝の歌の引用が多い。刊本に付けられた岸本由豆流序に「ただ思ひ出るまにまに書いつけられし…」とあるのが、内容を尽くしている(「日本古典文学大辞典」参照)。/江戸時代の随筆。2巻。契沖著。元禄12年(1699)成立、文化9年(1812)刊。古語の考証や解釈を中心としたもの。円珠庵は契沖の住んでいた庵の名。続編に「円珠庵雑雑記」がある(コトバンク)。 SE02132
-
円光大師七箇条新鈔[〈円光大師〉七箇条新鈔]
¥2,000
★円光大師七箇条新鈔[〈円光大師〉七箇条新鈔] 【判型】大本1冊。縦260粍。 【作者】定阿作・序。 【年代等】元禄14年10月自序。元禄14年10月、焚香跋・初刊。江戸後期後印。[京都]沢田吉左衛門板。 【備考】分類「浄土」。袋綴じ展開収録。円光大師(法然)の『七カ条起請文(七箇条制誡)』の注釈書。は、1204(元久1)11月に法然が旧仏教批判の抑制を門弟に求めた訓戒。法然と弟子190名が連署。『七箇条制誡』は、延暦寺衆徒が天台座主に専修念仏停止を要請したのに対し、法然は送山門起請文と七箇条制誡を記して弾圧回避を図った。偽撰説も出たが、真撰説で確定。京都二尊院が原本所蔵(思想大系)。 SE02127
-
〈増補〉永代重宝記[〈増補〉永代重宝記宝蔵](宝暦板・2種)
¥6,080
★〈増補〉永代重宝記[〈増補〉永代重宝記宝蔵](宝暦板・2種) 【判型】半紙本6巻1冊。収録順に縦226・228粍。 【作者】不明。 【年代等】元禄8年1月初刊。宝暦10年5月増補・刊([京都]銭屋三郎兵衛板)、江戸後期頃後印本([大阪]千草屋新右衛門板)。 【備考】分類「事典」。後印本も抄録した。『永代重宝記』は、第1巻「御高札式目」「当用書礼之品」「当用諸礼之大方」、第2巻「養生総論」ほか養生諸説、第3巻「灸法の指南」ほか医学・妙薬等、第4巻「春夏秋冬の説」「京・江戸年中行事」「食物本草要歌」、第5巻「万年暦」「夫婦相性吉凶の事」「唐尺の事」ほか、第6巻「当世料理の部」など生活全般の記事を集録した重宝記。 SE02054
-
羽州油利郡羽広村文書(元禄13年)
¥1,400
★羽州油利郡羽広村文書(元禄13年) 【判型】大本1冊。縦242粍。 【作者】不明。 【年代等】元禄13年12月書。 【備考】分類「古文書」。出羽亀田藩羽広村(現・秋田県由利本荘市)境論出入り(郡境の争い)に関する訴状。SE02024
-
いなご草(螽草・螽斯艸)
¥1,000
いなご草(螽草・螽斯艸) 【判型】半紙本2巻2冊。縦223粍。 【作者】・稲生恒軒作。稲生宣義(若水)序。伊蒿埜丈序。 【年代等】元禄3年春序・刊。[京都]桃華堂板。 【備考】分類「医学」。もと2巻2冊を1冊に改装し、下巻の原題簽を付す。SE01986
-
〈絵入〉一休がいこつ[一休骸骨](明治初年)
¥700
〈絵入〉一休がいこつ[一休骸骨](明治初年) 【判型】大本1冊。縦261粍。 【作者】一休宗純作。 【年代等】康正3年4月作。元禄5年9月初刊。文政9年再刊。明治初年後印。[京都]貝葉書院板。 【備考】分類「臨済」。元旦の朝、竹竿の先に髑髏をつけて「ご用心、ご用心」と言って歩いた風狂の禅僧一休。本書は、この一休の作になるという、奇抜この上ない警世の書である。躍る骸骨、抱き合う骸骨、さまざまな姿態の骸骨がくりひろげる現世の絵巻(禅文化研究所HP)。SE01966
-
〈絵入〉一休骸骨(元録5年)
¥700
〈絵入〉一休骸骨(元録5年) 【判型】大本1冊。縦254粍。 【作者】一休宗純作。 【年代等】康正3年4月作。元録5年9月刊([大阪]万屋彦太郎板)。江戸中期後印([京都]菊屋七郎兵衛板)。 【備考】分類「臨済」。『一休骸骨』は、『佛鬼軍』と共に一休の手による絵入り法語の双璧で、様々な骸骨の姿態を絵入りで紹介し、それに和歌を掲げたもの。全体には滑稽味が感じられ、娯楽性もあわせ持ち、大衆に世の無常を痛感せしめて、求道心を喚起させようとしたことが伺える。後代にはしばしば一休の道歌として取り上げられることになるが、本書は和歌を中心にした法語という性格を有する。(龍谷大学人間・科学・宗教総合研究センターHP参照)。/『一休骸骨』は、康正3年(1457)一休宗純の垂誡であって、平易な行文で、世の無常なことを痛感せしめ、真の道を求めようとするもの。「禅門法語集」や「一休和尚集」にはないが、延宝3年、元録5年、文化2年、文政8年などに刊行された刻本には、種々の骸骨の挿絵がある。「いづれの人か骸骨にあらざるべし。それを五色(五蘊)の皮につつみて、もてあつかうほどこそ、男女の色もあれ、いきたえ、身の皮破れぬれば、その色もなし、上下のすがたもわかず。……貴きも賤しきも、老いたるも、わかきも、更にかはりなし。ただ一大事因縁を悟るときは、不生不滅の理を知るなり」という文に、「骸骨」を説述せる主目的があらわされており、「わけのぼるふもとの道はおほけれど、おなじたかねの月をこそみれ」など、後世あまねく人口に膾炙した道歌も多い(「日本思想史文献解題」参照)。 SE01965
-
〈円光大師〉一枚起請文梗概聞書[円光大師御遺訓一枚起請文梗概聞書]
¥6,600
★〈円光大師〉一枚起請文梗概聞書[円光大師御遺訓一枚起請文梗概聞書] 【判型】大本3巻3冊。縦249粍。 【作者】関通(向誉)作。宣条序。 【年代等】元禄10年1月、伏原少納言序。宝永8年1月、平松少納言序。宝暦4年8月、藤原重豊序。宝暦7年8月、藤原重豊跋。宝暦11年1月、高辻少納言序。宝暦11年1月、平山当義跋・刊。[京都]華頂山(知恩院)蔵板。[京都]豊田熊太郎ほか板(明治初年後印カ)。 【備考】分類「浄土」。袋綴じ展開収録。『一枚起請文梗概聞書』は、3巻、『円光大師御遺訓一枚起請文梗概聞書』ともいう。関通著。宝暦11年(1761)刊。宝暦4年春に関通が『一枚起請文』について講述したものを藤原重豊が筆録し、約7年間推敲し、諸師の校閲を経て上梓したもの。遺訓門、縁起門、教興門、体性門、宗旨門、教相門、摂機門、力用門の8門を立てて解釈する。字句の詳解よりも真意の顕彰に力を入れているため、一般向けというよりも諸注釈書によって既に文意を学んだ者をその対象としたものである(「Web版新纂浄土宗大辞典」参照)。SE01960
-
〈新註絵抄〉伊勢物語[伊勢物語絵抄]
¥1,260
〈新註絵抄〉伊勢物語[伊勢物語絵抄] 【判型】大本3巻3冊。縦271粍。 【作者】苗村常伯(丈伯・寸木子タダキシ・艸田・三径)作・画。 【年代等】元禄6年1月刊。[京都]大文字屋七郎兵衛ほか板。 【備考】分類「物語・注釈」。底本は所々に破損がある。『〈新註絵抄〉伊勢物語』は、「伊勢物語」本文の上欄頭書に本文要語の解説や絵解きを施したもの。SE01945
-
〈新註絵入〉伊勢物語改成
¥1,120
〈新註絵入〉伊勢物語改成 【判型】大本2巻2冊。縦259粍。 【作者】不明。 【年代等】元禄11年初刊([京都]大文字屋七郎兵衛ほか板)。江戸中期再刊。[江戸]出雲寺和泉掾板。 【備考】分類「物語」。『伊勢物語』の絵入り注釈書。『伊勢物語』は、安時代の歌物語。作者・成立年未詳。多く「むかし、男(ありけり)」の冒頭句をもつ125段から成り、在原業平(ありわらのなりひら)と思われる男の生涯を恋愛を中心として描く。在五が物語。在中将。在五中将日記(コトバンク)。本文欄に『伊勢物語』本文を掲げて、所々細字の注釈を施し、数丁に1葉ずつ各段にまつわる挿絵を掲げる。上巻に初段から65段の途中まで、下巻に65段の続きから125段までを載せる。また、上巻見返に「伊勢御伝記」、上巻頭書に「源氏歌仙絵抄」「源氏香図」「女歌仙絵抄」、 上巻裏表紙見返に「七夕由来等」を載せ、下巻見返に「在原業平伝記」、同頭書に「歌仙絵抄」「和歌二聖人像」「六歌仙」を掲げる。 SE01941
-
医学至要抄[医学至要鈔]
¥2,300
医学至要抄[医学至要鈔] 【判型】半紙本2巻2冊。縦222粍。 【作者】竜雲軒編。 【年代等】元禄12年1月刊。[京都]林九兵衛板。 【備考】分類「医学」。下巻44丁以下乱丁。SE01893
-
麻生
¥1,000
麻生 【判型】半紙本1冊。縦226粍。 【作者】而已舎范孚ジイノヤ・ハンプ(支頤亭シイテイ)編、田河吾仲(百一宇)校、菊阿仏(森川許六キョリク・五老井)跋。 【年代等】元禄17年2月凡例・刊。[京都]井筒屋庄兵衛板。 【備考】分類「俳諧」。井筒屋庄兵衛は、江戸前期から後期まで続いた京都の書肆の初代。 SE01858