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〈新版〉往生要集(元禄4年)
¥3,860
〈新版〉往生要集(元禄4年) 【判型】大本3巻3冊。縦254粍。 【作者】源信作・序。 【年代等】永観2年作。元禄4年7月刊。江戸中期頃。刊行者不明。 【備考】分類「天台」。袋綴じ展開収録。『往生要集』は、比叡山横川(ヨカワ)の恵心院の僧都(ソウズ)源信が寛和元年(985)に撰述した書。3巻。〈往生極楽〉に関する経論の要文を集め、〈往生の業(ゴウ)には念仏を本となす〉という思想を明らかにした平安時代の浄土教信仰を代表する著書。〈それ往生極楽の教行は、濁世末代の目足なり。道俗貴賤、誰か帰せざる者あらん〉に始まる序文が有名で、極楽に往生するためにはただ〈念仏の一門〉あるのみという信念から、一つには自身のため、一つには同行者のため、112部、617文にも及ぶ多数の経論を引用して念仏実践の指南書とした(コトバンク)。/『往生要集』は、比叡山中、横川(ヨカワ)の恵心院に隠遁していた源信が、寛和元年に、浄土教の観点より多くの仏教の経典や論書などから極楽往生に関する重要な文章を集めた仏教書で、1部3巻からなる。死後に極楽往生するには、一心に仏を想い念仏の行をあげる以外に方法はないと説き、浄土教の基礎を創る。また、この書物で説かれた、地獄・極楽の観念、厭離穢土・欣求浄土の精神は、貴族・庶民らにも普及し、後の文学思想にも大きな影響を与えた。また、その末文によっても知られるように、本書が撰述された直後に、北宋台州の居士で周文徳という人物が、本書を持って天台山国清寺に至り、中国の僧俗多数の尊信を受け、会昌の廃仏以来、唐末五代の混乱によって散佚した教法を、中国の地で復活させる機縁となったことが特筆される(Wikipedia参照)。SE02148
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〈和字絵入〉往生要集[地獄物語](天保14年)
¥2,080
〈和字絵入〉往生要集[地獄物語](天保14年) 【判型】大本3巻3冊。縦256粍。 【作者】源信作。八田華堂金彦画。 【年代等】永観2年作。寛文11年11月初刊。天保14年3月再刻。[京都]丁子屋庄兵衛ほか板。 【備考】分類「天台」。『往生要集』に挿絵を施した書。『往生要集』は、比叡山横川(ヨカワ)の恵心院の僧都(ソウズ)源信が985年(寛和1)に撰述した書。3巻。〈往生極楽〉に関する経論の要文を集め,〈往生の業(ゴウ)には念仏を本となす〉という思想を明らかにした平安時代の浄土教信仰を代表する著書。SE02147
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往生要集(寛政2年・2種)
¥3,260
往生要集(寛政2年・2種) 【判型】半紙本3巻3冊。収録順に縦223・225粍。 【作者】源信作・序。 【年代等】永観2年作。元禄2年7月初刊。寛政2年1月再刻。[京都]菱屋治兵衛板。 【備考】分類「天台」。同板別本も抄録した。『往生要集』に挿絵を施した書。『往生要集』は、比叡山横川(ヨカワ)の恵心院の僧都(ソウズ)源信が985年(寛和1)に撰述した書。3巻。〈往生極楽〉に関する経論の要文を集め,〈往生の業(ゴウ)には念仏を本となす〉という思想を明らかにした平安時代の浄土教信仰を代表する著書。〈それ往生極楽の教行は,濁世末代の目足なり。道俗貴賤,誰か帰せざる者あらん〉に始まる序文が有名で,極楽に往生するためにはただ〈念仏の一門〉あるのみという信念から,一つには自身のため,一つには同行者のため,112部,617文にも及ぶ多数の経論を引用して念仏実践の指南書とした(コトバンク)。/『往生要集』は、比叡山中、横川(ヨカワ)の恵心院に隠遁していた源信が、寛和元年(985年)に、浄土教の観点より、多くの仏教の経典や論書などから、極楽往生に関する重要な文章を集めた仏教書で、1部3巻からなる。死後に極楽往生するには、一心に仏を想い念仏の行をあげる以外に方法はないと説き、浄土教の基礎を創る。また、この書物で説かれた、地獄・極楽の観念、厭離穢土・欣求浄土の精神は、貴族・庶民らにも普及し、後の文学思想にも大きな影響を与えた。また、その末文によっても知られるように、本書が撰述された直後に、北宋台州の居士で周文徳という人物が、本書を持って天台山国清寺に至り、中国の僧俗多数の尊信を受け、会昌の廃仏以来、唐末五代の混乱によって散佚した教法を、中国の地で復活させる機縁となったことが特筆される。主な内容は次の通り。 【巻上】。 大文第一「厭離穢土」 地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天人の六道を説く。 大文第二「欣求浄土」 極楽浄土に生れる十楽を説く。 大文第三「極楽証拠」 極楽往生の証拠を書く。 大文第四「正修念仏」 浄土往生の道を明らかにする。 【巻中】。 大文第五「助念方法」 念仏修行の方法論。 大文第六「別時念仏」 臨終の念仏を説く。 【巻下】。 大文第七「念仏利益」 念仏を唱えることによる功徳。 大文第八「念仏証拠」 念仏を唱えることによる善業。 大文第九「往生諸行」 念仏の包容性。 大文第十「問答料簡」 何よりも勝れているのが念仏であると説く(Wikipedia参照)。 SE02146