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★日本往来(貞享5年・下巻)
¥2,000
★日本往来(貞享5年・下巻) 【判型】大本2巻2冊中の下巻1冊。縦258粍。 【作者】不明。 【年代等】貞享5年4月刊。[大阪]塩屋七郎兵衛板。 【備考】分類「往来物」。下巻のみを袋綴じ展開収録。『日本往来(貞享5年)』は、日本全土を対象にした最古の地誌型往来。「春始之御祝、向貴方申籠候訖。抑天下泰平之御政、雖事旧候、以書付、令注進候…」で始まる1月状以下、8月状までの8通の書簡文で、「国ならびに郡付名所名物」「六十余州御城下郡名付」を記す。まず、文武天皇の御宇に日本六六国および壱岐・対馬二島の区分を設けたことに触れ、続いて、山城国の八郡・石高・規模、また、平安城の縁起や同地方の名物のあらましを紹介し、さらに、大和国・河内国・和泉国・摂津国の順に記して、「…以上是迄謂五畿内、委曲者追々可申演者也。恐々謹言」と結んで、月日・差出人・宛名を付記した書翰の体裁を貫く。2月状以下も同様に季節の手紙文の本文中に諸国の概要を盛り込む。本文を大字・4行・所々付訓で記す。なお、本書を大幅に増補したものが、文政10年刊『〈絵入文章〉日本往来』である。SE03252
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★諸国名物詣[諸国名物往来](江戸前期)
¥2,000
★諸国名物詣[諸国名物往来](江戸前期) 【判型】大本2巻2冊。縦271粍。 【作者】不明。 【年代等】貞享頃刊。[江戸]木下甚右衛門板。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録(上巻第8丁落丁につき別本コピーにより合成)。『諸国名物詣[諸国名物往来]』は、「五畿内山城国名物典薬頭屠蘇、白散、半井竜脳丸、円寿院延齢丹、施薬院午黄、清心円…」と筆を起こして、五畿七道順に諸国名産のあらましを紹介した往来物。本文を大字・4行・付訓で記す。おおよその行数で記事分量を示すと五畿内78行(29%)、東海道46行(17%)、東山道29行(11%)、北陸道20行(8%)、山陰道21行(8%)、山陽道21行(8%)、南海道22行(8%)、西海道29行(11%)となり、五畿内(そのほとんどが山城国である)が圧倒的に多く、次いで東海道(伊勢国の記述が最も多い)となる。全体の2割近く(17%)が山城国一国の記述にあてる点で、東海道・東山道中心の享保12年刊『諸国名物往来』(板木屋甚四郎板)と対照的である。しかし国別に見ると、両者ともに山城国の記述が最も多く、初期の『名物往来』が常に近江を重視して記述されたことを思わせる。また、本文末尾では「抑、古往来当時手習人之不中用物也」と旧往来物が当用でないことを指摘し、童蒙手習い用に「通用之詞」で綴った本書の優位性を強調する。SE03196
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西要鈔諺註
¥2,440
西要鈔諺註 【判型】大本2巻2冊。縦270粍。 【作者】証賢(向阿コウア)作(西要鈔)。湛澄(向西コウセイ)注。 【年代等】貞享4年初刊。江戸中期後印カ。刊行者不明。 【備考】分類「浄土」。袋綴じ展開収録。『西要鈔諺註』は、『三部仮名鈔』(帰命本願鈔・西要鈔・父子相迎)の一つで、女人往生、一念多念など教義上の問題を平易に説いた『西要鈔』の注釈書(コトバンク参照)。『西要鈔』は2巻。証賢述。『三部仮名鈔』の一つ。元亨年間(1321-24)夢中に現れた聖の法談に託して念仏往生の要旨を述べたもの。証賢がある年の9月20日頃、嵯峨釈迦堂に参籠したとき、かつて真如堂で遇ったひじりに夢中で再会し、その聖が多くの老若男女に念仏往生の要義である安心・起行、女人往生、一念多念、念声是一、摂取不捨、臨終来迎、辺地懈慢得生、三生果遂などについて、和語をもって20の問答形式で詳説する(「新纂浄土宗大辞典」参照)。SE02958
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西国船路道中記[諸国案内旅雀・諸国道中記7巻](元禄14年)
¥1,000
西国船路道中記[諸国案内旅雀・諸国道中記7巻](元禄14年) 【判型】横本1冊。縦110粍。 【作者】不明。 【年代等】貞享4年初刊。元禄14年1月再刊。[京都]山口茂兵衛(和泉屋茂兵衛)板。 【備考】分類「航海・道中記」。船路道中記では最も古いものの一つで、元禄板は稀少。『諸国案内旅雀』は、諸国諸街道の道中記を集成した書。海路案内記を含む。漢字かな交じり。絵入り。貞享4年初版7巻本の版木を流用、巻2・巻5を各2分冊して9冊とし、部分的改訂を加えたもの。巻1~2、東海道下りの駄賃付の例、京~大津:のりかけ111文・から尻75文・人足82文、見付~袋井:69文・45文・35文、品川~日本橋:94文・61文・41文。駄賃付の金額数字は入木(西尾市岩瀬文庫・古典籍書誌DB)。/第7巻は、京から薩摩までの船路を泊ごとの里数とともに解説。他に長門下関から奥州などを簡略に示し、季節による昼夜の長さと、日ごとの潮と月の出について記す(国文学研究資料館DB)。 SE02949
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〈絵入〉古文後集[魁本大字諸儒箋解古文真宝(後集)]
¥2,680
〈絵入〉古文後集[魁本大字諸儒箋解古文真宝(後集)] 【判型】半紙本2巻2冊。縦221粍。 【作者】不明。【年代等】貞享5年3月刊。[?]南松堂板。 【備考】分類「漢詩文」。中国の詩文集。宋末元初の黄堅の編。前集 10巻、後集 10巻。前集には漢から南宋までの古体詩を、後集には戦国時代末から北宋までの文を選び、それぞれ詩形別、文体別に分類、編集している。もともと塾などの教科書としてつくられたものであるが、各時代の代表的な詩文を多く収めてあるので、主として唐、宋時代の文を集めた『文章軌範』とともに、元、明にかけて広く流行した(コトバンク)。『古文真宝』は、漢代から宋代までの古詩や文辞を収めた書物。宋末か元初の時期に成立したとされる。黄堅の編と言われるが、編者の人となりや具体的な成立の経緯は伝わっていない。前集に詩、後集に文章を収録する。各時代の様々な文体の古詩や名文を収め、簡便に学習することができたため、初学者必読の書とされて来た。日本には室町時代のはじめごろに伝来した。五山文学で著名な学僧たちの間より広まり、江戸時代には注釈書が多く出された(Wikipedia参照)。SE02909
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国朝佳節録(2種)
¥1,000
国朝佳節録(2種) 【判型】大本1冊。収録順に縦267・262粍。 【作者】松下見林(慶摂ヨシカネ・西峯・松下秀明)編・跋。 【年代等】貞享5年4月自跋。貞享5年6月刊。[大阪]森田庄太郎(森田永英)板。 【備考】分類「年中行事」。後印本も抄録した(早印本の表紙に後印本の原題簽を合成した画像も添えた)。『国朝佳節録』は、日本古来の年中行事に関する諸説や故事などを種々の文献(日本書紀・旧事本紀(クジホンギ)・博雅・本草綱目・千金方・事文類聚・世諺問答・太平御覧・月令広義・居家必用・書言故事・事物起原・達生録・古文前集・名月記等)から引きつつ解説した書。正月は賀正(正ヲ賀ス)・屠蘇・射礼・七種菜羮・門松など10項。2月は釈奠(シャクテン)。3月は三日・草餅・桃華酒・闘鶏(トリアワセ)の4項。4月は浴仏。5月は端午・粽・艾楝葉・紙冑人など9項。6月は冰餅・嘉祥・名越祓いの3項。7月は七夕・盂蘭盆・灯籠の3項。8月は八朔・十五夜翫月の2項。9月は重陽・十三夜翫月の2項。10月は煖爐会・亥日餅・液雨(シグレ)の3項。11月は上履襪。12月は八日・臘八粥・除夜など5項。以上のほか「庚申説」を付録。SE02810
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国朝佳節録(2種)
¥1,000
国朝佳節録(2種) 【判型】大本1冊。収録順に縦267・262粍。 【作者】松下見林(慶摂ヨシカネ・西峯・松下秀明)編・跋。 【年代等】貞享5年4月自跋。貞享5年6月刊。[大阪]森田庄太郎(森田永英)板。 【備考】分類「年中行事」。後印本も抄録した(早印本の表紙に後印本の原題簽を合成した画像も添えた)。『国朝佳節録』は、日本古来の年中行事に関する諸説や故事などを種々の文献(日本書紀・旧事本紀(クジホンギ)・博雅・本草綱目・千金方・事文類聚・世諺問答・太平御覧・月令広義・居家必用・書言故事・事物起原・達生録・古文前集・名月記等)から引きつつ解説した書。正月は賀正(正ヲ賀ス)・屠蘇・射礼・七種菜羮・門松など10項。2月は釈奠(シャクテン)。3月は三日・草餅・桃華酒・闘鶏(トリアワセ)の4項。4月は浴仏。5月は端午・粽・艾楝葉・紙冑人など9項。6月は冰餅・嘉祥・名越祓いの3項。7月は七夕・盂蘭盆・灯籠の3項。8月は八朔・十五夜翫月の2項。9月は重陽・十三夜翫月の2項。10月は煖爐会・亥日餅・液雨(シグレ)の3項。11月は上履襪。12月は八日・臘八粥・除夜など5項。以上のほか「庚申説」を付録。SE02810
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〈増字〉合類韻鏡(江戸中期)
¥1,000
〈増字〉合類韻鏡(江戸中期) 【判型】大本1冊。縦270粍。 【作者】湯浅重慶編。 【年代等】貞享4年初刊。江戸中期再刊。[大阪]安井嘉兵衛板(後印)。 【備考】分類「音韻」。韻鏡(いんきょう)とは等韻図の一つ。現存する最古の韻図である。『切韻』系韻書の音韻体系を巧みに図式化しており、中古音の復元に際して参考とされることが多い。南宋の張麟之が入手し、50年に及ぶ研究の後、序文をつけて刊行した(初刊1161年・第二刊1197年・第三刊1203年)。『韻鏡』をいつ誰が作ったかはわからない。張麟之の序例によると、本来の名前は『指玄韻鏡』と言ったらしいが、宋の聖祖の諱「玄朗」の「玄」および宋の翼祖(太祖の祖父)の諱「敬」と同音の「鏡」を避けて『指微韻鑑』、略して『韻鑑』と名を改めた。張麟之の時代にはすでに「鏡」を避ける必要がなかったので『韻鏡』に戻したという。この話からわかることは、『韻鏡』が遅くとも北宋成立以前に書かれたということである。日本では写本で伝わっていたが、享禄戊子(1528年)に出版され、江戸時代にこの本を覆刻した本が漢字音研究の中心になった。『韻鏡』を使った江戸時代の有名な研究として文雄『磨光韻鏡』がある(Wikipedia参照)。SE02778
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皇国賢臣諫諍録[国朝諫諍録](2種)
¥2,340
皇国賢臣諫諍録[国朝諫諍録](2種) 【判型】大本2巻2冊。収録順に縦251・259粍。 【作者】藤井懶斎(滕臧・伊蒿子・季廉)作・序。 【年代等】貞享4年8月自序。貞享4年9月、藤井理定跋。貞享5年5月初刊([京都]梅村弥右衛門板)。江戸中期再刊。[京都]文徳堂板。 【備考】分類「伝記」。後印本(書袋付き)も抄録した。『皇国賢臣諫諍録』は、日本古来の諫諍の逸話を集めた列伝書。漢文体。各伝末に典拠を注記し、「竊按…」として論評を加える。上巻:野見宿祢、大伴建日臣、壹伎直真根子、雄略天皇皇后 淳和天皇皇后附、物部守屋大連/中臣勝海連、葛野王、三輪朝臣高市麻呂、和気清麻呂、斎部宿祢広成、中納言源信/参議源弘、滋野朝臣貞主、藤原良相、菅原道真、三善清行、菅原文時、大江匡房、左大弁長方、下巻:越後能景、上総景清、藤原知家、按察光親、藤原実基、藤原藤房、垂水広信、楠正成、上杉憲春、小林時直、熊谷直純、戸次鑑連、深野康澄/宮川房勝、板垣信形、高阪晴久、平手清秀、佐佐木義秀、浅野長政、黒田如水、六角義郷。諫諍は顔を犯して諫言すること(西尾市岩瀬文庫HP参照)。 SE02727
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孝経大義詳解[孝経大義備考詳解]
¥3,440
孝経大義詳解[孝経大義備考詳解] 【判型】大本5巻(序巻・4巻)5冊。縦255粍。 【作者】蘆川桂洲(正立・正柳・道安)注・跋。 【年代等】貞享5年4月、宇遯菴(的)序。貞享5年、蘆川桂洲跋。元禄元年10月刊([京都]森田長兵衛ほか板)。享保6年再刊。文政11年冬再刊。[大阪]加賀屋善蔵板。 【備考】分類「漢学」。袋綴じ展開収録。『孝経大義』の注釈書。第1冊「総論・序」が、総論として「孝経ノ作レル所以ヲ論ズ」「古文・今分ノ異ヲ論ズ」「章弟ヲ分テ伝釈スベカラザルコトヲ論ズ」「孝経宜シク読ムベキコトヲ論ズ」の4項を記し、続いて「孝経大義序」の本文を数句毎に詳しい注釈と頭注を載せ、末尾に「孝経大義詳解援引書目」を掲げる。第2~5冊に『孝経大義』本文の詳細な注釈を同様に記す。なお、『孝経大義』は、朱子の『孝経刊誤』を元に、元の董鼎が著した古文孝経(22章)系の注釈書で、日本でも大いに流行した。 SE02724
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孝経大義詳解[孝経大義備考詳解]
¥3,140
孝経大義詳解[孝経大義備考詳解] 【判型】大本5巻(序巻・4巻)5冊。縦276粍。 【作者】蘆川桂洲(正立・正柳・道安)注・跋。 【年代等】貞享5年4月、宇遯菴(的)序。貞享5年、蘆川桂洲跋。元禄元年10月刊。[京都]森田長兵衛ほか板。 【備考】分類「漢学」。SE02723
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講学鞭策録
¥1,160
講学鞭策録 【判型】大本1冊。縦265粍。 【作者】佐藤直方(剛斎)作・跋。 【年代等】貞享元年9月、浅見安正(絅斎)序。天和3年11月自跋・刊。寿文堂板。 【備考】分類「漢学」。佐藤直方には、四部書といわれるものがある。成立順に『講学鞭策録』、『排釈録』、『鬼神集説』、『道学標的』の四部であるが、最初の「鞭策録」は、天和3年(1683年)、34歳の夏、槇七郎左衛門のために、その宰地美濃国文珠村に赴き、ここで為学の綱要に関する朱子の語を抜粋編輯したものである。巻頭の浅見絅斎(あさみ・けいさい)の序によると、この書は「はじめに志を立つるの本を以てし、これに継ぐに操存精義の方、習慣積熟の致を以てし、好学論を以てこれを終る。」という四つの柱を立てている。本書に引用された文献は、「朱子文集」「朱子語類」が大部分であり、これに「大学或問」「論語集註」がわずか加えられている。巻末には、天和癸亥(3年)冬至日に稿した直方の跋がある(福山誠之館同窓会HP)。SE02713
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〈西国・洛陽三十三所〉観音霊験記(貞享4年)
¥6,760
〈西国・洛陽三十三所〉観音霊験記(貞享4年) 【判型】半紙本5巻5冊。縦232粍。 【作者】松誉(雲水庵沙門)作。 【年代等】貞享4年6月刊。[京都]小林半兵衛板。 【備考】分類「仏教・地誌」。袋綴じ展開収録。『〈西国・洛陽三十三所〉観音霊験記』は、日本最古の観音巡礼である「西国三十三所観音霊場」と、西国巡礼が困難な場合などに西国三十三所に代えて参拝された京都府内の「洛陽三十三所観音霊場」の観音霊場(札所寺院)の案内書。貞享4年板は最古本。まず、西国三十三所各寺院の山号・寺院名・本尊(名号および図像)・本堂、また、京都を起点とする巡礼路における前の札所からの距離や開基から貞享4年までの年号その他の略縁起を半丁2段組で掲げた後、数丁にわたって故事来歴や主要堂塔、御詠歌などを紹介し、続いて洛陽三十三所各寺院の本堂と御詠歌を載せる。1巻に西国および洛陽三十三所の一番から五番、同様に、2巻に六番から十三番、3巻に十四番から二十番、4巻に二十一番から二十五番、5巻に二十六番から三十三番を収録。SE02637
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頭書長暦[〈改正増補〉鼇頭長暦]
¥1,300
頭書長暦[〈改正増補〉鼇頭長暦] 【判型】大本3巻1冊。縦260粍。 【作者】小泉松卓(光保)編。 【年代等】貞享5年3月凡例・初刊。寛延3年10月再刻。文化13年8月補刻。[大阪]奈良屋長兵衛ほか板。 【備考】分類「暦」。暦注解説書。上巻は「善日七十二箇条之事」~「天一神遊行方角事」の17項で、増補として「納音之術品々」「知死期之次第」などの解説を所々加える。中間は「十干十二支中断之事」~「年中二十四気之事」の11項で、「有卦無卦之事」を増補する。下巻は「敵国可進発日取五箇条」~「実検次第」の30項、および、「曜宿事」として「二十八宿事」から「曜宿道之事」8項および増補数項を掲げる。SE02336
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医方大成論諺解(貞享2年)
¥3,140
医方大成論諺解(貞享2年) 【判型】大本5巻合1冊。縦270粍。 【作者】岡本一抱(為竹・一抱子)作。 【年代等】貞享2年5月刊。[京都]武村新兵衛板。 【備考】分類「医学・漢籍」。袋綴じ展開収録。『医方大成論』の注釈書。平松和馬「医方大成論について」によれば、中国、西暦1300年前半、元の時代、孫允賢によって全10巻からなる「南北経験医方集成」が編纂された。これは孫允賢が、いろいろな医学書から治療効果がはっきりしている処方を病症ごとに選び出しひとつの書物としてまとめたもの。さらに、明の時代の彦明公が、孫允賢の「南北経験医方集成」に劉河間の「医方精要宣明論」、寶仙老人の「抜粋方」などにある処方を加えて増補して、書名を「南北経験医方大成」と改めた。ニホンで本書が初めて翻訳されたのは、1528年、堺の医師阿佐井野宗瑞によってである。また、「南北経験医方集成」、「南北経験医方大成」、「医書大全」には各病症名による項目ごとに、そのはじめにそれぞれ病因論、病症論が付されている。これらの病因病症論は、医学のポイントを適切にまとめたものであり、初学者にとって大変参考となるものだった。そこで、その病因病症論だけを抜き出し「医方大成論」という一冊の書物としてまとめられた。白杉悦雄著「冷えと肩こり-身体感覚の考古学」(講談社)によれば、「医方大成論」は、江戸時代の前半期に最もよく読まれた医書であり、日本における中国医書の受容という面で果たした役割はすこぶる大きい。 SE01995
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紙鳶(複製)
¥1,060
紙鳶(複製) 【判型】中本3巻合1冊。縦166粍。 【作者】原作者不明。珍書保存会版は石川厳編。 【年代等】原本は貞享4年頃作・刊([京都]山本五兵衛板カ)。底本は元禄12年刊([京都]永田調兵衛板)。複製本は大正8年刊。[東京]珍書保存会版。 【備考】分類「音楽」。謄写版の複製本。元禄期以前の民間における音楽の実態や伝承・変遷の様相を知る近世日本邦楽の重要資料。SE01897
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女文章鑑[女文章かゞ見](居初津奈・2種)
¥3,400
★女文章鑑[女文章かゞ見](居初津奈・2種) 【判型】大本2巻2冊。縦268粍(下巻端本は縦265粍)。 【作者】居初津奈作・書(作者は、『女書翰初学抄』による)。 【年代等】貞享5年3月刊。[京都]中村孫兵衛(永原屋孫兵衛・昌陽軒・中村富平)板。 【備考】分類「往来物」。早印2巻本と後印本下巻を全冊収録(袋綴じ展開収録)した。『女文章鑑[女文章かゞ見]』は、元禄3年刊『女書翰初学抄』の序文によれば、ある人の依頼により津奈が執筆した手習本2冊が、津奈には無断で出版されたもの。津奈の往来物は独特なものが多いが本書も例外ではなく、上巻に20種、下巻に12種ずつ、不適当な例文と適切な例文の2通り(実質的に64通)を掲げ、適宜、語注等を加えて女性らしい手紙文を教えた独特な手本である。それぞれ日常の交際に伴う5行程度の短文で、各丁の表には俗語、片言、男言葉など不適当な女文を掲げてその問題点を指摘し、その裏に正しい文章(正風躰)を載せる。また、下巻末に女性書札礼全般に関する記事を掲げるが、これらは後、『女書翰初学抄』下巻「文かきやうの指南十ヶ条」に集約され、明治中期の女性教養書にもほぼそのまま受け継がれた。なお、本書の改題本に享保5年刊『女中文章鑑』がある。 SE01499
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女今川(2冊本2種・菊屋板) 【作者】不明
¥2,000
女今川(2冊本2種・菊屋板) 【判型】大本2巻2冊。収録順に縦264・259粍。 【作者】不明。 【年代等】江戸中期刊。[京都]福森兵左衛門原板。菊屋七郎兵衛後印。 【備考】分類「往来物」。同板別本も全冊収録した。『女今川(貞享4年板系統)』の一つ(2冊本は初期刊本のみ)。『女今川』は、貞享4年板系統と元禄13年板系統の2種に大別されるが、江戸中期から明治期に至るまで両系統で250種以上の板種と20種近くの異本を生み、最も普及した女子用往来である。両系統とも同趣旨の教訓を全23カ条と後文から成る壁書形式だが、これは『今川状』のスタイルを踏襲したものである。貞享板系統は第1条が「一、常の心ざし無嗜にして女の道不明事」で始まり、以下、女性にあってはならない禁止項目を列挙し、家庭における女性の心得全般を諭す。各箇条は、日常諸般の心得を、親や舅、姑、夫、その他家内の構成員(下僕等)、親類、友人、他人、特に僧侶や夫以外の男性との関係の中で説いたものが中心である。後文を含め全文とも大字・3行(跋文のみ4行)・付訓の並べ書きで記す。なお、本文を4行にして丁数を減らした模刻板では窪田つなの署名を削除する。また、本書の本文に多彩な付録記事を盛り込んだ宝暦13年刊『女今川姫鏡』や安永7年刊『女今川教文』など貞享4年板系統も多数出版された。 11女オンナイマガワ(2冊本2種・菊屋板)往来物55 SE01119
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女今川操文庫(4種) 【作者】不明
¥2,000
女今川操文庫(4種) 【判型】大本1冊。収録順に縦254・252・255・249粍。 【作者】不明。 【年代等】江戸後期刊。[大阪]秋田屋幸助ほか板。 【備考】分類「往来物」。同板・異板の諸本も収録した。沢田吉作『女今川(元禄13年板系統)』の一つ。 元禄13年板系統の始祖・貞享4年刊『女今川』の改編版で、各条々は貞享板とほぼ同傾向だが、後文については改編の跡が著しく、具体的には「心かだまし」と「心すなほ」の強調が目立つ。また、第5条では「主・親の深き恩」を「父母の深き恩」と言い換え、「忠孝」の代わりに「孝の道」とした点、さらに後文で、天地の道や五常を説いた抽象的な表現や、下僕や他人に対する心得などを割愛する一方、孝・貞の見地から己の心の善悪を内省することを説いた点に特色がある。本文を概ね大字・4行・付訓で記す(後文は一部散らし書き)。なお、元禄板の改刻板に『〈新板〉新女今川』と『女今川〈教訓書〉』の2種あるが、いずれも挿絵と刊記を削除して1冊に合本した異板である(このうち前者は、元禄当初からの題簽題が『新女今川』であったことを物語る)。元禄板系統の『女今川』も、元文2年刊『女今川錦の子宝』を始め種々刊行された。 11女オンナイマガワミサオブンコ(4種)【往来物】44 SE01158
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★女今川[今川になぞらへて女いましめの条々](貞享4年) 【作者】窪田つな書・跋
¥4,000
★女今川[今川になぞらへて女いましめの条々](貞享4年) 【判型】大本2巻2冊。縦266粍。 【作者】窪田つな書・跋。 【年代等】貞享4年6月刊。[京都か]福森三郎兵衛板。 【備考】分類「往来物」。『女今川』は、貞享4年板系統(近年それに先立つ貞享2年板が発見された)と元禄13年板系統(初板本の原題簽『新女今川』)の2種に大別されるが、江戸中期から明治期に至るまで両系統で250種以上の板種と20種近くの異本を生み、最も普及した女子用往来である。両系統とも同趣旨の教訓を全23カ条と後文から成る壁書形式だが、これは『今川状』のスタイルを踏襲したものである。貞享板系統は第1条が「一、常の心ざし無嗜にして女の道不明事」で始まり、以下、女性にあってはならない禁止項目を列挙し、家庭における女性の心得全般を諭す。各箇条は、日常諸般の心得を、親や舅、姑、夫、その他家内の構成員(下僕等)、親類、友人、他人、特に僧侶や夫以外の男性との関係の中で説いたものが中心である。後文を含め全文とも大字・3行(跋文のみ4行)・付訓の並べ書きで記す。なお、本文を4行にして丁数を減らした模刻板では窪田つなの署名を削除する。また、本書の本文に多彩な付録記事を盛り込んだ宝暦13年刊『女今川姫鏡』や安永7年刊『女今川教文』など貞享板系統も多数出版されたが、そのうち明らかな女筆手本は本書を含め数本である。 11女オンナイマガワ(貞享4年)★【往来物】35 SE01122
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二十四孝諺解 【作者】不明
¥2,000
二十四孝諺解 【判型】大本1冊。縦265粍。 【作者】不明。 【年代等】貞享3年9月刊。[大阪]三郎兵衛(本屋三郎兵衛か)ほか板。 【備考】分類「往来物・教訓」。二十四話の孝子は、近世前期に流行した嵯峨本系統の人物をとるが、本文は異なる。各話本文の末尾に五言賛を置き、さらに賛の注釈を続ける。ただし、「隊々とは、象がむらがり田をかへすを云也。春に耕とは、二月の比、田をかへすゆへ春といふ也…」のような注釈部分は、ほとんど全てが天和2年刊『〈首書〉二十四孝』の頭書を巧みにつなぎ合わせて流用したものである。1丁に1話を配し、各丁表下段に大きく挿絵を添える。貞享3年板(大本)は、本文をやや小字・概ね14行・付訓で記す。 04教ニジュウシコウゲンカイ【往来物・教訓】28 SE00542
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★新用文章[新板用文障・新板用文章](寛文板系統、有郭・頭書本4種) 【作者】不明
¥8,080
★新用文章[新板用文障・新板用文章](寛文板系統、有郭・頭書本4種) 【判型】大本1冊。収録順に縦268・267・266・266粍。 【作者】不明。 【年代等】江戸前期(貞享5年以前)刊。刊行者不明。 【備考】分類「往来物」。寛文板系統の有郭・頭書本4種(頭注本2種・絵抄本2種)、すなわち、①貞享以前刊『〈尊円流〉新板用文章』下巻、②元禄頃刊『〈江戸〉新用文章』(村田板)、③元禄頃刊『新板用文章』上下巻(巻首・巻末欠)、④元禄頃刊『〈新板〉新用文章』下巻の4種を収録(袋綴じ展開収録)。『新用文章(新板用文章・新板用文障)』は、江戸前期~中期に普及した初期用文章の典型。書名を異にする異板や異本、また改題本などが多数存在するが、本文のみの純然たる手本である明暦板系統と、頭書に絵抄・注釈を加えた寛文板系統の2種に大別される(それぞれ下巻第2状「借用申銀子之事」の末尾に「明暦二年」または「寛文二年」と記載)。明暦板系統は、上巻に「正月初て状を遣事」から「年の暮に祝を得たる時礼状之事」までの19通(大半が用件中心)、下巻に「家売券状之書様之事」以下4例の証文類文例と「諸道具字づくしの事」「着類字づくしの事」「編并冠字づくしの事」の語彙集に加えて「義経含状」(寛文板系統では削除されたり、「国尽」と置き換えられた)を収録する。いずれも、本文を大字・4行・付訓で記す。以上の例文は寛文板系統では書状数が若干減ったり配列が変更されたほか、消息例文中第7状の「かしく」、第10状の「恐惶かしく」といった書止が「謹言」「恐々」等に改められるなど、「かしく」の使用を意図的に排除した形跡も窺われる。さらに証文文例では寛文板系統では「売主誰」「請人誰」のように署名について注意を喚起するなど実用面での前進が見られる。今日知られる板種には明暦板系統として、(1)明暦3年・松会板(外題『〈江戸〉新用文章』)、(2)明暦頃・松会板異板、(3)明暦頃刊異板(少なくとも3種。うち一本の外題は『〈かわり〉新板用文章』)、(4)万治3年・山本板、(5)寛文6年・秋田屋板(外題『新板用文章』)、そして、これらを大幅に改めた改題本(6)江戸前期刊『〈新判〉新用字尽』の8種、また寛文板系統として(7)頭書注釈付き村田屋板、(8)頭書注釈付き異板(外題『〈大字〉新板用文章』)、(9)頭書絵抄付き村田屋板、(10)頭書絵抄付き異板の4種が見られ、このほか明暦板系統の改題本として『筆得要文春秋袋』(江戸中期・糸屋板)、また本書の影響を受けた用文章として正徳2年以前刊『至宝用文章』、正徳2年頃刊『万物用文章』、宝暦4年刊『新撰容文筆玉往来』、安永2年以前刊『〈新板〉万宝用文章』、江戸中期刊『新用文章』、文化5年求板『通宝用文章』、江戸後期刊『〈証文字尽〉用文章手習鑑』などが知られる。このように、本書は後続の類本に多大な影響を与えた江戸期最初の用文章として極めて重要である。 03消シンヨウブンショウ・シンパンヨウブンショウ(寛文板系統、有郭・頭書本4種)★【往来物】101 SE00245
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〈堀氏流水軒真蹟〉庭訓往来(貞享4年板系統・5種) 【作者】堀流水軒書
¥6,000
〈堀氏流水軒真蹟〉庭訓往来(貞享4年板系統・5種) 【判型】大本1冊。全冊収録した貞享4年板は縦261粍、元禄7年板は縦270粍。 【作者】堀流水軒書。 【年代等】貞享4年3月刊([大阪]本屋三郎兵衛初印、[大阪]象牙屋三郎兵衛後印)。元禄7年7月刊([大阪]難波書肆板)。江戸中期-後期再刊([大阪]敦賀屋九兵衛板*2種) 【備考】分類「往来物」。貞享板2種と元禄7年板(下巻)とその再刊本3種の合計5種を収録した(貞享板と元禄板1種を全冊収録、その他は抄録)。『〈堀氏流水軒真蹟〉庭訓往来』は、『庭訓往来』の本文を大字・5行・無訓で記した手本系往来物。『庭訓往来』は、古写本のみで約70種、近世より近代初頭にかけての板本は約300種に上り、中世から明治初年に至るまで最も普及した往来物の一つ。1カ月往返2通ずつ1年24通、これに単簡1通(7月状または8月状)を加えた計25通の手紙文より構成される。内容は、武家および上層・庶民の社会生活を中核として新年の会、詩歌の会、地方大名の館造り、領国の繁栄、大名・高家の饗応、司法制度・訴訟手続、将軍家の威容、寺院における大法会、大斎の行事、病気の治療法、地方行政の制度等を主題とする手紙で、各手紙とも類別単語集団を収める(衣食住370語、職分職業217語、仏教179語、武具75語、教養46語、文学16語、雑61語、計964語)。 01古テイキンオウライ-ホリシリュウスイケンシンセキ(貞享4年板系統・5種)【往来物】150 SE00033