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聞書秘伝抄[万聞書秘伝]1
¥2,400
★聞書秘伝抄[万聞書秘伝]1 【判型】大本1冊。縦253粍。 【作者】不明。 【年代等】慶安4年1月初刊。江戸後期後印。[大阪]河内屋太助板。 【備考】分類「家事」。初智艸堂旧蔵書。後半に慶安5年6月板の下巻の一部を収録した。 SE02500
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堪忍辨義抄
¥1,400
★堪忍辨義抄 【判型】大本1冊。縦273粍。 【作者】洛下愚民作・序。 【年代等】慶安4年9月序・刊。[京都]川崎久五郎板。 【備考】分類「仏教・仮名草子」。刊行地は、序文に「洛下愚民」とあることによる推定。SE02472
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〈校正〉翁問答(宝永6年)
¥3,700
〈校正〉翁問答(宝永6年) 【判型】大本5巻合1冊。縦259粍。 【作者】中江藤樹作。 【年代等】慶安3年6月門人序・初刊。宝永6年5月再刊。[京都]吉野屋権兵衛板。 【備考】分類「教育」。袋綴じ展開収録。『翁問答』は、中江藤樹の著書。1641年(寛永18)に成立。藤樹死後の49年に丁子屋仁兵衛より刊行された5巻5冊本が正規の最古版。翌年に訂正、再構成を行い、改正編を付載した5巻5冊本を風月宗知より出版。以後の出版はこの2系統のどれかに準拠。かな文の問答体の儒教入門書として、江戸時代の末まで広く流布した。藤樹が朱子学から陽明学に転じた時期の思想形態がうかがえる(コトバンク)。5巻または2巻。儒学。寛永17~18年の作で、同20年に京都で刊行。藤樹はこれを捨て、後しばしば改筆。慶安2年本は誤字脱簡多く、慶安3年、改正編を付して刊行。さらに翌4年より天保2年まで刊本多数。天君という老翁と体充という門下が人間の道について問答したのを傍らで聞き、仮名まじり文で記した、という体裁をとるが、もちろん虚構で、藤樹の自作。人間の身の内には孝徳・明徳・良知という天下無双の霊宝があり、その命に従って行動し、神明に仕えるならば天下国家はよく治まるという。孝は宇宙の本源たる太虚と一体であり、『孝経』にもとづいて、天子・諸侯・卿大夫・士・庶人それぞれの孝を述べる。俗儒のように経書の文字訓詁を記憶する学問ではなく、経書の心を師とすべしとする。心学・心法という語を多用し、良知を強調するのは陽明学の影響であるが、中国明末における三教(儒・仏・道)一致の思想の影響を深く受けつつ、宗教的な立場を根底として人倫を説き示す(「日本古典文学大辞典」参照)。SE02192
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〈改正〉翁問答(天保板後印)
¥4,480
〈改正〉翁問答(天保板後印) 【判型】大本5巻4冊。縦255粍。 【作者】中江藤樹作。 【年代等】慶安3年6月補・初刊([江戸]山本九左衛門開板)。天保2年8月補刻([江戸]小林新兵衛板)。明治初年後印。[東京]福田屋勝蔵ほか板。 【備考】分類「教育」。末尾に別本(明治期後印本)を抄録した。おきなもんどう【翁問答】 中江藤樹の著書。1641年(寛永18)に成立。藤樹死後の49年に丁子屋仁兵衛より刊行された5巻5冊本が正規の最古版。翌年に訂正、再構成を行い、改正編を付載した5巻5冊本を風月宗知より出版。以後の出版はこの2系統のどれかに準拠。かな文の問答体の儒教入門書として、江戸時代の末まで広く流布した。藤樹が朱子学から陽明学に転じた時期の思想形態がうかがえる(コトバンク)。SE02191
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謡之秘書
¥1,000
謡之秘書 【判型】大本1冊。縦275粍。 【作者】不明。 【年代等】慶安5年9月刊。[京都カ]花屋喜兵衛板。 【備考】分類「謡曲」。冒頭・巻末に破損あり。 SE02037
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飛鳥川[飛鳥川物語](2種)
¥3,320
飛鳥川[飛鳥川物語](2種) 【判型】大本3巻3冊。収録順に縦256・252粍。 【作者】識丁子三柳(中山忠義)作・序。 【年代等】慶安元年5月序。慶安5年6月刊。[京都]村上平楽寺板。写本は同刊本n写しで、文久2年2月書。 【備考】分類「随筆」。慶安板とその写本を全冊収録した(刊本は袋綴じ展開収録)。『飛鳥川』は、3巻3冊、随筆、中山三柳著、慶安元年成立(序)、同5年6月、京都・村上平楽寺刊。上巻36条、中巻31条、下巻19条より成る。内容は、徒然草風の筆致と武辺噺の趣をもって述べられる随筆。儒釈道三教一致の立場を標榜するが、その赴く所は儒であり、特に朱子学にある。上巻は、人事社会・語源など万般についてとりあげ、陰陽・太極について理気の説を中心に説明している。中巻は、自然現象・天地・気候・暦日より始めて、茶道等について述べる。下巻は、儒学的合理主義に基づいて、怪異や神秘の現象を説き明かし、狐狸の業や奇蹟などの恐るべきでないことを啓蒙している。終わりに三綱五常の重んずべきことと、性・情・意・志気の別を述べ、道に常と権の差があり、法に死と活の違いのあることを説いて結ぶ。著者三柳は儒医で、後水尾天皇の脈をとるなど、名医の聞こえがあった。他に『醍醐随筆』などの著がある(「日本古典文学大辞典」参照)。/徒然草風の随想的和文随筆。儒道に基づく教訓的章段を主としつつ、見聞に基づく味のある話が多い。上巻:人の心を惑わすものは金銀貨財にしくはなし(「一年の中天下に誅せらるゝものをしるしみたらんは貨財のために死けんもの十は八九に居らむ」)。関白秀吉は寛仁大度の器量により天下を取ったという古老の話。明智光秀が本能寺攻撃の際に何も知らぬ後陣の武士どもが大津より伏見に出て山崎越えの道をとったために合戦に遅れたという、当時の老武者の話。中巻:親より譲られた方二町の地に桐を植えて繁栄した大坂の桐屋。種々のまじないを否定する話。下巻:寛永7年和州法蓮村の念仏僧が死期を予知した話(愚と信と相応したもので不思議に非ずとする)。種々の怪異譚を否定する話。論語、顔子の楽について「内省不疚夫何憂何懼」の自説(「そばつらなる事にやありけん」)(西尾市岩瀬文庫・古典籍書誌DB)。 SE01854
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★女鏡秘伝書[をむなかゝ見](慶安3年) 【作者】野田弥兵衛作か
¥8,160
★女鏡秘伝書[をむなかゝ見](慶安3年) 【判型】大本3巻3冊。縦278粍。 【作者】野田弥兵衛作か。 【年代等】慶安3年5月刊。[京都]野田弥兵衛(橘屋弥兵衛・合哺堂・庸春)板。 【備考】分類「往来物・仮名草子」。江戸前期の代表的な女訓書で、江戸中期まで何度も板行された。序文によれば、本書は「夫婦の間」をよりよく保つために編んだもので、朝晩見る鏡のように本書を座右の書にせよと諭す。上巻「一、五しやう三じうの事」以下三四項は女性の教養や衣裳・化粧等の心得、中巻「一、ふみの書やう上中下の事」以下三五項は書札礼と婚礼全般、下巻「一、おとこ・をんなわかうせぬときの事」以下51項は産前・産後の心得、通過儀礼、食礼、養生について述べる。ほとんど仮名書きの本文をやや小字・11行・所々付訓で記す。本書は、女性に必要な教養全般を具体的に詳述した近世最初の文献であり、特に近世最初の女性書札礼としても重要。また、本書の記述には万治3年刊『女式目』と共通する部分が多く見られる点も注目される。板種の大半が江戸前期刊本で、慶安3年板を初刊として、慶安5年板、承応元年板、万治2年板、寛文10年板、延宝3年板、延宝6年板、元禄5年板、江戸前期板のほか、長谷川光信の挿絵を入れた明和4年刊『〈当用躾方〉女鏡秘伝書改成』等の諸本がある。 11女ジョキョウヒデンショ・オンナカガミ(慶安3年)★【往来物・仮名草子】102 SE01285
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★貞徳文集[貞徳文章] 【作者】松永貞徳(勝熊・逍遊軒・明心・長頭丸・延陀丸)作
¥14,320
★貞徳文集[貞徳文章] 【判型】特大本2巻2冊。縦320粍。 【作者】松永貞徳(勝熊・逍遊軒・明心・長頭丸・延陀丸)作。 【年代等】慶安3年2月刊。[京都か]刊行者不明。 【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開画像を合成。『貞徳文集[貞徳文章]』は、江戸初期の代表的歌人・俳人である松永貞徳が私塾門弟用に編んだ手本。貞徳は、慶長末年から自宅に私塾を開いて庶民子弟の教育にも携わったが、本書はそこで用いられた手本で、実用的な消息文例集を集めた先駆的な往来として重要。上巻に1~6月の消息例文91通、下巻に7~12月の83通の、合計174通を収録。例文は極めて多彩で、連歌・香道・詩歌・碁・茶の湯・書画・誹諧・琵琶・能・音律など諸芸能、また、読書・漢学・暦法・占い・兵法その他の教養や、節句・参詣・花見・鷹狩り、その他四季行楽、寺社祭礼や普請・法事、年中行事故実、取引売買、注文・調達依頼、職人雇い入れ、馬具・茶道具等の貸借・購入、花火製法、表具依頼、薬種・酒・舶来の葡萄酒にまつわる手紙、季節の会合、招待・訪問、料理・接待、病気平癒、念仏修行、婚礼その他通過儀礼、水害見舞い、献上品、公務、農村経営等を主題としたもので、京都における教養人や上流階級の往事の生活を彷彿とさせる。本文を大字・6行で綴り、任意の語句に片仮名の読みを付す。なお、『貞徳文集』の書名は早く『万治2年書目』に見え、『寛文10年書目』からは『貞徳文章』と改められているが、『延宝3年書目』では、『貞徳文章』と『貞徳文集』の2本(いずれも2冊本)が並記されているため、両者が別内容であった可能性もある。 03消テイトクブンシュウ・テイトクブンショウ★【往来物】179 SE00272
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★万字尽[万うをづくし并貝尽ほか](慶安4年以前・2種) 【作者】不明
¥4,000
★万字尽[万うをづくし并貝尽ほか](慶安4年以前・2種) 【判型】大本1冊。収録順に縦259・259粍。 【作者】不明。 【年代等】慶安4年以前刊。[京都か]水野庄左衛門板。 【備考】分類「往来物」。『万字尽』は、江戸前期に数種刊行された語彙科往来。底本は書き入れから慶安4年以前初刊。慶安以前刊本は大本1冊、元禄頃刊本は半紙本1冊で、いずれも「万うをつくし并貝尽」「万鳥つくし」「万木名つくし」「万花名つくし」「獣つくし」「八百屋物つくし」「万虫つくし」の7分類で語彙を列挙した往来。各語を大字・4行(1行6字)・付訓で綴る。万治頃刊『累用字尽』の流れを汲む分類字尽型の往来である。慶安以前刊本の原題は不明だが、元禄頃刊本は方形に近い題簽の右半分を目録の代用とし、「一、うをつくし、一、はなつくし、一、かいつくし…」のように細目を3段書きにする。 02語ヨロズジヅクシ・ヨロズウオヅクシナラビニカイヅクシホカ(慶安4年以前・2種)★【往来物】36 SE00150