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仮名字例(聚分仮名字例)
¥2,380
仮名字例(聚分仮名字例) 【判型】中本4巻1冊。縦193粍。 【作者】橘成員(ナリカズ・シゲカズ、山崎吉里・貉睡堂)編・序。 【年代等】延宝4年秋、山崎吉里序。延宝6年2月刊。[江戸]本屋吉兵衛板。 【備考】分類「辞書」。*橘成員(たちばな-なりかず)、?-? 江戸時代前期の国学者。延宝6年(1678)「仮名字例」をあらわす。元禄9年「倭字古今通例全書」を刊行し,契沖の「和字正濫鈔」を批判した。字は仲宇。号は貉睡堂。SE02372
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伊路波天理鈔[以呂波天理鈔・イロハ天理鈔]
¥2,120
伊路波天理鈔[以呂波天理鈔・イロハ天理鈔] 【判型】大本2巻合1冊。縦250粍。 【作者】良鑁(リョウバン)作・序。沙門重誉跋。 【年代等】延宝5年12月自序。延宝6年7月刊。[?]喜兵衛板。 【備考】分類「文字」。袋綴じ展開収録。密教の立場より説明したイロハ47字の解説書。漢字カナ交じり。上巻:イロハの題号、作者(弘法大師説)、成立時期、梵字の概説、漢字の略史、日本の文字略史、下巻:イロハ歌と経文(諸行無常、是生滅法…)の解釈、仮名遣(「は」をワ、「へ」をエ等、別の音でよむことの意義)、かなの漢字字母と書き方の解説、いろは末尾の京字のこと、数字の義理。自序によれば、武田氏玉翁という居士の請と小池の心海阿闍梨の勧めにより述作したもの」「著者は伝不詳。跋冒頭に「或人ノ請ニ任テイロハノ鈔ヲ作ス吾質性自元世智ニ暗ケレハ世利ノ為ニ捨ラレテ困窮シテ北野紙谷川(カイカハ)ニ寓ス…」。外に延宝5年刊『三世雑問答』の著述あり」。また、延宝5年12月、沙門良鑁自序。自跋末に「沙門重誉/春秋五十二歳欽書之」。跋末余白に刊語・刊記「右天理鈔此借彼写文字仮名従有書写誤申請令刊行者也/出雲寺和泉掾/延宝六戊午天夷則十二日」(版元名は入木か)(以上、西尾市岩瀬文庫古典籍書誌データベース)SE02010
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新板〉女諸礼集(延宝3年)
¥8,400
★〈新板〉女諸礼集(延宝3年) 【判型】大本7巻6冊。縦259粍(冒頭の早印本第1巻のみ縦249粍)。 【作者】不明。 【年代等】延宝3年3月刊。[大阪]本屋清左衛門ほか板。 【備考】分類「往来物・礼法」。『女諸礼集』延宝3年本(やや後印)にて全冊を袋綴じ展開収録(見開き図再掲)。また、冒頭に早印本の第1巻も同様に収録したほか、1巻15丁と4巻11丁が落丁のため、別本コピーにて補った(なお、5巻6丁は底本以外の別本にも欠落するため飛び丁と思われる)。『〈新板〉女諸礼集(延宝3年)』は万治3年初刊の改訂版。『女諸礼集』は、近世最初の大系的な女性礼法書で、大本と半紙本の2種がある。内容は、一之巻(題簽下部「しつけがた・四きこそで・ひながた」*以下同)が「女房つねにわきまふべき色々」「女はうしつけかたの次第」「よろづくいかたの次第」「くいかたかよひの次第」の4章、二之巻(「正月かゝみのづ」)が「ぢよようかたかよひの次第」「みやづかへする人心いれの次第」の2章、三之巻(「しうげん・たのみ」)が「嫁取云入真草の次第」「よめ入の次第」の2章、四之巻(「けしやう・水し(御厨子)・くろだな(黒棚)」)が「真のしうげんの次第(女房向輿座入の次第)」「さうのしうげんの次第」の2章、五之巻(「さんやたんじやう・げんぶく」)が「産屋の次第」「誕生の次第」「元服の次第」の3章、六之巻(「しうげん・しやくの次第」)が「四季の小袖模様」「酌取やうの次第」の2章、七之巻(「しうげん・しやくの次第」)が「正月かゞみのかざりやうの事」「女官の次第」「服いとまの次第」「諸神さんけいの事」等の記事から成る。以上を、先行する女性礼法書と比較すると、『女諸礼集』は、①結納から婚礼祝言、また婚礼道具や飾り物までを含め婚礼関連の記事が新たに加わり、かつ本書において大きなウエートを占めること、②出産や通過儀礼(三日祝い・七夜・食初・髪置・袴着・元服等)に関する記事が加わったこと、③四季時服や四季の飾り物の記事が加わったこと、④婚礼儀式や進物等の積み方、膳部など図解が増え、細部に関する具体的な情報が随所に盛り込まれたこと、⑤服忌や信仰・参詣など種々の細かい記事が加わったこと、などが大きな特徴として指摘できる。ただし、これら『女諸礼集』の特徴のうち新たに加わった記事の数々は、寛永板『諸礼集』の構成からも知れるように、小笠原流礼法にもともと包括されていた内容である。したがって『女諸礼集』は、従来の女性礼法書よりも一般の小笠原流礼法書の構成や内容に一段と接近したものとなったが、書札礼が全く含まれない点が一般の小笠原流礼法書と大きく異なる(寛延4年刊『女諸礼綾錦』以降の改編で書札礼を完備するようになったことと対照的である)。なお、初期刊本では万治3年板のうち7巻末尾(「女官」以下8丁)を割愛した元文3年求板本([大阪]田原屋平兵衛板)や、万治板とは異板で内容も一部異なる天和3年板([大阪]池田屋三郎右衛門板)のほか、延宝三年板([大阪]本屋清左衛門ほか板)、貞享5年板([京都]平野屋佐兵衛板)などがある。また、当時家々で秘伝とされた礼法を公開した意義は大きく、本書を町人向けに再編集した寛延4年刊『女諸礼綾錦』や天保12年刊『〈新増〉女諸礼綾錦』などの展開を通じて、女性礼法の一般化に多大な影響を及ぼした。 SE01490
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★白岩目安[御目安](延宝4年*高精細) 【作者】斎藤与六書カ
¥1,400
★白岩目安[御目安](延宝4年*高精細) 【判型】特大本1冊。縦277粍。 【作者】斎藤与六書カ。 【年代等】延宝4年書。 【備考】分類「往来物」。『白岩目安(白岩状)』は、出羽国村山郡白岩郷(山形県西川町・寒河江市等)の惣百姓らが、寛永10年に領主酒井長門守忠重の苛政を幕府に訴えた訴状を手習本とした目安往来物(寛永10年本と、追伸文を増補した寛永12年本系統の2種ある)。最終的に36名の百姓が処刑され収束した「寛永白岩一揆」に対する反体制的な内容で、租税の負担増や不当な賦課を始め領主の非道など一揆の理由を23カ条にわたって記す。『白峯銀山目安』を始めとする類書の成立を促した目安往来物の先駆。本書は現存本の最古本。 SE01461
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★〈新板〉書礼手本〈尊円流〉[書礼要粋手本](置散子・延宝5年) 【作者】置散子作・書。
¥4,360
★〈新板〉書礼手本〈尊円流〉[書礼要粋手本](置散子・延宝5年) 【判型】大本3巻3冊。収録巻順に縦275・264・270粍。 【作者】置散子作・書。 【年代等】延宝5年2月刊。[江戸]吉田屋喜左衛門板。 【備考】分類「往来物」。3種取り合わせ、中巻重複で、いずれも全冊袋綴じ展開収録。『〈新板〉書礼手本〈尊円流〉[書礼要粋手本]』は、書名の通り、書札礼全般を説いた礼法書・往来物。上巻には「料紙事」以下12章、中巻には「連札之事」以下24章、下巻には「制札事」以下22章の合計58章から成る。料紙・礼紙等の定法・作法、御内書・女房奉書・御奉書・宛状・宛所書・披露状・二重留・連札・触状・盛合書・産所書札・弔状・僧中宛て書状(宛所・脇付等)・各種目録・箱上書・制札・高札・掟書・壁書・法度・条々・絵馬・願書・寄進目録・寄進灯籠銘・女中宛て書状・色紙・短冊までのあらましと、以呂波正字・以呂波読様等について記す。消息例文も随時載せるが、いずれも書簡作法あるいは故実が中心で、一般の用文章とは異質のものである。本文を大字・5行・付訓、または小字・9行・付訓で記す。なお、筆者・置散子は、延宝期の往来物数点を手掛けており、当時江戸で活躍した御家流の書家であろう。作品には、本書のほかに延宝6年刊『四季仮名往来』(江戸・井筒屋三右衛門板)、延宝7年刊『富士野往来』(江戸・本屋三右衛門板)、延宝頃刊『今川状』(刊行者不明、享保頃刊『花幼往来』にも所収)などがある。 SE01371
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★〈今様文章〉御所女筆(延宝8年)
¥4,000
★〈今様文章〉御所女筆(延宝8年) 【判型】大本2巻2冊。縦270粍。 【作者】不明。 【年代等】延宝8年7月刊。刊行者不明。 【備考】分類「往来物」。『御所女筆』は、跋文によれば、女筆手本は種々あるが男性筆の手本を「女筆」と称して板行するものも多く、これらの男筆手本は「そのさまいやしくして、幼女のてほんとなりがた」いものである、よって、御所で格別能書の女筆を尋ね求めてこのたび新たに上梓したものであると経緯を記す。同時期の女筆手本と比べても筆跡が独特であり、強いて言えば、同じ延宝期に遊女の筆跡を集めた『手跡文章』の趣にも似る。『御所女筆』は、全文が散らし書きで、上巻は新年祝儀の文以下16通、下巻は「他国出張の人へ送る文」以下19通の合計35通を収録。「大散らし」の例文には小さな数字で読み順を示す。また、各巻の表紙見返しに挿絵を掲げる。なお、戦前には女子学習院が所蔵していた旨を『女流著作解題』に記す(学習院本は戦災で焼失)。同書には年号の記載は無いが、板元を「通油町、山形屋板」とする。 11女ゴショニョヒツ-イマヨウブンショウ(延宝8年)★【往来物】42 SE01279
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都名所往来[〈寺社〉都名所往来](延宝板・3種) 【作者】鈴鹿定親作
¥5,040
都名所往来[〈寺社〉都名所往来](延宝板・3種) 【判型】大本2巻合1冊。収録順に縦277・258・267粍。 【作者】鈴鹿定親作。 【年代等】延宝2年7月作・書。延宝3年4月初刊([江戸]松会板)。江戸中期(天明頃)後印([京都]武村嘉兵衛板)。 【備考】分類「往来物」。延宝3年初板本と江戸中期後印本など3種を収録した。『都名所往来』は、手紙文の形式を借りながら、宮中を中心とした京都の年中行事、洛中洛外町次第、名所旧跡、宮寺・山院・寺号、所々額筆者、国八郡并村数、花洛祭礼等について詳述した往来。「陽春之慶賀珍重々々。富貴万福幸甚々々。自他繁昌雖事旧候、猶以不可有尽期候…」で始まる本文を大字・5行・付訓で記す。総じて、寛文9年(1669)刊『江戸往来』の影響が見られ、末尾を「…二条御城内外御番之歴々、抽誠精、昼夜知時、太鼓・櫓鳥不驚、弓入袋、剱納筥御代…国土安穏民譲畔、誠武運長久。于時延宝二寅初秋鈴鹿定親造之畢」と結ぶように、巻頭の宮中奉賛に対応させる。また、「洛中洛外町次第」のように例文中に語彙集を盛り込んだ箇所も少なくない。現存本では底本の延宝3年松会板が最古だが、さらに先行する上方版の存在も否定できない。なお、本書の改編本に寛政10年(1798)刊『〈童子重宝〉都名所往来』があり、本書の増補版に明治25年(1892)書『花洛名所往来』がある。 06地ミヤコメイショオウライ(延宝板・3種)【往来物】126 SE00790
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★小野篁歌字尽[〈小野篁〉歌字尽](延宝板・2種) 【作者】不明
¥4,000
★小野篁歌字尽[〈小野篁〉歌字尽](延宝板・2種) 【判型】大本1冊。縦255粍。 【作者】不明。 【年代等】延宝5年5月刊。刊行者不明。 【備考】分類「往来物」。冒頭が「椿」で始まる寛文2年板系統の「椿」本の『小野篁歌字尽』。何らかの意味で類似している漢字を1行に並べ(これを仮に1単元と呼ぶ)、これに和歌を添えて記憶の便を図った往来。1単元の文字数は2-8字と様々で、全体の83%が、(1)偏・冠・構・旁など漢字の字形の共通点を基準にした単元である。このほかは、(2)「(たばかる)・姦(かしまし)・轟(とどろく)」などの俗字や、(3)「東来(ひらり)・西来(しゃらり)・左右袖(ともかふも)」などの世話字、また、(4)字形が似通った「末・未・賣・買」等の類字、さらに、(5)一つの物名を表す熟語のうち、その文字の一つが共通するものを選んで構成した同字を含む異語、(6)「美人草(びじんさう)・女郎花(をみなへし)」「鶏冠木(かへで)・鴨脚(いちやう)」のように奔放な連想によって連ねた二つの宛字などである。このような構成で、寛文2年本系統では「椿・榎・楸・柊・桐」以下全126単元・625字(重複分を除くと586字)を載せる。本往来は、江戸中期より明治初年にかけて著しい普及の足跡を遺した。 02語オノノタカムラウタジヅクシ(延宝5年・2種)★【往来物】38 SE00061