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万日記[大福帳](5種)  【作者】不明

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万日記[大福帳](5種)
【判型】大本1冊。収録順に縦258・236・262・253・250粍。
【作者】不明。
【年代等】安永元年(1772)以前初刊([仙台]柳川屋庄兵衛板)。江戸中期刊。刊行者不明。
【備考】分類「往来物」。江戸中期頃の無刊年本を始め、次の5種を全冊収録した。①〈新板〉万日記尽、江戸中期刊か、[仙台]刊行者不明、天地258粍、②万日記(外題不明)、江戸後期刊か、[仙台]刊行者不明、天地236粍、③〈新版〉万日記〈ひらがな付〉、弘化4年再刊、[仙台]伊勢屋半右衛門板、天地262粍、④〈新版〉万日記〈ひらがな付〉、弘化4年再刊(後印)、[仙台]刊行者不明、天地253粍、⑤〈小学習字〉万日記、白木柏隠(半右衛門)編、明治14年2月刊、[仙台]白木半右衛門板、天地250粍。本書は、大本または中本1冊で、大本(安永元年以前刊、弘化4年(1847)再刊)、中本(文政12年(1829)刊)など少なくとも5種以上の板種を持つ仙台板の往来物。そのうち大本は全3丁半の小冊子で、「本文のみ」と「頭書絵抄本」の2種ある。本文は「米・大豆・小豆・蕎麦・大角豆・大麦・小麦…」と起筆した文章で、穀類と数量、通貨と単位を羅列した後「右之通、請取相済候…」と続く「請取手形」と、3カ条から成る「店請状」の雛形を載せ、最後に「名頭字尽(合計85字)」を付す。大本の頭書は第2丁表までで、穀類や金子の挿絵を3葉載せる。一方、中本は頭書に「暦中段解」「暦下段の事」「男女相生」、巻末に「五性居判事」「九九」を収録する。大本・中本とも本文を大字・5行・付訓で記す。また、大本表紙見返に「正徳元年(1711)五月吉日」の記載があるが、現存本を見る限り、本書の初刊年代を示すものとは到底考えられない。なお、万治4年(1661)1月写本の『万日記』(小泉蔵、表紙等に古森村・高橋喜三郎の記載あり、本文中にも「高田郡」の地名が出てくるが使用地域は不明)は、冒頭に「万石物之覚也。米一升二合三勺一才。八木二升一合七勺二才…」と起筆し、様々な穀物の種類と数量を6丁12頁36行にわたって記載した後、「銀子之覚」と題して様々な通貨の単位や金額を記す。続いて、鳥獣等の単語集を挿んだ消息文を始め、準漢文体書簡と仮名文をそれぞれ数通ずつ掲げるもので、裏表紙に「大福帳」あるいは「大福万覚帳」の書き入れもあり、刊本『万日記』の成立を考えるうえで極めて興味深い史料である。
03消ヨロズニッキ・ダイフクチョウ(5種)【往来物】34 SE00340

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