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六諭衍義大意(文政13年・美濃岩村藩板・2種)  【作者】室鳩巣(直清・師礼・汝玉・滄浪・駿台)作

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六諭衍義大意(文政13年・美濃岩村藩板・2種)
【判型】大本1冊。収録順に縦258・258粍。
【作者】室鳩巣(直清・師礼・汝玉・滄浪・駿台)作。
【年代等】文政13年5月刊。[美濃岩村藩(現・岐阜県恵那市岩村町)]岩村地方役所板。
【備考】分類「往来物」。一部異板の別本も抄録した。『六諭衍義大意』は、享保6年刊『〈官刻〉六諭衍義』とともに将軍・吉宗の命によって庶民教化用に編まれた官刻の往来物。享保6年板は荻生徂徠が程順則本『六諭衍義』に訓点を施しただけのものであったが、さらに平易な仮名書きの教訓書として編まれたのが『六諭衍義大意』である。『六諭』は、明の太祖・洪武帝が洪武31年(1398)に発布した『教民傍文』41カ条中の「自治章程」の1条で、「孝順父母」「尊敬長上」「和睦郷里」「教訓子弟」「各安生理」「母作非為」の6項に及ぶ庶民の生活心得で、「父母に孝順にす」「長上を尊敬す」「郷里を和睦す」「子孫を教訓す」「おのおの生理を安んず(家業出精)」「非為をなすことなかれ」の六つを諭したもの。底本は、文政13年5月に岩村藩で刊行された『六諭衍義大意』で、跋文に「此度新たに当御領内へ示し下さるゝ事に候。但、先に下されたる慶安御触書は農民生産(スギワイ)の事多く、此御書物は道理(ミチスジ)の教にて候。道理のおしへは父の子を教る如く、生産の事は母の子を養ふに類し候。何れも有がたく、畏りて仰ぎ敬ひ、御領内のものども常々読習ふて、御趣意をよくよく会得いたし、取失ふべからず候。故に今、御触書に引続きて板に刻み、頒(ワカ)ち行ふもの也」と記す。同藩では文政13年3月刊行の『慶安御触書』と同年5月刊行の本書を庶民教化の二大教諭書と位置づけていた。本書刊行当時の岩村藩主は松平乗美(ノリヨシ)で、知行借上、倹約、新田開発、荒地の開発、桐・桑・杉・茶・栗などの苗の育成と国産所の設置などの財政改革を中心とした藩政改革に着手し、藩財政を立て直したが、その後、天保4年からの大飢饉による影響が大きく、改革が停滞し、領民の負担も増大し、それに耐えきれなくなった岩村藩内の52か村の代表らは天保8年(1837年)5月、改革の中心人物であった家老(丹羽瀬清左衛門)を弾劾し、藩政改革も中止に追い込まれ、再び、財政は悪化していった(Wikipedia参照)。
04教リクユエンギタイイ(文政13年・美濃岩村藩板・2種)【往来物】32 SE00590

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