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〈官刻〉六諭衍義[官刻六諭衍義・重刻六諭衍義](2種)  【作者】范鋐(声皇)作。荻生徂徠(物茂卿・茂卿)編(訓点)・序

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〈官刻〉六諭衍義[官刻六諭衍義・重刻六諭衍義](2種)
【判型】大本2巻1冊。収録順に縦265・265粍。
【作者】范鋐(声皇)作。荻生徂徠(物茂卿・茂卿)編(訓点)・序。
【年代等】享保6年10月、荻生徂徠序。享保6年11月刊。[江戸]須原屋茂兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。官刻と賜板の2種を収録(うち官刻は袋綴じ展開収録)。『〈官刻〉六諭衍義』は、もと大本2巻2冊、後、2巻合1冊。享保4年3月に島津吉貴が幕府に清国の現状報告を行った際に、献上された程順則(雪堂)の『〈程氏本〉六諭衍義』(1708年、中国福建省で刊行)が将軍吉宗の目に触れ、これを庶民教化に役立てるべく、室鳩巣に和解を命じる一方、荻生徂徠には程順則本に訓点を施すように命じた。このうち、前者の和解本(『六諭衍義大意』)に先立って出版された徂徠の訓点本が本書である。冒頭に享保6年10月の徂徠序、康煕47年(1708)4月の竺天植(程順則の恩師)序、次いで范鋐自序を掲げ、末尾に范鋐自跋、康煕47年の程順則の跋までを翻刻する。本文を楷書・大字・8行・無訓で記すが、程順則本とは本文の字配りは異なり、また程順則本の巻頭に掲げられていた「上諭十六条」が省かれた。なお、「六諭」は、中国明朝初代洪武帝(太祖)が1397年に発布した教育勅語で、「孝順父母(父母に孝行し従う)」「尊敬長上(目上を敬う)」「和睦郷里(近隣と仲良くする)」「教訓子孫(子孫を教え導く)」「各安生理(生まれ付きの境遇を知り家業に励む)」「毋作非為(悪事をしない)」の6カ条から成る。これを平易に解説した范鋐(ハンコウ)の『六諭衍義』を、琉球人程順則が中国福建省で自費出版して持ち帰り、享保4年、薩摩藩第四代・島津吉貴がこれを徳川吉宗に献上した。吉宗はこれを庶民教化に役立てるため、早速、『六諭衍義』の訓点を荻生徂徠に、和訳を室鳩巣に命じ、訓点本が享保6年、和解本(六諭衍義大意)が翌7年に幕府から刊行(官刻)された。後に両者の板木は民間に下賜され再刊(賜板)されたが、特に『大意』とその類書は諸藩・民間書肆によって数多く上梓され、寺子屋の道徳教科書として流布、明治中期まで約180年間、修身書的な役割を担った。
04教リクユエンギ-カンコク・カンコクリクユエンギ・ジュジュウコクリクユエンギ(2種)【往来物】101 SE00583

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