★頼杏坪先生食禄箴　　【作者】頼杏坪（杏翁）作・書

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★頼杏坪先生食禄箴
【判型】大本1冊。縦250粍。
【作者】頼杏坪（杏翁）作・書。
【年代等】文政7年夏作・書・初刊（春草堂板）。明治初年後印（刊行者不明）。
【備考】分類「教訓・往来物」。彫工：三雅堂・桑原友同。袋綴じ展開収録。「凡食君禄、孰不奉公。奉公有道、可不予通…」で始まる漢字4字1句、2句1聯を基本とする合計74句からなる文章で、君禄を頂く家臣たる者がいかにあるべきか、いかに奉公すべきかを諭した教訓書。まず奉公には道があること、また、奉公前の心掛けとして、知恵の有無にかかわらず学問に出精して、修己治人の基礎を身に付けることなどを説き、そして自ら正しいと信ずる尺度（権度）により適格に物事を判断すべきこと、政事（政治上の事務）の処理においては小事を侮ったり大事を敬遠したりせず、それぞれの邪正適否を明らかにして果敢に決断すべきこと、君主のためになることは常に提言すべきことなどを教える。そのほか、忠臣としての行動規範や心持ちについて具体的に縷々述べている。本文を半丁に大字・2行（16字）・無訓で記すが、「和解」は載せない。
04教ﾗｲｷｮｳﾍｲｾﾝｾｲｼｮｸﾛｸｼﾝ★【教訓・往来物】26 SE00581