★〈荒神奉納〉家財繁栄抄（前編）［〈魚鳥地口〉どうけ百人一首］（3種）　　【作者】十返舎一九作・序。五湖亭貞景画

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★〈荒神奉納〉家財繁栄抄（前編）［〈魚鳥地口〉どうけ百人一首］（3種）
【判型】中本1冊。収録順に縦180・179・182粍。
【作者】十返舎一九作・序。五湖亭貞景画。
【年代等】文政10年春初刊。江戸後期後印。［江戸］山口屋藤兵衛板。
【備考】分類「往来物・合巻」。前後2編のうち前編は準往来物で、家財、特に厨房で使用する諸道具を題材にして詠んだ教訓歌を主とする。一例を示せば、「鍋黒丸（なべのくろまる）／身のほどを汁の実にせよ、破鍋（われなべ）にとぢ蓋せしぞこゝろ安けれ」のように諸道具を歌仙に見立てて各1首ずつ合計38首を書き連ねる。頭書には「鬼は外、福は内」を洒落た「かにはそと、ふぐはうち」のような地口・前句を集めた「魚づくし地口」「青物尽地口」「鳥づくし地口」「獣尽前句集」「虫尽前句集」を掲げる。なお、後編は中国渡来の仙人について述べた戯作である。
04教ｶｻﾞｲﾊﾝｴｲｼｮｳ-ｺｳｼﾞﾝﾎｳﾉｳ（前編）・ﾄﾞｳｹﾋｬｸﾆﾝｲｯｼｭ-ｷﾞｮﾁｮｳｼﾞｸﾞﾁ（3種）★【往来物・合巻】35 SE00392