★通用文則頷下珠［早見文章硯箱］（3種）　　【作者】北尾重政初世作

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★通用文則頷下珠［早見文章硯箱］（3種）
【判型】小本1冊。収録順に縦109・110・109粍。
【作者】北尾重政初世作。
【年代等】安永10年春初刊（［江戸］山崎金兵衛板）。寛政9年12月再刊（［大阪］海部屋勘兵衛板）。改題本は、天保6年8月再刊（［京都］吉野屋仁兵衛ほか板）。
【備考】分類「往来物」。『通用文則頷下珠』（袋綴じ展開収録）のほか、その改題本『早見文章硯箱』2種を抄録。『通用文則頷下珠』は、四季折々の手紙から、各種祝儀状・見舞状、また、諸事に伴う手紙までを集めた用文章。いずれも往復文で「年始に遣す状」～「年暮に遣す状・同返事」までの全68通を収録。初春の野遊びや京都郊外での花見、初夏の鎌倉めぐりなど四季折々のレクリエーションの誘引状から、吉凶事その他雑事に関する例文まで一通りを収録する。本文を5行・所々付訓で記す。前付に「朱晦庵幼稚頴悟之図」「一生身持八景」「万年暦大雑書」「書札上書認様高下」「書状留書高下」「年号用字」「知死期くりやう」「人のたましゐを知る歌」等、頭書に「万物数量字尽」「篇冠構」「五性書判」「大日本国尽」「五性名頭」「不成就日」「片仮名いろは」「十幹十二支同異名」等、巻末に「八卦之図」を収録する。なお、改題本（ただし異板）『早見文章硯箱』は、『通用文則頷下珠』の付録記事の一部を改編したもので、巻頭に本文および頭書の目録3丁、巻末に1丁分の記事（「永字の八法」「本朝五十韻」「十二月異名」）を増補してある。
03消ﾂｳﾖｳﾌﾞﾝｿｸｶﾞﾝｶﾉﾀﾏ・ﾊﾔﾐﾌﾞﾝｼｮｳｽｽﾞﾘﾊﾞｺ（小本・3種）★【往来物】109 SE00271