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★諸礼大学[食礼大学・礼道階梯](2種)  【作者】田島養元(泥尾・池竜・昆明淵)作・跋。高井蘭山序。自寛斎画

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★諸礼大学[食礼大学・礼道階梯](2種)
【判型】大本1冊。収録順に縦260・260粍。
【作者】田島養元(泥尾・池竜・昆明淵)作・跋。高井蘭山序。自寛斎画。
【年代等】江戸後期(文政頃)刊。[名古屋]昆明淵(著者)蔵板、永楽屋東四郎(東壁堂)売出。
【備考】分類「往来物」。前半「食礼大学」は、冒頭に「大概食礼のはしがゝりを物語申候ゆへ御聞候へ」とあるように、読者に話しかけるような口調で食礼(客方礼法)のあらましを平易に説く。特に「忌み箸(嫌い箸)」など食事の禁忌についての記事が多い。ただし「食礼大学」は、三浦久之丞(ひさのじょう)(庚妥(つぐやす))作、享保8年(1723)刊『便用謡』のうち、8歳以後の諸礼躾方を説いた「躾之端」を丸々引用したものである。また、後半の「諸礼大学」は、「一、皆人のよるべき者を道といふ。道をはなれていづこにか往来(ゆきき)あらんや。其道の六草の芸の初なる、先、礼道ををしふべし…」と筆を起こして、礼の大意や給仕方礼法、起居進退、請け取り渡し、進物積み方などの作法全般を説き、特に孝養について言及するのが特徴。礼の理念として「礼は謙遜・辞譲とて皆へり下る事ながら、其の程々を知らざれば諂ふに似つ。威儀なくて慇懃尾籠に落ぬべし。また、ゐぎのみかちて和せざるは、傲惰(ごうだ)の人に似たるぞや」と述べ、また、「礼儀の本は、おのが身をみづからひきく、人様を尊ぶこそは大意なれ」と諭すほか、物の授受に右手を使うことを説き、長い物・丸い物・四角い物の持ち方を始め基本的な動作について詳述する。なお、頭書に「諸礼之図式」「中国善行伝」を掲げ、前付に「五節句由来」等の記事を載せる。また、本書には異本が多く、序文に滄浪子序と高井蘭山序の2種あり、また、底本のように本文冒頭部首題「食礼大学」、後半部首題を「諸礼大学」とする一本のほかに、その双方の首題を「諸礼大学」とする別本や、前半部を「食礼楷梯」とする別本がある。原本未見だが、富山市図山田孝雄コレクション中に、享和3年板『礼道階梯』([名古屋]風月堂孫助板)がある由。刊記に間違いがなければ、これが初板本であろう(従って「諸礼大学」は改題本ということになる)。
04教ショレイガク・ショクレイダイガク・レイドウカイテイ(2種)★【往来物】85 SE00484

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