★〈異本〉女今川［川に名風て女子教化の条々］（明和5年）　　【作者】三好長貞作・書

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★〈異本〉女今川［川に名風て女子教化の条々］（明和5年）
【判型】枡形本1冊。縦169粍。
【作者】三好長貞作・書。
【年代等】・明和5年9月作・書。
【備考】分類「往来物」。綴葉装の枡形本で作者直筆本。末尾数丁は白紙のため割愛した。『〈異本〉女今川［川に名風て女子教化の条々］』は、元禄板系統または貞享板系統など流布本の『女今川』（23カ条＋後文）の形式と文草を模して綴った女子経訓。第1条「一、常の容儀を不知して終に身の誉を不得事」、第2条「花鳥雪月を好み無益之所作を楽事」、第3条「小過を免さず近仕の善悪を乱す事」のように禁止項目を一つ書きで列挙し、家政を担う妻の心得や戒めを種々述べる。後文では、以上の条々を常に心懸けること、斉家のための五常をよく弁えるべきこと、女子は幼少
時から躾方を習うべきこと、良友と付き合うこと、舅姑の心を知ること、さらに夫に対する心得や己の心の善悪を知る目安、家内上下の人々との接し方、様々な場面での振る舞いの善し悪しなどに言及し、最後に「既に、貞女の道を守るべき家に適て、其身をいたづらにし、子族をもたず、世上の嘲を不恥儀はひとへに口惜かるべき次第也。仍、書面にかくのごとし」と結ぶ。
11女ｵﾝﾅｲﾏｶﾞﾜ-ｲﾎﾝ・ｲﾏｶﾞﾜﾆﾅｿﾞﾗｴﾃｼﾞｮｼｷｮｳｹﾉｼﾞｮｳｼﾞｮｳ（明和5年）★【往来物】13 SE01123