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女今川教種(文政2年・仙台板3種)  【作者】沢田吉作

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女今川教種(文政2年・仙台板3種)
【判型】大本1冊。収録順に縦261・263・262粍。
【作者】沢田吉作。
【年代等】文政2年再刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。後半に異板([仙台]本屋治右衛門板)を全冊収録し、さらに同板別本も抄録した(別途モノクロ版を全冊収録)。元禄13年板系統の『女今川』の一つ。貞享4年刊『女今川』の改編版で、特に元禄板には菱川師宣画と推定される挿絵8葉を掲げる。同書の沢田吉序文に「此比有人の書し『女今川』をみるに…」とあり、「然るに、今また改かふる事は、全我言をよしとするにあらず。自かたましき所をひそかにしるして…」と述べることから、執筆動機が知られるが、このことは貞享板の首題『今川になぞらへて女いましめの条々』をあえて『自を戒む制詞の条々』と改めた点にも象徴されている。各条々は貞享板とほぼ同傾向だが、後文については改編の跡が著しく、具体的には「心かだまし」と「心すなほ」の強調が目立つ。本書を自戒の書として書いた吉の理想は、「かだまし」き点のない、「すなほ」な心延えの女性だったのであろう。また、第5条では「主・親の深き恩」を「父母の深き恩」と言い換え、「忠孝」の代わりに「孝の道」とした点、さらに後文で、天地の道や五常を説いた抽象的な表現や、下僕や他人に対する心得などを割愛する一方、孝・貞の見地から己の心の善悪を内省することを説いた点に特色がある。本文を概ね大字・4行・付訓で記す(後文は一部散らし書き)。なお、本書の改刻板に『〈新板〉新女今川』と『女今川〈教訓書〉』の2種あるが、いずれも挿絵と刊記を削除して1冊に合本した異板である。元禄板系統も元文2年刊『女今川錦の子宝』を始め種々刊行された。
11女オンナイマガワオシエグサ(文政2年・仙台板3種)【往来物】65 SE01125

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