★〈地学大意〉世界都府尽（2種）　　【作者】黒田行元作・序。松川半山画

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★〈地学大意〉世界都府尽（2種）
【判型】半紙本1冊。収録順に縦228・227粍。
【作者】黒田行元作・序。松川半山画。
【年代等】明治6年10月自序。明治7年5月刊。［京都］田中治兵衛（文求堂）板。
【備考】分類「往来物」。同板別本も抄録した。『世界都府尽』は、当時最新の西洋地理書（大半は米国ミッチェル氏の『地誌』に基づく）数部を典拠にして編んだ往来物。まず総論として、世界の政体（君主・民主）や首都（約700都市中、百万都市は東京やニューヨークなど六都市と紹介）、地球の海陸の様子、世界三大洲などを説明し、続いて亜細亜・阿弗利加・欧羅巴・新世界（南北アメリカ）・何遮加（オセアニア）に分けて、主要国家・主要都市の概要（政治・経済・社会・文化・地理・気候等）を紹介する。頭書は本文と対応しており、「地学大意」「政体大略」「亜細亜洲総説」以下各洲毎に本文に登場する諸国家について挿絵を交えながら詳述する。本文を大字・5行・付訓で記す。
06地ｾｶｲﾄﾌﾂﾞｸｼ-ﾁｶﾞｸﾀｲｲ（2種）★【往来物】99　SE00737