〈都路〉東海道往来［〈改正〉東海道往来］（2種）　　【作者】不明

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〈都路〉東海道往来［〈改正〉東海道往来］（2種）
【判型】中本1冊。収録順に縦175・175粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。［江戸］和泉屋市兵衛（甘泉堂）板。
【備考】分類「往来物」。同板別本も全冊収録した。『東海道往来（都路往来）』は、『宝暦4年書目』に載る岡芳玄作『東海道往来』が初板本と思われるが未発見。また、後世流布本の最初と思われるのが、『江戸出版書目』に載る安永8年頃刊『東海道往来』（花屋板）である（文化6年板題簽角書の「文化己巳再板」は安永板の再板を意味するもの）。内容は、「都路は、五十余にみつの宿、時得て咲や江戸のはな、浪静なる品川や、頓（やが）てこえくる河崎の、軒端（のきば）ならふる神奈川は…」で始まる七五調・文字鎖の文章で東海道五三次の宿駅名を列記し、最後に女文形式で「…はなのにしきの九重に、こゝろうきたつみやこそと、君の寿きいわゐたりけり。かしく」と結ぶ。底本の和泉屋板は、口絵に「御江戸日本橋繁栄図」を掲げ、頭書「東海道名所大概」で東海道の絵地図と沿道の名所を紹介する。
06地ﾄｳｶｲﾄﾞｳｵｳﾗｲ-ﾐﾔｺｼﾞ・ｶｲｾｲ（2種）【往来物】24 SE00751