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★〈甲申新版〉頼朝武功往来[頼朝武巧往来]  【作者】十返舎一九作。晋米斎玉粒書。歌川豊国三世(歌川国貞初世)画

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★〈甲申新版〉頼朝武功往来[頼朝武巧往来]
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】十返舎一九作。晋米斎玉粒書。歌川豊国三世(歌川国貞初世)画。
【年代等】文政6年刊記。天保7年刊。[江戸]山口屋藤兵衛(錦耕堂)板。
【備考】分類「往来物」。十返舎一九の一連の伝記型往来の一つ。源頼朝の生涯を劇的に綴ったもので、父・義朝が暗殺された頼朝幼少の頃から「敵中に漂泊」しながら成長する有様、やがて武州で着実に勢力を伸ばし、ついに平氏を滅ぼすに及んだ顛末を描く。そして、若き辛酸の日々から翻って天下を手中に納めた武功を「蓋世の功臣、忠孝の良将」と評価する反面、梶原景時の纔訴によって義経を失脚させたことは頼朝の「生前不良の唯一」と批判する。そして最後は、刃を血に染めずに征夷大将軍に任ぜられた栄華は武人のなかの武人であると讃えて締め括る。本文末尾を「誠惶謹言」で終える書簡形式の本文を大字・5行・付訓で記す。なお頭書に、本文とは全く無縁で、けがの応急処置など家庭医療に関する「即急諸薬方」を掲げる。
05歴ヨリトモブコウオウライ★【往来物*一九絵題簽】14 SE00658

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