京町名（絵半切）　　【作者】不明

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京町名（絵半切）
【判型】折本1帖。表紙：縦305×横63粍。展開時：縦303×横2290粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期書カ。
【備考】分類「往来物」。高田喜太郎旧蔵の絵半切。本書は、一般に『京町尽』と呼ばれるもので、京都の小路名や町名を横・竪に分けて列記した往来物。古くは、中世の『拾要抄』や古本『節用集』等にも見られ、近世の往来物では頭書等の付録記事として収録されることが多いが、単行本もいくつか出版された。大きく数種の系統があるが、増田春好筆・墨屋板『京町尽』は、「平安城・洛陽・洛中・洛外・西陣…」で始まり、横町・竪町（たつまち）・洛北上京・洛東川東・洛南の5部に分けて、それぞれの地名を大字・5行・付訓で記し、所々割注形式で別称等を付記する。また、本屋吉兵衛板、や美濃屋平兵衛板『京町尽』は「西陣・聚洛・安居院・寺之内通…」で始まり、横町・竪町・川東・上京・下京・洛外の6部毎に地名を掲げるが、この折手本は、横町・竪町の2部に分けて町名・小路名等を列記する。なお、背景の挿絵は多く分割されるため、連続させて重複収録してある。
06地ｷｮｳﾏﾁﾅ（絵半切）【往来物】19　SE00705