★備前往来［岡山往来］　　【作者】2本目はふぢや伝六書。3本目は山田惣五郎書。天保7年刊本は、岡潔矩編・書。

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★備前往来［岡山往来］
【判型】大本または特大本1冊。収録順に縦248・290・290粍。
【作者】2本目はふぢや伝六書。3本目は山田惣五郎書。天保7年刊本は、岡潔矩編・書。
【年代等】江戸後期書。
【備考】分類「往来物」。『備前往来』の写本3種を全冊収録した。『備前往来』の最古本に文政10年、梶谷光太書の写本あり。本書は、「抑、備前岡山者、従往古有名之府也。凡六十余町並甍、以来年々繁華而、事物之自由不異京・大坂、真可謂鄙之都地也…」と筆を起こして、岡山を中心とした備前国の繁栄ぶりや物資の流通、各地の物産品・工芸品を紹介した往来。刊本は本文を大字・4行・無訓で記し、巻末に合計8編の「書初・七夕詩歌」を掲げる。自序に記すように『備前往来』の伝本を現状にふさわしく補訂したものという。例えば上記「凡六十余町…」は天保15年写本では「凡五十余町…」と改めるなど、刊本・写本間には小異が少なくない。なお、刊本に先立つ文政10年写本（大字・3行・無訓）が存在するため、撰作年代はそれ以前である。
06地ﾋﾞｾﾞﾝｵｳﾗｲ（3種）★【往来物】47　SE00780