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★塩浜実語教(弘化4年)  【作者】作者不明。弘重喜八郎(防州玖珂(クガ)郡堅ヶ浜新市・中屋浜*現・山口県平生町大字堅ヶ浜)書

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★塩浜実語教(弘化4年)
【判型】大本1冊。縦241粍。
【作者】作者不明。弘重喜八郎(防州玖珂(クガ)郡堅ヶ浜新市・中屋浜*現・山口県平生町大字堅ヶ浜)書。
【年代等】寛政8年以前作。弘化4年1月書。
【備考】分類「往来物」。防州玖珂(クガ)郡堅ヶ浜新市の弘重家で使用された手習本で、同地域の製塩業を扱った地理科ならびに産業科往来として貴重なもの。伝本は稀で、家蔵本のほかに、山口県文書館・福田家文書(宇部市)中に寛政8年の写本があるため、周防国の瀬戸内海沿岸(周防国の東端に近い平生町と西端の宇部市までは90㎞以上)である程度普及したものと思われる。書名の如く『実語教・童子教』の文章形式と文言に似せて綴った漢字五字一句を基本とする合計218句で綴る。「塩高故不貴。以有利為貴。浜肥故不貴。以有実為貴。(塩高きが故に貴からず。利有るを以て貴しとす。浜肥えたるが故に貴からず。実有るを以て貴しとす)」と起筆し、「故末代浜人。先可案此書。是浜儀定始。身終勿忘失。(故(カルガユエ)に末代の浜人。先ず此書を案ずべし。是、浜儀(議)定の始め。身終わるまで忘失すること勿れ)」と結ぶ文章で、製塩業者の生活心得(質素倹約、正直、勤勉・家業出精、謙虚、礼儀等)と、実務上の基本(同業者や他地域の塩浜との関わり、会所や集会での心得、同業組合の掟や議定の遵守、利潤の確保と生産調整、砂や石炭の仕入れ、家業や塩浜の盛衰や塩相場の変動、瀬戸内地方の主要な塩浜と規模等)などを記す。特に、製塩業の栄枯盛衰や相場変動については、一時的な変化に右往左往せずに、ひたすら正直・勤勉・倹約・積善に努め、神仏を敬えと教え、「豊年は悪年の基。悪年は豊年の基」と述べ、好況と不況が表裏であると戒める。
07産シオハマジツゴキョウ(弘化4年)★【往来物】21 SE00807

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