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〈新増〉女諸礼綾錦(天保12年・2種)  【作者】木村繁雄(暁鐘成(あかつきのかねなり))作(上・中巻)。蔀(しとみ)関牛(楊斎・徳風)作(下巻)。蔀関牛・森春渓(有煌)画。積玉圃(河内屋喜兵衛)序

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〈新増〉女諸礼綾錦(天保12年・2種)
【判型】半紙本3巻3冊。収録順に縦226・222粍。
【作者】木村繁雄(暁鐘成(あかつきのかねなり))作(上・中巻)。蔀(しとみ)関牛(楊斎・徳風)作(下巻)。蔀関牛・森春渓(有煌)画。積玉圃(河内屋喜兵衛)序。
【年代等】天保12年12月刊。[大坂]河内屋喜兵衛板。
【備考】分類「往来物」。初刷本のほか後印本(書袋付)を抄録した。本書は、「女諸礼」のみの2冊本と、それに蔀関牛作「女諸通用文章」を加えた3冊本の2種ある(『〈享保以後〉大阪出版書籍目録』に2冊本の記載がある)。寛延4年刊『女諸礼綾錦』を模倣して編んだダイジェスト版で、寛延板『女諸礼綾錦』から巻之三「懐妊の巻」の内容を丸々削除し、その他の記事を本文欄や頭書欄に挿絵を交えて任意に移動させたほか、上巻に巻頭口絵数葉のほか「女子三従の事」「女子平生に心得べき事」「女子の読むべき本」「笛・三絃」等の記事、中巻に「見合の事」(寛政8年刊『嫁入談合柱(後篇)』の模倣)、「(結納)目録書様の事」(寛延3年刊『婚礼仕用罌粟袋』の模倣)等の記事を増補した。ただし、中巻では寛延板巻之二「婚礼之巻拾遺」の大半が削除されるなど、全体として増補された内容よりも削除された内容の方が多い。一方、下巻本文には「初春に遣す文」以下48通の女文(四季・用件・通過儀礼その他吉凶事などの手紙)を載せるほか、頭書に詳細な「女書礼式」を掲げる。これは、寛延板よりも充実しており、類書中で最も詳細な女性書札礼である。『女諸礼集』から寛延板を経て本書に至る改編で見られた方向性は、一言で言えば「武家向けの礼法書」から「庶民向けの教養書」への変化であり、その過程で比重を増していったのは、女子教訓と女子の教養、そのた庶民通用の実用的知識であった。そして、庶民向け礼法書としては寛延板が、また、庶民向けの女性書札礼としては本書がその頂点を極めたと言っても過言ではなかろう。なお、本書の直後に、内容をさらに簡略化した袖珍本の『〈袖玉〉女諸礼綾錦』も出版された。
11女オンナショレイアヤニシキ-シンゾウ(天保12年・2種)【往来物】143 SE01197

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