★長谷川筆の錦（3種）　　【作者】長谷川妙躰（妙貞・筆海子）書

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★長谷川筆の錦（3種）
【判型】特大本1冊。収録順に縦305・323・309粍。
【作者】長谷川妙躰（妙貞・筆海子）書。
【年代等】宝暦2年7月刊。［大阪］村上伊兵衛板。
【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。別本2種も全冊収録。『長谷川筆の錦』は、妙躰最晩年の女筆手本（遺筆か）。他の妙躰の手本に比べて一回り大きいだけに伸び伸びとした筆致で綴る。内容は、「幾千と世万代も相かはらすめてたき御年…」で始まる新年祝儀状を始め、花見同伴を快諾する手紙、寒中に安否を問う手紙など29通の女文を散らし書きで記す。四季折々の手紙が大半で、特に二月堂の薪能、誓願寺の紅梅、清水寺や高台寺の桜、竜田・高雄山の紅葉といった四季の名所を題材にしたものが多い。また、貴人の娘宛ての披露文など脇付を伴う例文もいくつか見える。巻末に『和漢朗詠集』から抄録した詩歌数編を載せる。なお、扉は青色刷りで「長谷川妙貞筆」と大書する。
11女ﾊｾｶﾞﾜﾌﾃﾞﾉﾆｼｷ（3種）★【往来物】141　SE01348