大橋先生池凍帖（3種）　　【作者】大橋重政（長左衛門）書

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大橋先生池凍帖（3種）
【判型】大本1冊。収録順に縦271・271・260粍。
【作者】大橋重政（長左衛門）書。
【年代等】寛文10年10月書。寛延4年5月初刊（［江戸］玄々斎蔵板。前川六左衛門売出）。江戸後期後印（［名古屋］永楽屋東四郎板）。
【備考】分類「往来物」。後印本など同板3種を収録。本書は、冒頭に「池凍東頭風度解、窓梅北面雪対寒」の漢詩文を置くことからの書名で、以下6編の詩歌（『和漢朗詠集』からの抄録）を前半に収録し、後半に「今川了俊対愚息仲秋制詞条々（今川状）」（永享元年系統）を掲げた陰刻手本。いずれも大字・3行・無訓で記し、「今川状」末尾に「寛文庚戌陽月上旬浸書之」の識語を付す。ちなみに、書名が酷似する『池凍帖〈并〉義経含状』の詩歌とはほとんど異なる。また、本書を含め大橋流手本の多くが、まず江戸・前川六左衛門によって上梓され、後に名古屋・永楽屋東四郎によって再刊されたが、これは板木が一括譲渡されたためであろう。
08社ｵｵﾊｼｾﾝｾｲﾁﾄｳｼﾞｮｳ（3種）【往来物】61　SE00892