〈絵本〉究理物語［画本究理物語］（初編）　　【作者】東江楼訳・編

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〈絵本〉究理物語［画本究理物語］（初編）
【判型】中本1冊。縦181粍。
【作者】東江楼訳・編。
【年代等】明治5年10月序・刊。［東京］東江楼蔵板。［東京］大黒屋平吉ほか売出。
【備考】分類「往来物」。天文・地理・究理学を教授する東京下谷の英学教授所を舞台に、英蘭先生、同息子の羅馬（ﾛｳﾏ）、以太利屋魯右衛門（ｲﾀﾘﾔﾛｴﾓﾝ）、同息子の仏郎（ﾌﾂﾛｳ）の4人の対話形式で、究理学の概要を説いた第1回「発端」以下、第2回「雷鳴（ｶﾐﾅﾘ）の事」（以上上巻、以下下巻）、第3回「電信機の事」、第4回「風船の事」、第5回「飃風（ﾂﾑｼﾞｶｾﾞ）及竜巻の事」の5項について説いた絵入りの窮理学入門書。凡例に「此書は、児女子をして面白く物の道理を知らしめんが為め、専ら通俗の語を用ひ、近き目前の事柄より、遠く万物の理に及ぼす。世の児童、茲に意（ｺｺﾛ）を注（ﾂ）け、カチカチ山の泥船、猿蟹の合戦に換へ、はやく知識を開き、真に万物の霊となり玉ひむ」と記す。なお、本書2編以下は未刊か。
09理ｷｭｳﾘﾓﾉｶﾞﾀﾘ（初編）【往来物】31 SE01064