万物名数往来［新撰万物名数往来］（5種）　　

★万物名数往来［新撰万物名数往来］（5種）.pdf

万物名数往来［新撰万物名数往来］（5種）
【判型】中本1冊。収録順に縦183（寛政板、以下文政板）・180・180・179・181粍。
【作者】不明。
【年代等】寛政7年3月初刊。［江戸］蔦屋重三郎板。文政年間再刊。［江戸］森屋治兵衛板。
【備考】分類「往来物」。寛政板1種と文政板4種（刷りの良い順に収録）の5種を収録。享和3年刊『童訓名数往来』のように名数関係の語句を集めた往来で、所載語彙を数の順序に配列した点に特徴がある。「夫、幼稚の時より覚知べきは、物の名数なり。万端に其益有事巨（おおい）なり。先、一は大極有て両儀を生ず。是を陰陽と云。これより四象を成す。一年は三百六十日、一月は三十日…」で始まる文章で、1から10までの名数や度量衡の単位などの語彙を列挙する。頭書に、干支による天候占いである「風雨豊荒占」や「世間安危之説」「悪夢を払う秘符」を掲げ、巻頭に良峯安世（良岑安世）・藤原成範の小伝を載せる。なお、本書は文政年間に江戸・森屋治兵衛によって再刊された。
08社ﾊﾞﾝﾌﾞﾂﾒｲｽｳｵｳﾗｲ（5種）【往来物】64　SE01043