★〈四民必用〉童蒙七書　　【作者】田井尚在（ﾅｵｱﾘ、尚有・星泉斎・梅竜）作・序

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★〈四民必用〉童蒙七書
【判型】大本1冊。縦270粍。
【作者】田井尚在（ﾅｵｱﾘ、尚有・星泉斎・梅竜）作・序。
【年代等】寛延元年11月自序。宝暦10年5月、小宮山昌世（君延甫）序。宝暦10年2月、海野行言（総州野毛村）跋。宝暦11年刊。［江戸？］星泉斎（著者）蔵板。［江戸］前川六左衛門売出。
【備考】分類「往来物」。「改正手習教訓書」「改正江戸往来」「改正商売往来」「今川家訓」「楠公壁書」「改正実語教」「改正童子教」の七書を収録した合本科往来。いずれも流布本の「初登山手習教訓書（手習状）」「江戸往来」「商売往来」「今川状」「楠公壁書」「実語教」「童子教」を部分的に添削・修正した改正版である。本文を大字・6行・所々付訓で記し、頭書に詳細な語注を付す。なお、著者凡例に、収録する七書についての解題と批評（改正理由等）を記す。また、巻末の「童蒙七書附録」に、本書の収録順序が「浅きより深きに至る」という趣旨によるもので、とりわけ最後の「改正実語教」「改正童子教」が和製の『孝経』『小学』とも言うべきものであること、「改正手習教訓書」「改正江戸往来」を含む4書が「四民の児童通用の書」であること、また、「今川家訓」「楠公壁書」が武士子弟向けの書で、「改正商売往来」が商人子弟向けの書であることなどに言及する。
10合ﾄﾞｳﾓｳｼﾁｼｮ-ｼﾐﾝﾋﾂﾖｳ★【往来物】99　SE01107