★女雛形用文章［女ひいながた用文章］　　【作者】橘納軒永康作・序

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★女雛形用文章［女ひいながた用文章］
【判型】大本3巻3冊。縦277粍（中巻入れ本は263粍）。
【作者】橘納軒永康作・序。
【年代等】元禄10年3月自序。元禄10年5月刊。［京都］吉永七郎兵衛ほか板。
【備考】分類「往来物」。上・中巻に女用文章、下巻に染色その他衣装関連を始めとする一種の重宝記「女のもてあつかう重宝」を収録した往来。上巻本文は「正月に遣す文之事」から「あつき時分に遣文・同返事」までの21通を収録する。全文散らし書き（所々付訓）で、四季折々（上巻には春～夏）の手紙の間に、婚礼祝儀状や出産祝儀状をはさむ。中巻は、「庭をつくりかへ、友達へ遣す文」から「歳暮につかわす文・同返事」までの20通で、秋・冬の手紙などを散らし書きにする。書名は、頭書に当時流行の衣装の染模様（雛形）を多く載せていることに由来し、上巻には「松にくまざゝのもやう」など春・夏向きの42例、中巻には「岩にたき（滝）にこひ（鯉）のもやう」など38例を図解する。下巻は、本文欄に「諸色てぞめの事」「おとしものゝ事」「かなづかひの事」「衣装裁ちよう」「草木の異名」「女字づくし」、頭書に「双六手引」を載せる。
11女ｵﾝﾅﾋﾅｶﾞﾀﾖｳﾌﾞﾝｼｮｳ★【往来物】70　SE01246