★御手本（楚原村・二井家）　　

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★御手本（楚原村・二井家）
【判型】大本2冊。縦258粍。
【作者】不明。
【年代等】天保11～12年書。
【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。天保末年に楚原村（現・三重県いなべ市員弁町）・二井家で使用された手習本。第1冊表紙に「庚子夏ヨリ辛丑春マデ」、裏表紙に「楚原村、二井総兵衛四男、同安二郎十歳」、第2冊表紙に「庚子秋ヨリ辛丑冬マデ」、裏表紙に「楚原村、二井家寿二郎十歳」と記すように、ほぼ同じ頃に学んだ2人の子供の手習本。第1冊第12丁裏（本画像14コマ）に天保通宝（裏面）の跡があるので、庚子は天保11年、辛丑は天保12年と判明する。第1冊は「是非短歌」「近村散田（名）」「名頭」「片仮名（イロハ）」「数字・苗字（途中か）」「洛名所尽（都名所尽）」「十干」を載せる。第2冊は「吉書」「七夕」「桑名御城下町尽」「村尽（邑尽）」を収録する。第2冊の表紙に第1冊の内容が含まれるのは、この2冊を1冊に合本した際に表紙が付けられたためかと思われる。
10合ｵﾃﾎﾝ（楚原村・二井家）★【往来物】73 SE01087