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信達名所記  【作者】城屋久太郎書。

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★信達名所記
【判型】中本1冊。縦172粍。
【作者】城屋久太郎書。
【年代等】寛延4年作。慶応2年10月(無神月)書。
【備考】分類「往来物」。『信達名所記』は、熊野参詣の普及によって平安時代から熊野街道(紀州街道)の宿場町として発展した信達(シンダチ)宿、すなわち和泉国信達庄(大阪府泉南市周辺)の名所・旧跡を紹介した往来物。国文学研究資料館DBによれば、寛延4年成立で、宝暦12年の写本(福島県図)が最古本。慶応2年本は、「春来れば、意(ココロ)の駒の狂出て、伊勢や熊野や高野山、宮嶋、金毘羅、京参り、意随方(オノガマニマニ)手綱を延し、奔走(ハシル)は世上(ナベテ)の人心、然共(サレドモ)我等は老の身の、遠き歩行は及ねど、せめて信達之庄内の宮居・御寺(ミテラ)を拝せばやと、足弱連を一両輩誘ひ合せて漸々と朝未明(アサマダキ)に立出ていけば、突出す寺々の寂滅為楽と響くなる鐘の音さゑ氷るてふ厳冬(フユ)の気色にひきかゑて、艸木萌出る花の時、春の最中(モナカ)も早過て…」で始まる七五調の文章で、淡路島や大阪湾の眺望や、西光寺・安楽寺・明覚寺・浄泉寺など信達庄内の寺社や、北野村・市場村などの村名とともに、それらの風趣・故事来歴などを織り込んで綴る。本文後半では、躑躅の名所である愛宕山、四国八十八カ所霊場の林昌寺、男里(オノサト)村・樽井村、蛭子宮、専徳寺・受法寺、八王子大明神などを順々に書き連ねた後、最後を「…脇田の庭共桜花、今を盛りの雲が香ちらちらちらと散行は是ぞ無常を示すなる、南泉寺の入相の鐘に驚き立別れ、我家我家え帰りけり」と結ぶ。
SE01407

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