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白岩状・手習状・物嗅状(宝暦4年) 【作者】鈴木則茂

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白岩状・手習状・物嗅状(宝暦4年)
【判型】大本1冊。縦283粍。
【作者】鈴木則茂(八拾六*86歳の意味か)書。
【年代等】宝暦4年7月書。
【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録。本書は、「白岩状」「手習状」「物嗅状」の三者を収録した手習本。「白岩状(白岩目安)」は、出羽国村山郡白岩郷(山形県西川町・寒河江市等)の惣百姓らが、寛永10年に領主酒井長門守忠重の苛政を幕府に訴えた訴状を手習本とした目安往来物(寛永10年本と、追伸文を増補した寛永12年本系統の2種ある)。最終的に36名の百姓が処刑され収束した「寛永白岩一揆」に対する反体制的な内容で、租税の負担増や不当な賦課を始め領主の非道など一揆の理由を23カ条にわたって記す。『白峯銀山目安』を始めとする類書の成立を促した目安往来物の先駆。「手習状(初登山手習教訓書)」は、寛永19年刊『〈新板〉教訓書〈并〉含状』に始まるもので、江戸初期を中心に数種刊行されている。内容は、手習いの心構えを「合戦と手習、ここをもつて同事か」と武士の合戦に臨む心構えになぞらえ、「文武二道に達せし者、名を天下に揚げ、徳を四海に顕し、才智芸能故、上古末代の名人の聞えあるべし」と結論づけた教訓。成立年代は不明だが、遅くとも室町末期までには編まれていたと考えられる。また、「物嗅状」は、人々に見られる不孝・怠学・贅沢などの悪業を列挙して戒めとした往来。現在のところ寛延元年写本が最古だが、それに次ぐ写本と思われる。底本では「夫、京方見苦事、略語而為聞可申。短気人振、朝狂、朝碁、朝鞠、朝尺八、野山犬数寄、川威、博知(博奕)、双六、身放家。物嗅者之為曲、悪口交之一言謂、長座敷…」と筆を起こして、京都における物臭者の様子を書き綴り、末尾に「是、太閤様御作也」と締め括る。なお、筑波大学蔵の大正11年重写本は、元禄10年3月写本を写した寛政5年2月転写本の写しで、その末尾に「是、太閤様御作也と云々」と付記されており、太閤秀吉に仮託した説が早くから存在したことを窺わせる。
SE01460

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