1/7

〈心相口受〉和合長久の伝受[伝授](2種)  【作者】脇坂義堂作

〈心相口受〉和合長久の伝受[伝授](2種).zip

¥1,000 税込

ダウンロード販売の商品
購入後にDL出来ます (107061919バイト)

〈心相口受〉和合長久の伝受[伝授](2種)
【判型】半紙本1冊。縦223(吉田新兵衛ほか板)・225(刊行者不明)粍。
【作者】脇坂義堂作。
【年代等】享和2年2月作・刊。[京都]脇坂仙治郎・吉田新兵衛板。
【備考】分類「心学」。同板別本も全冊収録した。脇坂義堂の「伝授もの」シリーズの一つで、観相家と相談者との問答形式で夫婦和合を説いた心学書。まず、夫との離縁を覚悟した女性が「夫婦和合の人相」の秘訣を尋ねる相談に対し、観相の翁は、ある国に住む歌人諫度言(いさめたくげん)の話を引く。朝夕喧嘩・口舌が絶えない夫婦に対し諫度言が、互いの悪口(あっこう)・雑言を三十一字(みそひともじ)の和歌に詠むように奨め、それを夫婦に誓わせる。その翌朝から、夫が「あづき餅のやうなつらをばふくらかし 猶やきもちをやくたいもなき」と詠めば、妻が「またしても又あく性をすり鉢の 嬶が顔までみそを付きやるか」と答える和歌の応酬が始まるが、悪口も二、三首で自然と止んでしまう。諫度言は二人を誉め、「明日からは四季の心を込めれば一入(ひとしお)良かろう。和歌の大意は素直な心で、仇をも恩で返す優しい心が大切だ」と諭して夫婦をもてなす。さらに翌日は亭主には下の句に「かんにんするが家の福徳」、女房には「まけてさへいりや其身安心」を付けて詠むように助言する。こうして二人の心が徐々に変化していき、ついには、亭主が「女房は愛する物と知りながら 昼は麁末にせしぞおろかや」と詠めば、女房は「夫にはしたがふ物と知りながら 夜のみとこそ思ひしぞうき」と応えた寓話から夫婦和合の秘訣を諭す。
SE01828

  • お支払い方法について

¥1,000 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品