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町人身体なをし[町人身躰直し](安永6年・2種) 【作者】手島堵庵

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★町人身体なをし[町人身躰直し](安永6年・2種)
【判型】半紙本1冊。収録順に縦230・224粍。
【作者】手島堵庵(信)作・序・跋。
【年代等】安永6年6月刊。[京都]循古堂蔵板。海老屋弥兵衛ほか売出。
【備考】分類「心学」。後印本も全冊収録した。『町人身体なをし』は、宝暦9年自序、安永4年刊『我津衛』を補う続編として著した心学書。序文によれば、木枯らしの吹く晩に、ある老人が語った「世渡りの浮き沈み」など商売の盛衰にまつわる談話をまとめたものという。養父より譲り受けた店を後に10倍以上に大きくしたものの、その後の損失続きで果ては養父から譲り受けた家まで処分しても借金が残った商人や、一代で数千貫目の身上を築いて繁昌したが方々で家や田地を購入して借銭の渕にはまった近江商人の例を紹介しつつ、このような場合の身体の立て直しの心得を、翁の物語として展開する。まず、「農と違い工商は都会生活の中でどうしても利欲に心を奪われやすく、特に商人は利を見込んで売買するため利欲で失敗する者が多い。渡世を再興しようとするなら世の中との和合を第一とすべきで、貪欲を離れて財を散ずれば自ずと民が聚ってくる」と道理を説く。その身体(身代)の立て直しは商家の主人の身持ちにあり、そのために、私心のない善良な師を選んでその教えに従い己の本心を発見すること、そして、私無き善人を見出して登用することが大切で、こうすれば家内全体が善人となると諭す。末尾では、本心を養うには第一に欲を去ることが大切なことを述べるが、ただし、自らの悪徳で破った身代は直せないと戒めて結ぶ。なお、『江戸書目』224頁に「町人身躰直し 全一冊 墨付十五丁/同(安永)六酉八月/堵庵著/京板元 海老や弥兵衛/売出 須原屋茂兵衛」とある。
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