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〈人間一生〉善悪道中獨案内(2種)

★善悪道中獨案内(寛政8年・2種).pdf

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★〈人間一生〉善悪道中獨案内(2種)
【判型】中本1冊。収録順に縦194・194㎜。
【作者】志村天目(天目山人・益之・子謙・青玉園)編・序。竜鱗舎一甫画。
【年代等】寛政8年5月序・刊。[刊行地不明]遷善堂板。
【備考】分類「心学・滑稽本」。同板別本も全冊収録した。既に流布していた『人間一生善悪両道中独案内』を改編したもので、人間の一生を道中に見立てた勧善懲悪の書。巻頭に「性善以字形示」図と性善説を諭した道歌や金言を掲げる。続いて「夫婦山より五常峰をへて、隠居山安楽寺へいたる行程、ならびに名所旧跡、宿々泊々、川々船渡し等、初心の旅人の為にことごと記す。其外、迷ひ安き道すぢ、用心すべき所々は絵図に引合て熟覧あるべし」と冒頭で断り、夫婦山から安楽寺までの道中記風の戯文で、幼児から成人後までの生涯の心得を説く。夫婦山から乳母が石、乳呑井、髪置木、袴木、わんぱく堂、気ままの紅葉、手習橋、元服石、声替り坂と順々に進み、その先の六道の辻で善悪邪正・栄枯浮沈の諸方面に分かれるので「道連れを吟味せよ」と教え、ここから険しい正直坂、孝行山を経て安楽寺に行く本街道に進むべきだが、芸能山、高慢寺、酒宴堂、内損寺・吐血の滝、有頂天坂、心中谷、穴市橋、欠落坂、密夫山などの悪しき道に踏み込みやすいので気を付けよと戒める。この種の戯文は宝暦頃、江戸から流行したもので(後掲『〈善悪〉迷所図会』解題参照)、幕末まで単行本や一枚刷など数多く出版されている。なお巻末に、甲州の俳人・平橋庵敲氷(上矢敲氷)の句と「天目山人著書(心学孝の礎・心学ちよぼくれ・心学教訓歌)」を掲げる。作者・志村天目は手島堵庵に学んだ甲州の心学者・国学者。
SE01752

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