心学道歌集［心学教訓道歌集・〈心学〉道歌集］（曽根守愚・2種）

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★心学道歌集［心学教訓道歌集・〈心学〉道歌集］（曽根守愚・2種）
【判型】半紙本1冊。収録順に縦223・227粍。
【作者】曽根守愚編・跋。柴田綱豊序。
【年代等】天保3年春序。天保3年3月跋・刊。嘉永2年再刊。［江戸］曽根守愚（東都牛込・無学館）蔵板。［江戸］英文蔵（青雲堂）売出。
【備考】分類「心学」。同板2種を収録。曽根守愚編『心学道歌集』は、序文に「今、此教訓道歌は、伺ひ計るに諸道はたゞ悪心をひるがへし、正直に成(なる)を第一とす。…親に孝を尽し、上(うえ)たるを敬ひ、下たるをはごくみ、慈悲心を専(もっぱら)とし、欲悪をいとひ、人をいつくしみなば、いのらずとても神仏に守られて日月の恵みあらん教詠、実(げ)に正直にいひあらはして、児女の躾化(しつけ)にも、卑賤の教戒にも径詞(ちかきことば)すくなからず…」とあるように、童蒙に「孝弟の道」を学ばせるために、曽根氏が長年集録した道歌583首を上梓したもの。冒頭の「業界の道を教ゆる和歌の徳よく弁て善悪を知れ」以下461首を半丁に11首ずつ掲げた後、残りの道歌を「長者山を望む歌」「長者山に望に禁制の歌」「貧に成相(なるそう)の歌」「貧福共に心得べき歌」「老の後心得べき事」「やうじやう（養生）の道に心得べき歌」「友に善悪の歌」「すべて世の中に善悪の歌」「長者と成ても仏道をしらざれば鬼畜にひとし、其心得有べき歌」に分類して掲げる。なお、大島有隣作、天保4年刊『心学道歌集（前編）』とは全くの別内容である。


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