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孝女登勢伝[孝女伝]

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★孝女登勢伝[孝女伝]
【判型】半紙本1冊。縦232粍。【作者】杉本正水作。【年代等】文化5年12月作。文化5年12月、久世友輔序。文化6年5月刊。[伊勢(洞津)]山形屋伝右衛門板。【備考】分類「心学・伝記」。第12丁欠。伊勢国安濃郡(あののこおり)連部村(つらべむら)の孝女・登勢の行状を記した伝記。序文によれば、同村は伊勢国でも極貧の地域であったが、村民が農耕に励み、孝弟を行うことは他地域よりも優れており、「里に仁ある風俗(ならわせ)」であったが、同村の登勢はそれにも増して養父母に孝順を尽くし、学ばずして「義は生より重し」を知る女性であった。北伊勢の阿下喜村(あげきむら)で生まれると同時に山田井村の吉兵衛に引き取られ、さらに六歳で連部村の伝蔵・この夫妻の養女となった登勢の出自や養父母の家の状況、その後、養父母ともに癩病のため体も弱まり渡世も困難な極貧生活を必死で支えた登勢の様子、さらに、病状が悪化した養父母の湯治と祈願を兼ねた熊野詣でと西国巡礼の旅への同行など、見る人の涙を誘うほどの献身的な孝養の有様を紹介する。ついに文化4年、登勢は養父母の看護に専念するため奉公を辞し、翌文化5年6月に役所から奇特な孝行者として褒賞(米20俵の褒美、養父45歳、養母42歳、登勢20歳)されるまでの経緯を記し、最後に「誠に登勢は、実父母(じつおや)の方へ帰る時は相応のくらしもなるべきに、志をたてゝ艱難(かんなん)し、養父母へ仕へし事、類稀なる孝女といひつべし」と述べて擱筆する。
SE01688

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