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〈頭書絵入〉女筆調法記(4巻)

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★〈頭書絵入〉女筆調法記(4巻)
【判型】半紙本1冊。縦225粍。
【作者】居初津奈作・書・画。
【年代等】元禄10年3月刊。[京都]金屋九兵衛・吉田三郎兵衛板。
【備考】分類「往来物」。全6巻中の第4巻のみを袋綴じ展開収録(見開き図再掲)。『〈頭書絵入〉女筆調法記』は、女筆手本(女用文章)に、女性に必要な種々の教養を集めた「女重宝記」の様子を盛り込んだ女性生活百科で、版下本文・挿絵ともに居初津奈による。目録によれば、1・2巻は女用文章で、1巻が「春のはじめにつかはす文」から「病人を見舞に音信にそへてやる文・同返事」までの19通、2巻が「万祝日にをくり物、折紙にそへてやる文」から「年の暮に祝儀にそへてやる文」までの16通。3巻は「読書文字を覚ゆるの重宝」と題して「文の書やうの品々、附たり大和言葉」から「十二月異名の事」までの7項を収録するが、冒頭記事は、元禄3年刊『女書翰初学抄』下巻末の「文のかきやうの指南10ヶ条」のうちの5カ条に多くの書簡用語を増補したものである(この記事は長谷川妙躰書、正徳4年刊『難波津』の「女中文書やう心得の事」と酷似するが、津奈の著作の方が早いため、妙躰はこれを模倣したものである)。4巻は「人の妻と成ての重宝」と題して、「舅姑につかふまつる事」から「一族に能したしむべき事、附たり、仕付の歌」までの12項で、女性の心得全般の記事。5巻は「子をそだつるの重宝」と題して、「子を持べき事、附たり、誕生日の式作法」から「女の物言つゝしむべき事」までの8項で、冒頭で、胎教から20歳頃までの年代別教育論を展開した後、「惣じて子をそだつる心入の事」では天和3年序、享保14年刊『女家訓』中巻「教子」とほぼ同文を載せており、その関連が注目される。6巻は「宮づかへの重宝」と題して、「万奉公の心持の事」から「万たしなむべき事」までの10項で、女性の礼法や心懸けについて述べる。各巻とも本文に数葉の挿絵と頭書を載せ、初学者向けの丁寧な記述を心懸けている。

SE01527

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