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袖珍心学箴

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★袖珍心学箴
【判型】半紙本1冊(2巻合1冊カ)。縦238粍。
【作者】谷川物外作。竜鼻山人(月歩居士)序。依藤佑八跋。
【年代等】寛政6年9月作。寛政7年8月序。寛政10年11月跋・刊。[丹波国氷上郡]依藤佑八板。
【備考】分類「心学」。依藤佑八が寛政9年8月に但馬城之崎温泉逗留中に本書を知り、作者の許しを得て己の「懐中鏡」として筆記した写本を自ら上梓し、舎中(広胖舎か)関係者に配布した心学書。冒頭に、「●●(きょえん)は五十にして四十九年の非を知る」(『淮南子』原道訓)から「独立影に慚(は)じず」(『晏子春秋』外編第八)までの5つの金言を略注とともに掲げ、作者が心学を志した動機や寛政6年8月までに地域の男女約2600人が「本心発明」したことなどに触れ、会輔の心得として五倫を学ぶ基本である「学・問・思・弁(学んで能(よ)くせざれば措(お)かず、問うて知らざれば措かず、思うて得ざれば措かず、弁えて明らかにせずんば措かず)」や、都講・輔仁司(ほじんし)・会友司(かいゆうし)の心得を説く。ただし本文の大半は、中国の孝子・聖賢等の逸話によって忠孝・五倫を諭す内容で、最後に「故石・手(石田梅岩・手島堵庵)両先生」に対する報恩としての実践を呼びかける。また最終丁に、会輔中の浮説・雑談や仲間の粗相・不調法の嘲笑を禁じ、座付きや座席の譲り合いの心得を述べた「覚」3カ条を掲げる。唯一の現存本には原題簽に「袖珍心学箴 乾」と印刷するが、「坤」巻の存在は不明。なお、出版経緯に出てくる「舎中」とは、寛政9年頃設立し天保5年に廃絶した広胖舎であろう。

SE01710

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