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渡世肝要記二編[肝要記二編](2種)

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★渡世肝要記二編[肝要記二編](2種)
【判型】半紙本2巻2冊。収録順に縦220・220粍。
【作者】桃花山人作・序(本文中で「予、今年廿六才なり」と明記)。
【年代等】天保8年夏刊。[名古屋]永楽屋東四郎板。
【備考】分類「心学」。同板別本も抄録した。『渡世肝要記二編』は、見返に「士農工商世渡り日用の心得を童子に至るまでも諭し易きように著し、道を守り教えに随い、家内に和順して身を立て、家を斉え、子孫繁栄の基を定むる捷径の教訓、有益のことのみを載せるなり」とあるが、これは板元の広告文。全編一つ書きの内容は系統だったものではなく、思いつくままに折々の随感を認めたという体裁である。上巻巻頭に3丁半にわたって、天の道に率うことや天に背くことについての記事を挿絵とともに掲げ、続く本文で、人からの聞き伝えをいつも控えめに話したという郡令宣道の例を紹介しながら、他人の言葉と己の発言に慎重であるべきことを諭したうえ、耳に入りやすい「愚朦の名言」として100カ条を列記する。内容は商売渡世に限定されるものではなく、庶民社会における処世訓全般に及ぶもので、広い意味での生活心得集である。ただし「恩を報ぜんと思うべからず」の注に「愚夫の一見識なり」とあるように随所に作者自身の私見や体験を交えており、その点が個性的な教訓書でもある。例えば、下巻第1丁裏に「吝きというは全く其の分限を弁え、己が分限よりも詰まることなり。思慮深きことにてよろしかるべし…」とあるのは、一般的な「吝嗇」の説明とは異なり独特である。なお、本書巻末広告に『渡世肝要記三編』の広告文を掲げるが、三編は未刊。

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