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都鄙問答(明和板・4冊本)

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都鄙問答(明和板・4冊本)
【判型】大本4巻4冊。縦266粍。
【作者】石田梅岩(勘平)作。
【年代等】元文4年7月初刊。明和5年春再刊。[京都]小川新兵衛・小川源兵衛板。
【備考】分類「心学」。袋綴じ展開収録。『都鄙問答』明和5年再刊、4冊本。『都鄙問答』は、梅岩最初の著作で、かつ、石門心学の根本原理を説いた心学者の聖典。梅岩が京都で教化活動を開始して以来10年間の講義記録を整理した草稿本を、元文3年5月初旬に5人の高弟(斉藤全門・小森由正・木村重光ら)とともに但馬城崎温泉に籠もって推敲を重ね、翌4年7月に刊行(この間の校訂で初期草稿本にあった「田舎問答」の書名が改められ、巻構成にも変更が加えられた)。完成した刊本は全4巻16段構成で、書名の通りいずれも問答形式で綴られている。巻之一は「都鄙問答ノ段」「孝ノ道ヲ問ノ段」「武士ノ道ヲ問ノ段」「商人ノ道ヲ問ノ段」「播州ノ人、学問ノ事ヲ問ノ段」の5段で、冒頭の「都鄙問答ノ段」では天道と人道の関係を端的に示し「性ヲ知ルハ学問ノ綱領ナリ」と説き、『遺書講義』『道二翁道話』等の心学書にしばしば取り上げられ尊重された。そのほか、愛と敬に基づく孝道、下臣として忠義を尽くす武士の道、天下の財を惜しみ通用させる商人の道、聖人の心を学ぶ学問の道などを説く。巻之二は「鬼神ヲ遠ト云事ヲ問ノ段」「禅僧俗家ノ殺生ヲ譏ノ段」「或人、親ヘ仕ノ事ヲ問ノ段」「或学者、商人ノ学問ヲ譏ノ段」の4段で、神を拝む人の誠、天理を踏まえた殺生の考え方、志を養う孝行や職分・短気、天理を知る学問、商人の売利が武士の禄と等しいことなどを説く。巻之三は「性理問答ノ段」の一段で、心を尽くして性を知り天を知ることや「人ハ全体一箇ノ小天地ナリ」という世界観を哲学的に詳述した梅岩思想の中核。巻之四は「学者行状心得難キヲ問ノ段」「浄土宗ノ僧念仏勧ノ段」「或人、神詣ヲ問ノ段」「医ノ志ヲ問ノ段」「或人、主人行状ノ是非ヲ問ノ段」「或人、天地開闢ノ説ヲ譏ノ段」の6段で、徳行の伴わない文字(もんじ)芸者の学と聖人の学との違い、宗論の無意味さ、親の心にかなうべきこと、医者として己の命を惜しむ心で病人を愛すべきこと、理想的な主人の在り方、万人の一身に具(そな)わる天地開闢の理について述べる。
SE01791

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