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売卜先生安楽伝受[売卜先生安楽伝授](2種)

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売卜先生安楽伝受[売卜先生安楽伝授](2種)
【判型】半紙本3巻3冊。収録順に縦227・225粍。
【作者】脇阪義堂(矩道・弘道)作。
【年代等】寛政8年春初刊([大阪]以徳舎蔵板、吉文字屋市左衛門ほか売出)。寛政10年春再刊。[大阪]以徳舎蔵板、吉文字屋市左衛門ほか売出。
【備考】分類「心学」。寛政10年板で全冊収録し、寛政8年板も抄録した。『売卜先生安楽伝受』は、鎌田一窓作『売卜先生糠俵』の趣向を模した道話で、「諸人安楽伝授所(でんじゆどころ)」の看板を掲げた売卜先生が次々と訪れる相談者に助言する。例えば、己の意のままの世界を望むチョンガレ坊主には殺さんばかりに首を絞めて身勝手な世界の様相を痛感させ、知足が安楽世界の近道であることを教え、「安楽の伝授といふも外ならず たゞ足る事を知る迄の事」の道歌で結ぶ。また、貧乏に喘ぐ町人には、馴染み客の前で放屁した遊女がそれを偽りごまかした逸話を引いて貧乏人が貧乏を隠す愚かさや「損を懸(かけ)ぬが商人第一の本手(もとで)」であること、逼塞生活による再起や再起後の貧乏予防心得等を縷々諭し、「有(あり)ていにするが安楽伝授にて かくすにまさる苦しみもなし」の道歌で締め括る。以下、同様の問答形式で知足安分・家業出精・堪忍等により安らかな人生の秘訣を諭す。なお、扉に「此草紙は、貴賤・老若・貧福盛衰の人々の心労・苦痛をたすけ、あんらくに世をわたるのこゝろゑを、おもしろおかしくおしへさとせり」とあり、また、『あつめ草』2篇7巻末広告には「此本は、世の人、名聞・利よく・色よく、又は身体不如意・こんきう難渋にて心をくるしめ、又はかんしやう・短気・かんしやく、胸をこがし、くるしむもの多し。其心労・くろうすくひて大あんらくに世をわたる伝受を、おもしろくさとせり」とある。さらに『江戸出版書目』309頁に「売卜先生安楽伝授、全三冊、墨付五十六丁/同(寛政)八辰春/義堂著/板元、八文字屋仙次郎/売出、す原屋平助」と記す。

SE01798

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