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見通卜筮〉売卜先生糠俵(前・後編*2種)

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〈見通卜筮〉売卜先生糠俵(前・後編*2種)
【判型】半紙本前後2編3巻3冊。縦224粍。
【作者】虚白斎(鎌田一窓)作・序。手島堵庵跋。
【年代等】前編:安永6年5月自序、同年6月刊。[京都]炭屋勘兵衛ほか板。後編:安永7年1月序・初刊。寛政7年1月再刊。[京都]滄浪舎蔵板カ。
【備考】分類「心学」。書袋を冒頭に掲げた。なお、別本の初編を抄録したほか、別本の後編は異板のため全冊収録した。本書は売卜先生と相談者との問答形式で綴った道話。前編は、冒頭は縁組の相談に来た女との問答で、親の安堵する縁組は娘の不機嫌、娘の好む縁組は親の気遣いの道理を説き、尽くしても尽くし足りないのが女の孝行であり、親の意見に従うのがせめてもの孝行と諭される。以下、商売替え、定命(じょうみょう)、夢見、生きる楽しみ、借金逃れの駆け落ち、孝行の見返り、紛失した金と猜疑心、鳥目一銭で百病に効く薬、提物(さげもの)の紛失場所、仮の物、珍しき道具(腰の物)、金子(かね)の生る樹の作り方、酒の損益、一文不知の孝行、泰平の世の世渡り、短気と後悔、姑との応対、願掛け、安産と難産、命を縮める宝、弟との義絶、朋友との争い等の道話を展開する。本文中に挿絵三葉を掲げる。後編は、。売卜先生が夢中で蛙や小虫達に「常の道」を説く話から始まり、蟹・田螺・守宮(いもり)・蚯蚓(みみず)・水虫との問答を経て目が覚めると、今度は逼塞で宿替えを迫られた商人に「貧乏を突き出す」ことを諭す。次に、旅立ちの吉日を尋ねた相談者には何事も父母の仰せに任せる志を賞賛し、また、伜を忘れんとする相談者には孝女豊の逸話を交え、忘れて良い事と悪い事を教える。以下、同様の問答で、父親の教育と子供の家職、不実商売、択友、欲と邪路を避ける学問の力(以上、上巻)、学問の第一は我が心の全体を吟味すること、子供に対して甘い毒(姑息の愛)をやめ苦い薬を施すこと、親心を忘れず何事も親の心に任せること、この世が万事不思議なこと、療治と渡世(渡世目的の療治ではなく、療治目的の渡世)、道を知ること、苦にならぬ事を苦にすること、主君の恩と奉公、人は一個の小天地、人の心などについて説き、最後に、再び学問の力に言及して締め括る。本文中に挿絵5葉を掲げる。
SE01799

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