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あつめ草・9篇(心相問答・義堂夜話第一篇)

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★あつめ草・9篇(心相問答・義堂夜話第一篇)
【判型】半紙本2巻2冊。縦225粍。
【作者】脇阪義堂(矩道・弘道)作。
【年代等】文化6年春刊。[京都]脇坂仙治良(八文字屋仙次郎)板。
【備考】分類「心学」。『あつめ草』9篇の9-10巻。所収の『心相問答[義堂夜話第一篇]』は、ある翁が無可有(ムカユウ)の郷(サト)に住む二百歳もの長寿を保ち子孫繁栄・富貴限りない「福禄寿安」を訪ねて種々問答を繰り広げる趣向で、「心相」すなわち心の在り方を諭した心学書。万里を越えてこの郷に入り、そのほとりの家で福禄寿安の様子を訪ねると、彼家には先祖伝来の奇妙・奇術である「五せまい経」と「七せい陀羅尼」があり、この2巻を主や妻子を始め家来まで時々刻々常に怠らず唱えてきた。これらの伝授を願う者は多いが、主は「教え伝えても汝等は所詮守ることができない。伝えて守らざれば天罰を得てかえって身を害す」と断り、一子相伝を堅持してきたという。やがて、福禄寿安と対面した翁は、完全無欠の福相に大いに賞嘆するが、福禄寿安は、翁が人相・骨格の一方を知って神相・心貌を十分理解していないことを指摘し、「心よく相を生ず。相は心に随って生ず。…心の外に相は無いことを知るがよい」と助言する。以下、このような問答を通じて、生まれ付きの人相が良くても心掛け(心相)が悪ければたちまち貧相・悪相となり、生まれ付きの貴も福も失うこと、人相の中心は心相でありこの心相に人相の骨格・血色が従うこと、人相形貌は我が一代だが心相は子孫代々に及ぶことなどを説く。さらに、福禄寿の「福」は倹約、「禄」は勤め、「寿」は養生が本質であること、人間は神儒仏の教えを尊び信じ、余力があれば学問して身を慎み、良き人から心相を良くする教えを聞いて、災難・悪事を免れ福禄寿にいたることなどを諭し、上巻末尾に心相社中の心得2カ条を掲げる。下巻は女性の相に関する問答から始まり、「外面似菩薩(ゲメンジモサツ)、内心如夜叉(ナイシンニョヤシャ)」にも触れるが、心の角は男女ともにあることを指摘する。また、日本から三百里も離れたマケイル国から嫁いできた嫁の言葉が分からないことを幸いに、悪口・雑言を日夜繰り返す鬼姑を一言で黙らせる言葉として「ハイ、ハイ、有難し」を教わった嫁がそれを実践するうちに、鬼姑も改心し家内睦まじく暮らした寓話から、人の悪しきは我が悪しきことを諭す。そのほか種々述べた後で、最後に、「神儒仏を尊み、万実意を大事とせい」以下の「七せい経(陀羅尼)」と、「無理せまい、よくせまい」以下の「五せまい陀羅尼(経)」を説いて締め括る。
SE01639

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