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湖山心得書[心得書]

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★湖山心得書[心得書]
【判型】半紙本1冊。縦224粍。【作者】大口知常(トモツネ、湖山)作・序。鎌田俊迪(トシミチ)序。東時記(トキノリ)跋。【年代等】文化14年冬作・跋。文政元年11月序。同年冬自序・刊。[湖東幡山]汎愛舎蔵板。[京都]吉田新兵衛売出。【備考】分類「心学」。鎌田氏序文に、本書が大口湖山が子弟に授けた「家則数十条」であることを示すが、それに続く「湖山心得書趣意」によれば、湖山自身が「道は性に率ふの外なきこと」を長年探求し続けてきたが十分に悟ることができないと述べ、ましてや門人には困難なことから、「身を保ち家を安んずる」ための実践行として以下の条目を授けたことに言及する。本文は全13カ条と後文からなり、まず第1条の「一、御公儀様より被仰出候(おおせいだされそうろう)御法度之義は少分の事たりとも、急度(きっと)相守(あいまもり)、聊(いささか)も背かざるやうに、常に相心得申べき事」で公儀・法令遵守から始まり、第2条で神明を尊び儒仏の教え基づき直道(じきどう)(素直なる道)を守ること、第3条で親孝行、第4条で子供を善人に育てる親の義務、第5条で主人に陰日向なく仕える奉公人の義務、第6条で奉公人を憐れみ、教育指導すべき主人の義務、第7条で夫を大切にし舅姑への孝養を尽くす妻の義務、第8条で妻を憐れみ妻と和合し、不義によって妻の嫉妬を招かぬ夫の義務、第9条で兄を親の如く敬い、相和らぎ親しむ弟の義務、第10条で弟を憐れみ、わが子よりも一入大切に育てるべき兄の義務、第11条で善悪の友を選ぶなど朋友の交わりの心得、第12条で親類との和睦や出入りの者への憐愍(れんびん)や家業出精等、第13条で町内の役人・老人・善人等への礼儀についての条々を掲げる。続く後文で、以上の事柄を良く守る者こそ人の名に値する「御国重宝の人」であるとし、御法度を軽んずる人や親不孝の子供、子供を溺愛して正しく教育しない親など以上の条々に反する悪人の例を列挙する。さらに「附言」として、他人に対する礼譲や人々の偏性(性癖)について述べ、本書を毎朝一度ずつ読んで礼譲を守れば幸福に恵まれ修身斉家や子孫長久の基になるだろうと諭す。
SE01696

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