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女筆手本(異板4種)

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★女筆手本(異板4種)
【判型】大本2巻2冊または2巻合1冊。収録順に縦266・260・258・270粍。
【作者】不明。
【年代等】寛文2年刊(刊行者不明)。江戸前期刊(刊行者不明)。江戸中期(享保17年以前)刊(刊行者不明)。宝永元年1月刊([京都]和泉屋茂兵衛板)。
【備考】分類「往来物」。いずれも、江戸前期(万治頃)『〈新板〉女手本〈かはり〉』2巻2冊の増補・改編本。同書は、類書中現存最古と思われるが、題簽に「かはり」と付記する点で、先行書の存在も否定できない。同書は全2巻からなる、筆者不明の散らし書き女筆手本で、上巻に「新年祝儀状」から「久しぶりの友人からの手紙と菓子折の礼状」までの6通、下巻に「上巳(桃)の節供祝儀状」から「京都・東福寺の通天の紅葉見物誘引状」までの7通の合計13通を収録する。以下、4本を全冊、袋綴じ展開収録した。
●A=寛文2年「女筆手本(仮称)」2巻2冊
 江戸前期(万治頃か)刊『〈新板〉女手本〈かはり〉』2巻2冊の増補版。寛文板の現存本は下巻のみだが、同系統の増補版である江戸前期刊『〈新板〉女筆手本』2巻2冊や江戸中期(享保17年以前)刊『女筆手本(仮称)』2巻合1冊から、寛文板の上巻は、「新年祝儀状」以下8通(すなわち『〈新板〉女手本〈かはり〉』に2通増補)と思われる。また、下巻は「上巳(桃)の節供祝儀状」から「京都・東福寺の通天の紅葉見物誘引状」までの7通に「今朝の初雪の様子を尋ね、今晩の催し物に招く文」から「歳暮祝儀状」までの3通を増補したもので、合計18通程の散らし書き女筆手本である。
●B=江戸前期「〈新板〉女筆手本」2巻2冊
 江戸前期(万治頃か)刊『〈新板〉女手本〈かはり〉』2巻2冊の増補版だが、寛文2年板の上巻から「男子出産を祝う文」の1通、下巻から「姫君(友人の娘)婚礼祝儀状」の1通を割愛したもの。その結果、上巻に「新年祝儀状」から「昨晩の訪問時の歓待に対する礼状」までの7通、下巻に「上巳(桃)の節供祝儀状」から「歳暮祝儀状」までの9通、合計16通を収録。
●C=江戸中期(享保17年以前)「女筆手本(仮称)」2巻合1冊
 江戸前期(万治頃か)刊『〈新板〉女手本〈かはり〉』2巻2冊の増補版だが、寛文2年板の下巻から「姫君(友人の娘)婚礼祝儀状」の1通を割愛したもので、上巻8通、下巻9通の合計17通を収録。また、巻頭口絵に石山寺における紫式部の『源氏物語』執筆や近江八景をあしらった挿絵など2葉を掲げる。
●D=宝永元年([京都]和泉屋茂兵衛板)「女筆手本(仮称)」2巻2冊
 江戸前期(万治頃か)刊『〈新板〉女手本〈かはり〉』2巻2冊の増補版だが、上下巻の書状を複雑に入れ替えたもので、現存する上巻には、先行書の上巻の書状から5通、下巻から2通を抜粋して順序を大幅に組み替えてある。本書目次によれば、上巻に「はやざきの梅花おくる文」から「物をもらいて礼やる文」までの7通、下巻に「ほとゝぎすの初音聞てやる文」から「さん(産)所え祝ひにやるふみ」までの10通の合計17通を収録。巻頭に書状を書く女性と側に控える女性を描いた縁側風景図を掲げる。

SE01528

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