女教万宝全書東鏡

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女教万宝全書東鏡
【判型】大本1冊。縦256粍。
【作者】不明。
【年代等】天保4年春刊。［江戸］須原屋伊八ほか板。
【備考】分類「百人一首」。袋綴じ展開収録（見開き図再掲）。『女教万宝全書東鏡』は、「百人一首（三階板）」「女今川」「女手習状」「女用文章」からなる往来物。具体的には、天保4年刊の『女用文章往かひ振（婦宝文庫）』に「百人一首」等を合本したもので、『女用文章往かひ振（婦宝文庫）』は、本文「年中用文章」に種々の付録記事を盛り込んだ大部な女用文章。「年中用文章」は四季折々の贈答・挨拶状を主とする女子消息例文で、「年始の文」から「歳暮のふみ」までの29通を6行・付訓の並べ書きで記す。冒頭部に数行折り返して書く返書（追伸文）を伴う例文も多い。このほか、20丁以上に及ぶ前付にも、貴人への新年祝儀披露状を始めとする散らし書き四季消息13通を収録し、読法を丸付き数字で示す。巻頭に「能書絶妙の図」「清少納言の奇才」「三十六歌仙絵抄」「婦女五徳之略解」「御厨子・黒棚錺様式法」「婦人可見之書物」等、頭書に「伊呂波文字のおこり」「教訓伊呂波歌対画」「扇・団に物書法」「倭語来由并仮名遣法」「婦人通用文字尽」「女日用製服の心得」「長生不老養生の事」「源氏目録文字くさり」「女文江都名所往来」「女中諸病妙薬箱」「御所洗粉の方」「懐胎養生指南」「万食物くひ合の事」、さらに巻末に「年中文の詞種」「香道初心抄」「銘香名寄文字くさり」等を収録する。
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