百人一首（2段組・菊屋鉄五郎板）

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百人一首（2段組・菊屋鉄五郎板）
【判型】中本1冊。縦177粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。［江戸］菊屋鉄五郎板（板元名は同板別本による）。
【備考】分類「百人一首」。天智天皇から順徳院に至る100人の代表歌100首を集めたアンソロジー。所収歌101首中97首が『百人一首』と共通する『百人秀歌』はその草稿本とされる。江戸中期以降は、女子用往来と合本したものや共通する記事を収録したものが1200種以上刊行され、ほとんど往来物として扱われた百人一首が刊本の主流となった。底本は、レイアウトが独特で、百人一首本文を二段組みにし、その余白に頭書に相当する記事（「源氏物語引歌香図」「三光和歌」「十二月和歌」「六歌仙詠歌」「近江八景和歌」「三夕和歌」「七小町和歌」「七賢女和歌」）を挿む。また、表紙見返しに「六玉川和歌集」を、前付に「和歌三神」「紫式部『源氏物語』を作る図」を掲げる。

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