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女つれづれ色紙染[女徒然錦文庫](2種)

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★女つれづれ色紙染[女徒然錦文庫](2種)
【判型】大本1冊。収録順に縦263・258粍。
【作者】中村栄成(甚之丞・甚丞)原作・書。
【年代等】享保6年1月刊([大阪]大野木市兵衛板)。嘉永4年2月補刻([大阪]河内屋源七郎板)。
【備考】分類「往来物」。袋綴じ展開収録(見開き図再掲)。また、汚損箇所数カ所を別本で補った。『女つれづれ色紙染』は、元禄6年刊『女筆四季文章[女筆四季往来]』(中村甚之丞作)の改題本。本文を大字・5行・所々付訓で記す。『女筆四季文章』は、万治2年以前刊『女庭訓』や延宝6年刊『四季仮名往来』と同様に、四季・花鳥風月の推移や年中行事のあらましを記した往来。全文を大字・5行・付訓の並べ書きで綴る。各月往復24通(上巻1~4月、中巻5~8月、下巻9~12月)の女文で、五節句その他の年中行事故実、四季の風趣などを紹介する。それぞれの月に即した自然の景趣、儀式行事を主題とし、京都の貴族女性が身につけるべき伝統的教養としての影響が顕著である。また、内容の一部に『女庭訓』の影響が認められる。『女庭訓』よりも簡単な記述だが、年中行事故実等についての詳しい説明と図解を頭書に掲げる。この挿絵は貴族風俗を基調とするが、近世風俗に基づくものも含む。底本がこの『女筆四季文章』と異なる点は、(1)本文冒頭の首題『四季往来(上)』を『女つれづれ』に改刻し、中・下巻の首題を削除した結果生じた空白を埋めるために上巻最終丁裏の末尾「四月八日」に続けて「白たえ/桃の井殿」の2行、中巻最終丁裏の末尾「八月朔日」に続けて「梅かへ/いさよひ様」の2行を埋め木した点、また、(2)もと3巻3冊本を合わせて1冊としたのに伴い、各巻毎の丁付けを全巻通しに改刻した点、(3)冒頭1丁表に梅の図1葉を掲げた関係で、その部分の頭注を第1丁裏に移動させた点(そのため同丁の挿絵1葉を削除)、(4)本文末尾(刊記部分)は全面的改刻となり、中村甚之丞の跋文と頭注(「神馬藻(ほだわら)」)を削除し、本文末尾「十二月廿五日」の後に「初花との、参る」の1行と「享保六年」云々の刊記を追加し、頭書に「女中文の封じ様の次第」を掲げた点である。以上の微細な点を除いて本文には全く変わりがなく、むしろ序文1丁に替えて増補した前付7丁が大きな変化で、そこには「諸国名所(和歌浦名所ほか八景」「女中風俗」「歌よみやう」「連歌の仕やう」「俳諧の仕やう」「狂歌づくし」「女中しつけ方」「女中諸げい図式」「小笠原折形」「台のつみ物」などの記事を収録する。なお、嘉永4年板『女徒然錦文庫』は前付を大幅に改めた改題本だが、元禄6年刊『女筆四季文章』の序文を残すなど、元禄板の名残が享保板よりも多く残っており、そのうえ底本では、本文冒頭に改題前の第1丁と改題・改刻後の第1丁を重複して合綴する点が注目される。
SE01494

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