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〈出世早合点〉商人軍配記[世渡軍配団]

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〈出世早合点〉商人軍配記[世渡軍配団]
【判型】大本5巻5冊。縦256粍。
【作者】江島其碩作。川嶋信清(叙清ノブキヨ)画。
【年代等】文化15年(文政元年)2月、江陵山人序。文政7年2月補刻・刊。[大阪]秋田屋太右衛門ほか板。
【備考】分類「浮世草子」。正徳2年刊『商人軍配団(アキンドグンバイウチワ)』([京都]江島屋市郎左衛門板)改題本。京都島原の揚屋の紙屑籠から飛び出した白玉、実は貧乏の神司と、大宮通りの俄分限の米屋の算盤玉が固まった黒玉、実は福神の重手代(オモテダイ)が行き先を相談するのを発端(巻1の1)に、最後に勤倹の家から貧乏神が逃れ去ること(巻5の3)で首尾照応させて、この間に貧福にまつわる13章をおく。各章独立の短編であるが、2章連続のものが2話ある。その特徴は、①対照的な人物やケースを関連または葛藤として取り上げていること、②巻3の1の借金をめぐる話のように、技巧に偏し趣向重視の姿勢が見られること、③巻3の2の家運の傾いた男が儒医の教訓に発奮成功する話のように、談理・教訓的姿勢が見られることなどであるが、西鶴の町人物に比べ、構成の整正という点で優るが、現実感がそれだけ乏しいのが欠点。発端・末尾の趣向は『けいせい色三味線』の二番煎じである(「日本古典文学大辞典」参照)。SE01841

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